見出し画像

J.GARDEN52レポ

こんにちは、みおさんです。

日曜日はJ.GARDEN52お疲れさまでした!
予告通り、今回はイベントレポートです。
楽しかった楽しかったと連呼しつつ、イベントの雰囲気を紹介したいと思います。
今回は参加できなかったという方にも、ぼくの興奮と素敵な会場の空気をお届けできたら嬉しいです。

そもそも「J.GARDEN」とは……「COMITIA」とは……

J.GARDENは、年に二回開催されている創作JUNE・BL作品中心の同人誌即売会。通称J庭。
JUNEとは、1978年に創刊された女性向け雑誌で、主に男性同性愛をテーマにした作品が掲載されており、そこから「JUNE」がジャンル名としても使われるように。
J.GARDENのJは、JUNEのJです。正式名称は「ジュネガーデン」
春と秋に開催されるので、それぞれ春庭、秋庭などと呼ばれる。今回は残暑の9月初頭開催となり、参加者の中には「夏庭」と呼んでいる人もいます。
うん。暑かった。
(以下、J庭)

COMITIAは、年に四回開催されている自主制作漫画誌展示即売会。
東京以外で開催されている「COMITIA」の名前がついた同趣旨のイベントは、地方の別団体が運営しているが、各イベントは宣伝や運営の面で協力しあっているそうです。
漫画以外にも小説、評論、旅行記など様々な形でオリジナルの作品が発表され、特に「イラスト」スペースはいつも広大。大人の自由研究発表会なので、すごく楽しい。諭吉が旅に出やすい。
(以下、ティア)

どちらのイベントも、二次創作同人誌の展示販売は禁止のため、完全オリジナル作品だけが集結!
法と規約に違反しない限り、何をどんな形で発表するかは、それぞれおの出展者の自由なのです。

J庭運営さんはティア運営さんを「兄貴分」と呼んでおり、二者の関係はとても深く、この度初めて同時開催が実現しました。
どちらも好きなぼくとしては、一粒で二度おいしいお得なイベント。
同時開催本当にありがとうございました!
またやってください同時開催!


さて、当日のぼくの行動と感動をレポートします。

首都圏在住のため、朝は6:00頃の起床。
普通です。
始発で移動してくれた友人の狩無リク氏、ありがとう。

9:00 サークル入場開始時刻とほぼ同時に、国際展示場駅に到着。
すっかり慣れた足取りでビックサイトへ入り、東8ホールでサークルチケットを提示して入場手続きを済ませます。

クーラー避けに羽織ってきたカーディガンを、駅のトイレで脱いでおいたぼく。ちゃんとしてる。
国際展示場駅から出た瞬間「あっつ」って声がでましたもの。
結局その後カーディガンは一度も使わずに帰宅することになります。
まさに夏庭でした!

半袖で十分。夏日でした。

自分のスペースを見つけ、設営準備を開始。
同人誌即売会のスペースは基本、長机半分が1サークル分です。
無事届いていた本と、名刺とポスターの箱を確認して一安心。
イベント会場まで本を届けてもらえるのは本当に助かるのですが、当日の朝まで現物を確認できないのでドキドキです。

10:30頃、狩無氏がスペースに到着。
狩無氏の本も並べて【E18b】サークル:活字エンドルフィンのスペースが完成しました。

新刊を目立つ上の方に。それ以外を下に、と試行錯誤しながら設営。
狩無氏の御本。試し読みができるQRコードがある!!
文字入れに大苦戦したポスター。時任遊也さんのイラストに毎回助けられています。
パンフレットで紹介していただいた既刊と、
小説もBLもなにも関係ない、コーヒーについて楽しく書いたフリーペーパー。


ここでビッグサプライズ!Twitterで相互フォローしていただいている、小説家のかわい恋先生がスペースまで来てくださいました!開幕一番に新刊を買いに行こうと、完全にファン視点で構えていたので、まさか来ていただけるとは……感激でございます。イベントってすごい。神に会える。
11:00 コミティア141&J.GARDEN52 開幕。
狩無氏に送り出してもらい、まず出張編集部へ。

出張編集部とは…
同人誌即売会に出版社が出展し、漫画や小説などの持ち込み原稿を見てくれる、アマチュア作家にとって期待と緊張で高熱を発してしまう場。
今回は同時開催で規模も大きく、102媒体もの企業が参加!
ぼくは3社の編集さんとお話させていただきました。

全体としてのぼくの感想は
「めっちゃ読んでくれる」
小説は持ち込みを受け付けている企業が少ないです。
短時間で判断が難しいですし、同人誌の主流派やはり漫画やイラストが多いということもありますが、それでもチャンスがないわけではない。

ぼくが伺ったところは3社とも、その場で作品を読んで、色々と質問してくれました。
編集者さんって、本当にすごいんですよね。
以前からすごいなと思っていたのですが、同日に複数の、初対面の編集者さんと話して、改めてすごいなと。
編集者さんに質問をされて、答えると、自分の中にあるけどまだ言語化していなかった……言語化を試みようとしていなかったものに悉く気づかされます。
好きな作家から始まり、どんなものを書きたいか、どうやって書いているか、こういうものは書く気があるか、今後はどんな作家になりたいのか……いろいろな角度からぼくの脳みそをえぐり取って品定めしてくれます。(すごく、いい意味で言っています)(そうしてもらえて嬉しいのです)

さて、出張編集部からスペースに戻ると、すでに時刻は12:00過ぎ。
面談はひとり10~15分程度と聞いていましたが、3社とも白熱して気づくと時間が過ぎていました。

狩無氏と交代してスペースで店番に。
列ができるようなことはまだありませんが、ありがたいことに暇ではないくらいに人が来てくださいました。

本を見てくださった方のコメントで嬉しかったものを自慢します!
自慢させてください!

