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数字をもっと詳しく見られるように

いつからだろう。こんなに数字が苦手になったのは。
小学生の頃は計算問題をクラスで1番に解くことをクラスの男子と争うくらい計算が好きだったし、中学校の頃は算数が数学に代わって(すごい面白い!)と感動していた。
割り勘の数字を出すのも、海外に行ったときに海外通貨を日本円換算するのもすごく得意だったのに、20代後半くらいからかな。
なんか数字が苦手になった。
と、同時にお金のことを考えられなくなった。

どんぶり勘定と計画性のない買い物で、支出と収入のバランスは最悪になって、数字嫌いはさらに悪化。
お金の計算すらできなくなっていった。

そんなお金の計算ができない私だけど、お金のことが考えられないからこその勢いで「フリーランス」に転向。
月々決まったお給料がなくなることも「どうにかなるでしょ」くらいにしか考えてなかったし、去年の収入で税金が来ることも知らなかった。よく「怖くなかったの?」とか「仕事の当てもなかったのに会社辞めるなんて勇気がある」って言われたけど、今となってはハッキリと分かる。
何も考えていなかっただけなの。

ずっと会社勤めの正社員だった私は、フリーランスになってまず「見積り」に苦しんだし、確定申告なんて意味わからなかった。
完全に「やらないといけないから、無理やり会計ソフトを使ってやっている」状況で、内容なんて一切理解せずに確定申告してた。
会社員のころは「会社がしてくれていた」お金のことを自分でやることが超めんどくさいことだって、お恥ずかしながらその時初めて気が付いたし会社で入っていた確定拠出型年金なんてその後5年以上放置するほどお金について考えてなかった。

だけど、心のどこかで「もっとお金と仲良くしたい。そしてお金のことを知ってお金をもっと稼ぎたい、貯めたい、使いたい」と常々思ってはいた。
何もやらないくせに、いっちょ前に欲だけはちゃんとあった。

そしてそんな私にも取引先の関係上「法人化」しないといけないときがやってきた。
今でも覚えているのが、会社設立後初めて税理士さんと会ったときに
「会社をどのように大きくしていこうかなど考えていますか?」
と聞かれて
「考えていません。でも、マンションを現金で買えるくらいお金持ちになりたい」
と答えて税理士さんを苦笑いさせたこと。

とは言え法人化したからと言って、私一人しか従業員もいないし仕事は特に変わることもないんだけど。
でもフリーランスの時よりも大きな仕事を受けられるようになったし、従業員はいないけどうちの会社で動いてくれるチームができて、支払いをすることも増えた。
ここ数年は仕事でもプライベートでもお金や税金について考えることも増えてきて、もっとお金について考えられたらいいのにと強く思うようになった。

「餅は餅屋で苦手なら丸投げしてくれていいですよ」
って税理士さんは言ってくれるけど、もっとお金と仲良くなるためには相手のことも知らないと。って本気で思うようになってきた。

で、私は経済を学び始めた。
簿記の勉強もしてる。試験も受けたいとも思ってる。
「数字で考える」みたいな本とかも読んだし、お金の計算とか数字のことも「嫌い」で終わらせないように心掛け始めた。
放置してた確定拠出型年金も運用し始めた。

お金について考えられない病気なんじゃないかってくらい、お金や数字が苦手だったけど、今は半年前よりはだいぶお金について考えられるようになった。
先日、今期の会社の決算が終わって税理士さんに「実は私、もっと会社の数字についても知りたくて経済とか簿記を勉強し始めたんです」って話した。

数字が大嫌い!苦手!考えられないから適宜お願いします!
と大して話も聞かなかった私が、会社の数字について興味を示したことを税理士さんは驚きながらも
「じゃ、決算表の数字見ながら話していいの?」
って私の会社の評価を数字で説明してくれた。

逆に言うと、今まで「数字のこと考えられない」って説明すら聞こうとしてこなかったこと、すごく反省した。
税理士さんとももっとこういう話しをして、もっといろいろ教えてもらえばよかったな。って。

お金について考えることを「できない」って決めつけてたから、お金について考えるチャンスを自ら失ってたのかもしれない。
まだまだ、わからないことも多いし理解も遅いけどお金について考えられるようになってきた2021年。
投資とかもっとハイレベルなことも考えたいけど、まずは私のお金について考え始めた第一歩。

#お金について考えていること  

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