ゲームとマッツが大好き。

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どこまでも高潔だったあなたに  Hotline Miami考察

前置きが思いつかないのでいきなり本題に入るが、今回は私が大好きなゲーム「Hotline Miami」シリーズで感じたある一つの違和感について考察していきたいと思う。がっつりネタバレを含むうえ、あのややこしいストーリーをかなり理解していないとわからない内容になっているのでご注意を。 まず違和感のある部分とは、ビアードのこのセリフである。 1でVHSショップ屋のビアードがジャケットに話しかけてくるシーンだが、かなり血の気の荒い発言をするので記憶に残った場面である。まず前提とし

    • 上田文人の世界に惚れ込んで

      「ワンダと巨像」で上田さんが作る世界にハマったことをきっかけに購入したゲーム「人喰いの大鷲トリコ」を昨日ようやくクリアした。 そして思った。やはり私は上田さんの作る世界が心底好きなのだと。 謎は謎のまま前作ワンダと巨像でもそうだったが、説明を極限まで削いで作られた世界観が凄く好きだ。舞台となる世界の成り立ちについて説明は一切なし。結局大鷲を操っていたあの装置は何だったのか?ヨロイは?少年が連れ去られる扉の先には何があるのか?疑問は無限に出てくるが、その答えを得ることはできな

      • 行間オタクと芭蕉と私

        (※宝石の国12巻までのネタバレを少し含みます) みなさんは、物語の行間を勝手に想像して、Twitterで発狂するという経験をしたことはあるだろうか。 私はある。というかオタクは全員やった事があると思う。 ここ二年、私は宝石の国行間捏造オタクをやっているが、これがまあ本当にしんどい。なぜなら、私が大好きなのは彼らが宝石だった時代の妄想、つまり、彼らが月人になることを分かった上で、あったかもしれない日々を妄想するのにハマっているからである。 しかし、行間を捏造することで生まれる

        • 宝石の国〜三族のモチーフは本当に仏教の三界なのか〜

          宝石の国に登場する三族(月人・宝石・アドミラビリス)はそれぞれ仏教の世界観における三界をモチーフにしている説がある。 まず三界の基礎知識から。三界とはその名の通り、仏教における三つの世界のことを指す。 簡単に言うと、無色界は精神だけの世界、色界は物質(肉体)に縛られた世界、欲界は欲望に縛られた世界のこと。上に行くほど欲と物質(肉体)の縛りを離れていく。確かに物質の縛りの有無で言ったらピラミッドの分布は以下のようになるだろう。 月人は空を飛び、身体を霧散されることができるが

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        どこまでも高潔だったあなたに  Hotline Miami考察

          ワンダと巨像、好きすぎてnote始めた人

          つい先日クリアして、あまりに刺さりすぎたのでなにか書き残したいと思い、noteを始めてみた。 クリア後、手帳に書き殴った主観と妄想を纏めたものなのでご注意を。日本語は苦手である。 セカイ系とリアリスト私がどハマりする作品は、高確率である作品と似ていることがある。 今も色濃く、バイブルとして私の中に流れている「新世紀エヴァンゲリオン」だ。 悪い癖だが何かにハマるたび、エヴァとの共通点を探してしまう。 例に漏れず今回も探してみると、あったのだ。どう考えてもなさそうなエヴァとワ

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