見出し画像

DAY1-②【環境教育×地域ビジョン】【高校魅力化×つながる地域】

屋久島と地球の未来会議2023のDay1では、5つのフィールドにわかれてExcursionを行いました!
屋久島島内の登壇者が活動している集落や場所に行き、自然と人の関わり方や地域固有の課題感などを、五感を通して感じ・受け止め・深めていく時間です。
フィールドそれぞれの様子をまとめてますので、最後までご覧ください😌
未来会議全体の様子はこちらから↓

******************

こんにちは!屋久島と地球の未来会議2023学生ボランティアのさばです🐟
今回、DAY1【環境教育×地域ビジョン】【高校魅力化×つながる地域】のエクスカーションに参加させてもらったので、現地の様子をお伝えしていこうと思います!


DAY1:エクスカーション(現地視察)のため、それぞれのフィールドへ

今回の未来会議は2日間の開催となりました。
DAY1では、イベント会場にこもるのではなく実際に現地に赴いて、身体を通した実感をもとにこれからの営みを考えるために、テーマごとにそれぞれフィールドにわかれてワークが行われました。
教育のグループは、屋久島町立宮之浦小学校と屋久島高校へお邪魔しました。

地域の課題を考える小学生たち

宮浦小学校で行われたワークは、なんと小学生たちのプレゼンテーション!小学生たちが総合的学習の時間を使って、それぞれ関心のある屋久島の課題について調べ、実際にそれらの課題に取り組んでいる地域の方を訪ね、協働するという活動についての発表でした。
未来会議の参加者、そして保護者のみなさんが参加していました!

聞くだけじゃ無い、大人も考える授業参観

今回の小学生たちの発表では、事前に参加者でLINEオープンチャットのグループがつくられました。そのグループチャットの画面を常にモニターに映しておくことで、見ている人がチャットで反応を示せるようになっていました!

写真左側のモニターにチャットが映し出される。意見を出したり応援したり感心したり。
いろんな大人が見にきました!

子どもたちの興味関心もそれぞれ。
地域の人の協力を得ながら、屋久島の外来種について調べて低学年の子にもわかるように簡単なアニメーションをつくったり、海のプラスチックごみを集めて溶かしてキーホルダーをつくったり、登山道整備をしている地域の方を訪ねて、整備のお手伝いなどしてきたり。

その他にも、魚の消費量を上げるために、魚が苦手でも食べれるレシピを作ってみたり、屋久島の人口減少をなんとかするためにインスタグラムアカウントを作って屋久島の魅力を発信するなどの取り組みを発表してくれました。

みんなで輪になって考えよう!

子どもたちの発表が一通り終わったら、次は大人と一緒に考える時間。
大人と子どもが一緒に円卓を囲んで、それぞれのテーマについて深掘りしていきます。どうしたらもっと良くなるのか、自分たちになにができるのか。みんなで一緒に考えます。

魚の消費量を上げるために、お魚エンターテイメント・フィッシャーマンフェスを開きたい!というグループのアイデアマップ
楽しく、でも真剣です
ビーチクリーンを広めるために

子どものアイデアで終わらせない。開かれた学校づくりへ

子どものアイデアを、大人も一緒に考えて実現していこうというメッセージが印象的でした。インターネットや本で調べて終わりの調べ学習ではなく、地域と繋がって実践の段階まで踏みこんでみる。

屋久島の課題に向き合う子どもたちはもちろん、子どもたちの成長や屋久島の未来に真剣な小学校の先生方にも感銘を受けました。

特に、控え室で校長先生が「若い先生の新しいチャレンジは、なんとしても実現させてあげたい」と話されていて、子ども達と関わる一人一人の想いがあるからこそ成り立っている取り組みなんだなと感じました。

フィッシャーマンフェス開催のための募金

屋久島唯一の高校、屋久島高校へ

午後は屋久島高校へお邪魔しました。
前半は校内見学、後半は情報ビジネス科の生徒さんによる取り組みのプレゼンテーションが行われました。

屋久島高校の玄関。屋久島憲章と、生徒の育成を水の循環に例えたポスター
生徒憩いの渡り廊下。ここから海も山も見えます

情報ビジネス科の生徒さんのプレゼンテーションでは、生徒さん達が取り組んでいる「屋久高環境フェスタ」や屋久島茶の魅力をプロデュースする等の活動についてお話ししていただきました。

質疑応答の際には、「学校活動の枠から出て、自分の活動としてこの取り組みを続けていきたいか」「高校生の素晴らしい取り組みを、どうしたらもっと高校の外とつなげていけるか」などの問いが起こり、なかなかに熱い時間になりました。屋久島出身の生徒さんの「高校卒業後は島を出る予定だが、いつかは戻って来たいと思っているので、戻って来た時にいい場所だと思える屋久島でいてほしい」という言葉が心に残りました。高校生の時点で自分の土地にそれだけ愛着を持てるのは、素直にすごいことだと思います。

生徒さんが作った屋久島茶のパンフレット

プレゼン発表してくださった生徒さんだけでなく、後輩の生徒さんも今回の未来会議に参加してくださいました!私自身も学び多く濃い1日でした。今回ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

《文:学生ボランティアさば》

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?