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リアル店舗の顧客データを活用して再成長:地域の製造小売業が成長するには?【第1回】 Commerce Pick 寄稿記事

この記事の目次

CommercePickさんに、日本の地域の製造小売が成長するポイントについて長文で語っています。
本来は、DTCモデルの先駆者だったはずです。
まだまだ、商品を顧客視点でスタッフの力を借りて再開発・再定義することで成長していける事例をもとにポイントを説明させていただいています。

地域の製造小売ビジネスが持つ特徴と課題

日本の地域(地方ではありません。東京も1つの地域です)には、数多くの製造業・小売業そして、製造小売ビジネスがあります。地域の製造小売ビジネスの特徴と課題としては、下記が挙げられるでしょう。
特徴
地域に根差したビジネスで、地域の顧客に愛されて支持されていて、その知名度をベースに観光客にも購入されている場合があります。
課題
商品を作る技術要素はあるけど、顧客の変化(周りの環境からの価値観と購買行動の変化)に対応できていない(価格と価値の見合い)場合があります。
商売=「商い:あきない」の基本は、顧客にとって価値のある商品を作って(ここには、技術と思いがあるからこそオリジナルなのです)、適切な価格でご購入いただくということです。「商い=飽きない」と言われているように、絶えず時代と顧客とともに変化をしているからこそ、やれること、やること、がたくさんあるビジネスでもあります。

Commerce Pick

地域の製造小売ビジネスが成長するために必要な3つのステップ

そんな、地域の企業からのコマースビジネスのご相談を受けている中で、一番強く感じていて、アドバイスとして強調していることとしては、
商売の仕組みは、通信販売(ダイレクトマーケティング)の仕組みを店舗に応用できることに気づく
通信販売(ダイレクトマーケティング)、デジタルマーケティングで使われているビジネスの仕組みを導入するだけで、会社全体を良くしていくことができる

ということです。

これらができるようになるために、次の3つのステップに分けて取り組むといいでしょう。

ステップ1:リアル店舗の顧客データを活用して再成長
ステップ2:通信販売(ダイレクトマーケティング)への拡張
ステップ3:デジタルコマース・マーケットプレイスへと拡大

小売店舗を持つ企業では、既に、コロナ禍対応前からも、「2」と「3」を手がけている場合もあると思います。

製造企業では、卸(toB )をメインで、「1」がなく、「3」を、toC(消費者) 向け、またはtoB(卸や企業)向けに手がけている場合もあるでしょう。

一方で、デジタルコマース(日本でのD2C)から始まった企業であれば、デジタルからリアルへの展開が1つの成功パターン化になりつつある中で、「3」から「1」への応用で同じように会社全体を良くしていくことができます。

この連載コラムでは、各ステップについてポイントと、それを支えていくためのシステム=ツールの選定ポイントについてお話しをさせていただきます。なぜなら、システムツールありきでビジネスをするわけではないからです。

顧客に、商品をどう伝えて、どのようにお届けするのか。

その基本をおさえて、システムの機能で実現できることをする、ギミックとカスタマイズという付加価値のないフローテクニックには走らないということがますます重要になってきているからです。

今回は「ステップ1:リアル店舗の顧客データを活用して再成長」についてお話しします。

Commerce Pick

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※本記事は執筆にあたって株式会社東計電算にご協力いただいています。


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