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キューバ日記 #9 古さに宿る美

愛読してる辻仁成のブログで、
フランスに住み続ける理由の一つに
色の話が書かれていて、
ものすごく共感した。
 
キューバに住んでいて
なんだか落ち着くのは、
目に入る色のほとんどが
情緒と歴史を帯びているからだ。

メキシコの賑やかなポップカラーも、
アジア独特のネオンカラーも、
国の個性を感じられて好きだけど、

年齢を経た今、
自然に馴染む色に囲まれている方が
妙にしっくりくる。

「老いる」・「古い」ことは、
時間をかけて作られる美である、と
キューバの景色が教えてくれた。

 

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