静岡県藤枝市で講演を行いました〜教育現場における予防と対応について〜
こんにちは。MIRA-i心理師の森山です。
7月6日に静岡県藤枝市の教育委員会が主催する教職員向け研修会で講演をさせていただきました。
講演テーマは『教育現場におけるネット・ゲーム依存の予防と対応』
現在、ネット依存、ゲーム依存の児童生徒が増えており、特に不登校の場合、ネット依存との親和性が高く、保護者だけでなく教職員も試行錯誤しながら対応をしています。
また、県内にネット依存を専門にみる医療機関があっても遠方であったり、そもそも受診へのハードルが高かったりすることから、治療や支援に繋がることがなかなか難しいという現状があります。
そこで、教育現場においてネット依存に関する正しい知識と具体的な対応方法について知りたいというニーズはとても高い状況なのだそうです。
そのような背景のもと、今回藤枝市教育委員会の方にお声をかけていただき、研修会を開催することになりました。
研修会開催にあたっては、新型コロナウイルスに関する政府対処方針及び静岡県の行動制限の指標に基づき、オンライン開催を含めて慎重に検討していただきました。今回は感染予防対策を行った上、現地での開催となりました。
研修会では、ネット依存の定義、青少年におけるインターネット利用の動向、依存に至るメカニズム、予防のポイントや対応方法について80分にわたってお話させていただきました。
参加された先生方は、うなずきながら大変熱心に話を聞いてくださり、事後アンケートでも熱のこもったご感想とご質問をいただきました。
「依存症は自分の意思ではコントールできない状態であるということを知れた。」
「子どもがネットやゲームで何を得て、何から逃避しているのかを理解することから始めたい。」
「子どもの出来ていることにも目を向けて、関わっていきたい。保護者にもそういった点をフィードバックしていきたい。」
こういったご感想をいただきました。
ぜひ子どもや保護者と関わっていく際のヒントになればと思います。
ネット・ゲームについて過剰に恐れたり、不安になると、誤解や偏見を生むことにも繋がります。
正しい知識を持って、落ち着いた対応が出来るよう、社会に向けて発信していく活動もしていきたいと考えています。
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