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2024年へ向けて、どうする日本人!

2023年を終わりを迎えようとしています。

世界は大きく動いています。西側諸国の存在は日に日に影が薄くなり、影響力は弱まっています。それはあまりにも不誠実で、あまりにも強欲だったことが世界中に知れ渡ってしまったということではないでしょうか。

ウクライナについては、EUはサポートの資金を送ることができず、悪あがきをしています。ロシアの凍結した外貨準備を使おうか、低利融資で資金供給しようかと議論していますが、EUの疲弊ぶりが目立ちます。

何ら希望の見える話ではなく、もはや敗戦処理の空気感です。EU加盟国自身が疲弊しており、ウクライナ支援も、もはや最後になりそうです。

その一方で、ロシア経済は好調、BRICSは拡大し、グローバルサウスは影響力を増し、西アフリカではフランスが追い出され、ロシアが歓迎されています。

脱ドル化は世界で進んでおり、BRICSの共通通貨構想の話が上がっています。UAEはドルでの原油決済を停止すると発表していますし、サウジアラビアも今後、ドル以外の通過でも原油の決済をしてくるでしょう。

中国とロシアは完全にドルを使わなくなったと発表しております。そして、中国は米国債を売り続け、サウジアラビアも売却、ブラジルも保有量を減らしています。

中東の産油国はロシアを歓迎し、プーチン大統領はサウジアラビア、UAEを訪問し、イランのライシ大統領はモスクワを訪問しており、交流が続いております。

もはや欧州の衰退は、はっきりと目に見えており、ウクライナ戦争がどういう形で決着するかはまだ確定的ではありませんが、ウクライナが勝利するなどはもはやあり得ない状況になっており、これからはどう決着させるかの問題でしょう。

米国の衰退も著しく、世界で米国に追随する主要国はハンガリーを除くEU各国と日本ぐらいのものです。バイデン政権のもと米国の治安は悪化し、不法移民が大量に流入し、ホームレスは調査開始以来最大の数となっています。国境は崩壊状態です。

ロシアと中国は貿易を盛んにし、ロシアとインドも貿易量が増え、ロシアと中東は関係を深め、イスラエル、米国は孤立化しています。ロシアのプーチン大統領が中東に向かった際、武装したスホーイSu-35が4機編隊を組んで飛行し、モスクワからアブダビまで4,000キロ以上(直線として測った場合)、着陸も給油もせずに大統領専用機を護衛しました。米国製F-35は無給油では2500キロしか飛行できません。

見渡せば見渡すほど、BRICS、グローバルサウスは世界をリードするようになっています。

そして、一番重要な点は、G7の人間への思いやりのなさが、世界中の人々を苦しめてきたことではないでしょうか。

それを象徴する出来事は西アフリカでフランス軍が追い出されたことだと感じます。フランスは西アフリカのマリ、ブルキナファソ、ニジェールの国々の通貨発行権を握り、軍をおいて治安維持と称して実質支配を続けてきました。CFAという通貨はユーロに安値で固定されており、いくら頑張っても、いくら努力しても、貧しさからは抜け出せないシステム。それを強いて、自分たちは裕福な暮らしで、世界の先進国として君臨してきたのです。

それを救い出しているのがロシアのプーチン大統領です。だからこそ、プーチンの名前を冠した賞ができ、アフリカの開放に貢献した人に贈られるのです。フランスの大統領でも、米国の大統領でもなく、ロシアの大統領の名前が冠せられているのです。

ロシアは内政不干渉、相互尊重を打ち出して、それを実際に実行しています。人はその思いに触れ、それが実際の行動になっていることを知り、これまでの西側の酷さを実感しているのだと思います。

ガザでの虐殺から、シオニストの人を人とも思わないような思想と、行動にもはや誰も支持はしないでしょう。この先は、西側諸国、G7が受けられることもなくなるのではないでしょうか。

実は世界は道徳的になってきていて、人権だ、民主主義だと騒いでいた人々は二重基準で表と裏があり、「ビジネスで、金もうけのための主張」だったことが分かってしまいました。しっかりと世界を眺めてみると、BRICS、グローバルサウスの主張の方が筋が通っていて、人々への思いやりを感じることができます。最も国連を尊重しようとしているのもロシアです。国際法を尊重しようとしているのもロシアです。

まったくもって、私たちは、米国こそが素晴らしく、米国の民主主義が最高だと思わされてきましたが、それは1960年までの話で、それ以降は衰退の一途だったのです。いや、激しい劣化だったのです。そこにはお金しかなかったということです。

お金だけが幸せではない。これは、これまで綺麗ごとだったかもしれません。しかし、今のお金持ちは、「法定通貨」で換算した金額でのお金持ちです。1971年までの金に裏打ちされた通貨ではなく、ただの信用通貨です。信用通貨のシステム自体が崩れてしまえば、それは砂上の楼閣。ただの紙切れ、いやデジタルの数字でしかありません。何の意味があるのか?

それよりも、実体に即した経済の方が何倍も豊かさを感じられる時代になる気がします。ネット上に100億円というデジタルの数字を見ても全く無意味です。食べられるわけでもなく、本当に価値があるのかも怪しいのですから。実際に食べられるものがあり、ともに仕事をする仲間があり、新しいことを創造するエネルギーがあり、今日より明日は良くなると信じられる未来がある方が、現実的に幸せを感じられる世の中になる気がします。

大谷翔平選手はプロスポーツで世界一になり、1000億円という大金での契約を結びましたが、何ら変わった様子はありません。そのほとんどが後払いということで、もしかしたら払う球団は破産してもらえないかもしれない。けれど、大谷選手は「勝利」という無形の財産の方に価値を置き、契約書の数字に重きは置いていないと思います。

そして、大谷選手は成績もさることながら、その人間性に誰もが魅了されています。成績ももちろんですが、その生きる姿勢の素晴らしさに人々が賞賛を送っている。そこが日本人の誇りではないでしょうか。

ボクシングの井上尚哉選手も、2階級の四団体制覇という偉業を成し遂げました。そのインタビューでは、まず対戦相手に感謝し、支えてくれた人への感謝、ファンへの感謝の言葉が一番でした。なんと素晴らしいことでしょうか。井上選手も決して慢心せず、不断の努力で世界最高の選手になっています。そして、人間性が素晴らしい。

日本人として、本当に尊敬します。毒に侵されているのは、壮年期以上の日本人で、日本の若者は、しっかりと思いやりのある、人に感謝できる、本当の幸せや豊かさや人生の充実を手にしているのでしょう。

デジタル上の数字に惑わされて、デジタル上の数字を求めて、実体を離れた経済での生活よりも、実体に即し、そして、相互に尊重しあう世界がやってこようとしています。

2024年へ向けて、まだデジタルの数字を追いますか。それとも、本当に豊かさや幸せ、充実感を求めていきますか?

世界の変化は、私たちに生き方の岐路をを提示してくれています。どちらを選ぶかは、自分次第。

自分が関心があることを多くの人にもシェアすることで、より広く世の中を動きを知っていただきたいと思い、執筆しております。もし、よろしければ、サポートお願いします!サポートしていただいたものは、より記事の質を上げるために使わせていただきますm(__)m