私たちが前提として教え込まれた世界は、正しいのか?
米英がイエメンを空爆しました。
そして、日本はこれを支持しています。
しかし、ロシアは批判しています。
イエメンでは大抗議運動が起きています。
日本の報道はフーシ派は、紅海で民間の商船を攻撃し、バブ・エル・マンデブ海峡の通行を妨害するテロ組織、空爆は正当化されるとしています。
しかし、それは私たちから見た世界であり、世界の多くの人は、米国は「戦争を拡大したがっている」と見ています。
なぜなら、フーシ派は「ガザでの虐殺を止めさせる」ために行っているのであり、米国が国連でガザの停戦協議に拒否権を使った、停戦合意に応じないから、攻撃をしており、米国が停戦を進めれば、止めるのです。
そのため、国際社会の中で、フーシ派だけが一方的に非難されていることはなく、むしろ、ガザでの停戦を進めることなく、新たに戦火を拡大した米国こそが批判されています。
そして、それを日本は支持しています。
BRICSは新加盟国を加え、世界の人口の40%以上となります。アフリカを含むグローバルサウスを加えると世界の人口の80%程度にはなるでしょう。G7は10%に届きません。
G7とNATO加盟国以外は、米国の空爆を積極的に支持している国は少数。反対していたり、疑問を抱いている国の方が多いのが現状です。
新NISAが始まりました。
世間ではS&P500か、それともオルカン(オールカントリー)か、という議論があちこちに出ています。
しかし、それは、米国主導の資本主義がこれからも発展していくということが前提です。その前提としている世界は、果たして正しいのでしょうか。
これは、未来予測の話をしているのではなく、既に、今、この時に、「米国離れ」は起きており、私たちが日常でテレビや新聞で見ていることは、間違っているのではないでしょうか。
米国、G7の国の報じる世界が「100%正しい」、イランやロシア、ましてはフーシ派などのテロ組織が主張していることなど、「邪悪な考え」として、見ようともしないのは、正しい姿勢でしょうか。
冷静になって世界を見渡すと、いつの間にか、私たちが植え込まれた情報で見ているのは「世界の現実からかけ離れた虚像の世界」になっています。
私たちが正しいという前提で見ている世界、実は虚像です。しっかりと世界を見つめる必要があります。
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