#5 どうしたら唾液がもっと出てくるの?

こんにちは。
まちの歯医者さん、吉元奈美恵です。
0歳から100歳近い幅広い年代の方々のお口のケアをさせていただいております。
お口の中の潤いは体調やこころの状態と大きく関わっていると感じています。
このブログからあなたの日々の生活に少しでも潤いをもたらすことができたら幸いです。
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お口の中を潤す唾液。
緊張したり集中したり、走ったりするとお口の中はカラカラになっていきます。
美味しいものを食べたり、笑ったり、楽しくリラックスしているときには
唾液は潤っていきます。
これは自律神経の交感神経と副交感神経が関わってきていて
交感神経が優位であるときはカラカラに、
副交感神経が優位のときは潤っていきます。

日々の生活の中でよりお口の中を潤す唾液を増やすにはいくつかのポイントがあります。
1、食事
 ○どんな食材、お料理をいただくか?
あまり美味しさを感じられないものをお口の中に入れると、吐き出したくなるか、あまり噛まずに味わくこともなく飲み込んでしまいがちです。
一方、口に入れた瞬間、美味しい!!とゆっくり香りや食感を楽しみ、無意識に噛む回数が増えていたという経験ありませんか?
体が欲していると脳も判断して、回数を数えることもなくゆっくり味わって食事をしていきます。
噛む回数が増えると唾液もどんどん分泌されます。
食材は採れたての新鮮なもの、出汁がきいているもの、無農薬のもの、作ってくださる方の心がこもっているものは口に入れた時に『あっ!美味しい!」となることが私は多いです。
また、やわらかい食材よりも硬めの食材の方が噛む回数は増えます。
味のなくなったガムを食べ続けるより、何か美味しい食材を味わっていたいですね。

そしてそこにもう一つ、生まれてくるものがあります。
それは幸せホルモンとよばれるセロトニンが出てきます。
セロトニンの分泌を促すには、日光を浴びたり、規則正しい生活、歩くことなど一定のリズム運動が挙げられます。噛むこともリズム運動に当てはまります。

○どんな環境でどんな風に食べるか?
幸せホルモンは楽しい、心が潤っている時に分泌されます。
どんなに栄養価が高く新鮮なお食事でも、薄暗い埃まみれのお部屋で、
汚いお皿の上に乗せてあったり、一人で、または誰かに怒られながら食べたりする食事は全く体に栄養として取り込むことができません。
きれいな明るい環境で、一人でも複数でも楽しくお食事できると幸せホルモンが分泌されてきます。
外で自然に囲まれていたり、好きな音楽が流れていたり、みんなで笑い合ってのお食事は、感情も豊かになり食欲も湧いて食べたものも栄養として吸収されやすくなります。

いかがでしょうか?
普段、一人でテレビや携帯をみながら、食事の食材に関心なく食べてしまうこと、ありませんか?

是非、食事のときにはその素材やお料理を見て、香りを楽しんで、周りの環境も楽しみつつ味わうことに集中してみると、自然と噛む回数も増えて唾液も幸せホルモンもあふれてくると思います。

食事って大切ですね。

次回も唾液が出ることの続きをお伝えします。

お読みくださったあなたの日々が潤いある時間になりますように。


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