未来計画研究社

未来計画研究社は、やまなしから、自分らしく「暮らす働く」を発信することを通じて、人と人…

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未来計画研究社は、やまなしから、自分らしく「暮らす働く」を発信することを通じて、人と人とをつなぐ新たな学びのコミュニティです。

マガジン

  • 地方創生Miraiサロン

    地方創生Miraiサロンは、地方創生に関する様々なテーマを中心に、それに関わる「当事者」にお越しいただき、お話を伺いながらその想いに共感することを通じて、問題をより深く掘り下げる対話の場です。

最近の記事

山梨で暮らす:大野拓己さん(農家、2016年に笛吹市に移住)にお話を伺いました(その2)

前回からの続き ここで、今回のテーマである「暮らし」について伺った。農家というと一軒家をイメージしがちであるが、大野さんは笛吹市の市営住宅にお住まいである。通常、農機具置き場や作業場所などの確保が必要となるが、宮川さんの畑を引き継ぐことで、大野さん自身として持つ必要がなかった。このことも、通常の新規就農のイメージとは大きく異なる点である。集合住宅にお住まいということもあり、地域とのつながりは、東京の頃と「大きく変わっていない」という。市営住宅には自治組織となる「組」があるが

    • 山梨で暮らす:大野拓己さん(農家、2016年に笛吹市に移住)にお話を伺いました(その1)

      11月8日(金)に開催された地方創生Miraiサロン。暮らす・働く・つながるをテーマにしたサロンも2周目に入り、最初の「山梨で暮らす」のテーマに戻ってきました。 今回のゲストは、東京から笛吹市に農家として移住された大野拓己さん。今回は、大野さんの移住前から今日に至るまでの経緯を、そのときの幸福感や充実度などを0~10の11段階で可視化しながら、お話を伺っていきました。 大学卒業後、東京で広告営業などの仕事に携わっていましたが、大野さんご自身は、東京の生活に大きな不満がある

      • つながりを創る:南アルプス市市民活動センターコーディネーター新津幸さん(2)

        (前回から続く) 地域づくりは人づくりからはじまる。その想いから、当時の市民活動センター長であった保坂久さんが企画した通年のワークショップ「南アルプスWAKAMONO大学」。新津さんもそこに参加したことで、さらに様々な人たちとのつながりが深まっていったという。そして、活動拠点となっていた「南アルプス市市民活動センター」も、無料でコピーができたり部屋が借りられるというハード主体の場から、誰かに出会える、相談ができる場へとシフトしていった頃でもあった。 しかし、約1年かけて開

        • つながりを創る:南アルプス市市民活動センターコーディネーター新津幸さん(1)

          10月18日(金)に開催された第3回の地方創生Miraiサロン。今回は「つながりを創る」をテーマに、現在、南アルプス市市民活動センターのコーディネーターをはじめ、様々な地域活動に携わっている新津幸さんをゲストにお招きしました。 息子2人娘1人の子ども達の写真からスタート。10代で結婚出産し、まだまだ自分自身が遊びたい年代に子育てを経験した。今から20年ほど前、子育てのお母さんと言えば家事をやって子どもの面倒を見るのが当たり前、子どもを預けておしゃれをして遊びに行くなどもって

        山梨で暮らす:大野拓己さん(農家、2016年に笛吹市に移住)にお話を伺いました(その2)

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        • 地方創生Miraiサロン
          8本

        記事

          鈴木啓太さん(フリーランスWEBプロデューサー)にお話を伺いました(その2)。

          (前回から続く) ここ数年で、鈴木さんの働き方はどのように変化してきたのか? 3年前の2016年は、売上ベースで約2/3の東京案件であったのに対して、今年度は実に85%が東京と長野のプロジェクトとなるまで仕事を拡大してきた。 山梨はまだ分かるが、なぜ長野なのか? 現在鈴木さんは、甲府市上石田にある「studio pellet」のシェアオフィスを仕事の拠点としている。甲府市でのプロジェクトが増える中で、これまでクライアント先や喫茶店などで打合せをしていたが、拠点がある方が便

          鈴木啓太さん(フリーランスWEBプロデューサー)にお話を伺いました(その2)。

          鈴木啓太さん(フリーランスWEBプロデューサー)にお話を伺いました(その1)。

          9月27日(金)は、第2回目となる地方創生Miraiサロンを開催。 今回は、「自分らしく働く」をテーマに、フリーランスのWEBプロデューサー&ディレクターである鈴木 啓太さんをお招きしました。実に多くの気づきを頂く本当に楽しいひとときでした。 今回お話を伺うにあたり、私の中で一つの大きな関心を持っていました。それは、いかに予定調和の人生を想定外のものにしていくのか、ということでした。 短大卒業後、コンサート音響の会社に勤め、全国各地でコンサートの会場の設営を行ってきた。

          鈴木啓太さん(フリーランスWEBプロデューサー)にお話を伺いました(その1)。

          地方創生Miraiサロンとは、

          今年度で、5年間の第1期「まちひとしごと創生総合戦略」が終了します。ここ1カ月くらい、各自治体を訪問し担当者にこれまでの取組についてお話を伺う中で、事業を広げすぎたことで焦点が定まらなかった、移住定住の取組成果が思うように上がらなかった、また、目立った取組ができず、当初の目標を達成することができなかったなどといった声が数多く聞かれました。本来、一人ひとりが生き生きと暮らし働くことのできる地域づくりを目指す一方で、KPI(主要業績評価指標)が先行し、本来向き合うべき人の営みに十

          地方創生Miraiサロンとは、

          倉田 貴根さん(元・やまなし暮らし支援センター相談員)にお話を伺いました。

          9月20日(金)は、今年度第1回目の地方創生Miraiサロン。 やまなし暮らし支援センターの倉田貴根さんにお越し頂き、ファシリテーターとして、これまでの取組や移住定住支援への想いをお話し頂きました。お話し頂いた内容については、改めてきちんとご報告したいと思いますが、まずは個人的な感想。 今回のサロンの冒頭で、その前日に参加したWSで学んだ、「私たちが世界を創っている」という言葉をご紹介しました。今回のテーマである移住定住について、私たちはそれぞれの立場からそれぞれの視点か

          倉田 貴根さん(元・やまなし暮らし支援センター相談員)にお話を伺いました。