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「超逆歳の差カップルのリセットライフ」リアルライフストーリー~回想19💜2人の自己嫌悪〜

2023年7月

私達の2年間の積み上げてきた幸せな想い出や信頼関係は
容赦なく崩れ去りました。

そして、ケンは退職届を出し
7月末で受理されました。

大好きな仕事のスキルを伸ばせ学べる環境と
再就職した大手会社だったのですが

やはり現実は会社の大きな歯車の小さな小さな一つでしかなく

本人が数年後に受験する資格のために必須な経験値には達しないことを悟りました。

毎日の10時間から12時間の労働で、どんどんやつれていくケンを見ていて正直、いつまで続くのかなと心配でした。

多分、私を支えていかなかればと感じ相当なプレッシャーだったと思います。

仕事だから仕方ない?という
考え方もあると思いますが

今の時代、自分の未来に明確な希望やプランがあったとして

その目標の向上に繋がらない環境に、ずっとしがみついている必要は無いと思い

私はケンの決意を素直に受け入れました。

ですがケンとしては

浮気の事
仕事の辞職を決めた事

私を失望させ中途半端な人間?と思われていると
自己嫌悪に落ちていました。

そして私も

ケンを支えないで別れを決めた事
北海道に戻ってほしいと告げた事

ケンの人生を左右させてしまった事実?に
勝手な人間だと感じ自己嫌悪に襲われてました。

それでも、
プライドを傷つけられてしまったことに酷く落ち込み

ケンに優しい言葉をかけることもなく

辞職するまでの1か月は
同じ屋根の下で過ごすことが
本当にお互いが辛く長い時間でした。


2023年7月 (回想18続き)

~2人の自己嫌悪~


ケンは会社に辞表をだした・・

どちらにしても、あんな過酷な仕事環境は

心身共に疲れ果ててしまい
未来のステップアップに明るい兆しはなかった

その後、辞表が受理されてから1か月間は、お互いにとって地獄?のようだった

ケンは、なんとか二人の修復の為に私をこれ以上 不安にさせないように気遣って過ごしてくれた

だが、私は・・・
やはり年齢のせいか
プライドが先に立ちもう許せなかった

「ミライ、信じてもらえないと思うけれど
本当にもうアプリは退会したから俺の携帯をいつ見てもらってもいいぞ」

「そんなの見るだけ時間の無駄だし

もうケンが、いつ、どこで、
誰と会っても干渉はしないから・・・」

「俺の事を、ここまで理解してくれるのは
ミライだけだから、ずっと
一緒にいたいんだよ」

「もう、いいかげんにして
年相応の人と恋愛ごっごでも
結婚でもすればいいじゃん」

大好きなケンに
そんな辛辣な態度をとってしまう自分に自己嫌悪を感じ

どんどん、自分の殻にこもり
心を閉していってしまった

それでもケンはあきらめないで向き合おうとしてくれていた

だが、私は今までには感じたことがないくらいの
自信喪失や

惨めさを感じ
いやみなオバサン?になっていってしまった。

そんな態度をとりながらも
心の中では裏腹な気持ちになり心底、辛く…

1人になると涙した


”大好きな人だからこそ
今、自由にしてあげなければ・・・

ケンには明るい未来が待っているから”

”でも50代にもなり大人げないが愛している
ケンとさよならしたら・・
どうなるのだろう”

なんだか・・
自分が二重人格になっていくのでは?と感じ
更に自己嫌悪が悪化した


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