★「支部で見て面白そうだったので」
やはり今は皆さんwebで情報を集めてからイベントでお買い物されますので、ぼくも宣伝はそれなりに頑張りました。
見つけてくれて本当にありがとう!!

※支部とは…イラストSNS:Pixiv(ピクシブ)の愛称。同人誌即売会の出展情報を掲載してる人がたくさんいます。

★「面白そうなので両方ください」
こんな嬉しいことないです。
実際に読んでいただいて、気に入っていただけたらいいのですが…
今回も素敵な表紙イラストを提供くださった時任遊也さんに深い感謝を。

★「分厚い、嬉しい」
やっぱり本は分厚い方がいいですよね!!!
ぼくも昔から、本はなるべく厚い方がいいと思っています!
紙の枚数と文字数は多ければ多いほど幸せも増えますね。
また分厚い本作りたいなー!

スペースにいられたのは延べ1時間程度でしたが、その間だけでも読者さんと交流できてすごく楽しかったです。
次はもう少し長い時間いられるようにします。


その後再び狩無氏に店番を交代してもらい、今度はぼくのお買い物。
時間がないので、先にチェックしていたサークルさんだけ大急ぎで回ることに。
本当はゆっくり端から端まで見て回りたかった……無念。

それでも即売会は楽しい。
みなさん、自分はこれが好きだ!これが書きたいんだ!さあ読め!という熱意がビンビンに伝わってきます。

J庭は「創作JUNE・BL作品」に限定したイベントですが、その幅は広い。
そもそもBLで定番の「アラブ」とか「ギムナジウム」って、一般作品ではレアですよね。少女向けではたまにあるけど、青年誌では見かけない。
他にもSFで主要登場人物がロボットだったり、ファンタジー種族だったりするのも決して珍しくなく、性描写ありの作品のプレイ内容も常に新しいものが生み出されていて、創作ってすごいなあと唸ります。

ちなみに、J庭には「ブロマンス」スペースがあります。
ブロマンスって、つまりBLじゃないのでは?
と思うでしょう。
そうなんだけど、そうじゃないんですよ……
ぼくのイメージですが、BLが真水の湖のひとつで、BLでない一般作品が海だとしたら、ブロマンスは汽水湖なんです。
J庭の「ブロマンス」は、真水よりの汽水湖、くらいですか。
汽水湖の中でも塩分濃度の濃淡がありますので。
一部の腐女子は、湖と汽水湖の繋がってる水路を自由に泳いで楽しんでいるのです。


最後に、ティアの方で開催された「Belne×竹宮惠子 公開対談」を少しだけ聞かせてもらいました。
竹宮惠子先生は、平成版アニメ「地球へ…」をきっかけに、ぼくを24年組の世界へ誘ってくださった神でございます。
画面越しの出演でしたが、神の声を聞けて、御尊顔を拝見して、思わず拝みたくなる気持ちをグッと堪えていました。
漫画教育論については、ぼくは全くの門外漢で、正直内容はよく分からなかったのですが……


長い一日でしたが、あっという間の一日でした。
今回、狩無氏がやってくれるもんだからと、完全にスペース運営をお任せしてしまって……相変わらず部数をちゃんと数えてなくてごめんなさい。

次回は持ち物リスト以外に、会場でやることチェックリストも作ります。

さて、J庭で初刊行しました小説「ボクを踏まない靴」通販も行っています。

・フロマージュブックス

・コミコミスタジオ


紙よりスマホで読みたい派の方はカクヨムからどうぞ!
一応縦書き、紙で刷る前提で作りましたので、紙の方が読みやすいかとは思いますが、カクヨム版も内容は同じです。


次回のJ庭は、2023年4月2日(日)開催決定!もちろんぼくも参加予定です。

書きたいものも決まってるんですよ…
古代ギリシャ風、少年愛をテーマに、複数のカップルや男の子たちのオムニバス形式の一冊にしたいと考えています。
仮題「美少年に生まれたかった」
無事発行されるよう、応援よろしくおねがいします!


それまでに、年内で長編を一本書く予定です。
こちらはブロマンス。
以前書いた古代ローマ風のファンタジー世界観を踏襲しつつ、帝政下アレクサンドリアをモデルにした都市でのお話。
帝都から来た貴族の少年が地元の軍人と出会い、失っていた自分の個性を取り戻すというストーリー。

そう、エジプト風!
この帝政下というのがぼくの萌えポイントなんですが…それは完成作品をもって語るべきですね。
ご期待ください。
発表媒体は未定ですが!!!

イベントでたくさん刺激をいただき、創作意欲も高まっています。
これからも楽しくたくさん書くぞー!!

この記事が参加している募集

私の作品紹介

コミティア

よかったらサポートお願いします!