ドラマで勉強(基本中の基本)
しばらく放置していたnote。
今期は
・光る君へ
・虎に翼
・アンチヒーロー
・季節のない街
を視聴中。
ドラマから学ぶことも多い。
平安時代は全てが新鮮だし、偶然にも法廷・法律ものが被っている。
自分のメモ・勉強用に使っていこうと思います。
せっかくなのでトート・タロットと絡めていければ、と考えています。
今回は「虎に翼」から。
「ゲゲゲの女房」以来の朝ドラ。
何故観ようと思ったか…。
日本初の女性弁護士が主人公と小耳に挟んでいた。
モデルはのちに裁判官になり、女性初の裁判所長も務めた三淵嘉子さん。
役名は猪爪寅子(いのつめともこ)
弁護士は天秤座(#Ⅷ・Adjustment)だし、虎は「#0・The Fool」だし。
最近のブログに書いた内容でした。
なんと推しの仲野太賀さんが出ているじゃないですか!
自分の嗅覚に驚きました。
朝ドラに出て、2026年の大河の主役で。
NHKさんにロックオンされている。
「虎に翼」は韓非子にある言葉だそうです。
いかにも強そうですが
ただでさえ強い力を持つ者に、さらに強さが加わる
もともと威勢のよいものが、さらに威勢を加える
ことの例えらしい。
類義語として鬼に金棒・駆け馬に鞭・虎に角・竜に翼。
毎週テーマタイトルがあるようです。
※この記事は1週目を見終わった時に書いたものです。
第1週は
女賢しくて牛売り損なう(おんなさかしくてうしうりそこなう)
意味は女の浅知恵。
「女は利口そうに見えても目先の利益にとらわれて、売れるはずの牛を売り損なう」
今は「無理に利口ぶって口を挟めば、浅い知恵を見抜かれて失敗する」と解釈されていますが、使われることはほぼ無いだろう。
女性を馬鹿にしている諺ですが「虎に翼」の時代は女性は人権も平等ではなかった。
法律で結婚した女性は「無能力者」であるというパワーワードが存在した。
仕事をするにも夫の許可が必要だった。
「女が学をつけても碌なことがない」
私の時代は「女が仕事をしても碌なことはない」でした。
ドラマを観て「碌なことがない」は「結婚出来ない」を意味するんだろうな、と思いました。
寅子は結婚に全く胸が踊らず、お見合いは全敗。
母「せっかく女学校まで行かせたのに情けない」
寅子「女学校で得た知識は卒業後に役立てればいいのでは?」
母「知識は良い家庭を築く為に使いなさい!」
寅子はお茶の水女子高。
「何のために女学校に行かせたんだろう?」と今の感覚だと思ってしまう。
その後、母も本当は女学校に行きたかったことが判明します。
寅子の母は家事・家庭の一切を仕切っている。
和菓子屋さんでは裏で年配の女性が切り盛りしている。
「お母さんは無能力者なんかじゃない!」
寅子が結婚に気乗りしない原因でした。
素直に疑問を抱ける力、好奇心と向上心、情熱と行動力、勇気ある人たちの開拓によって今があるんだ。
寅子はこれかな。
「Princess of Wands」
多くの女性が時代に諦めつつ巻かれつつ、その状況でのベストを手に入れようとする。
家をしっかり守っているお母さんも賢い人。
だからこそ、その時代のベストを提供したのだろう。
そんな中、寅子は自分の考えを言うチャンスがあった。
寅子の考え方を良しとし、導く人に出会った。
開拓していく人の才能の一つですね。
第1話の冒頭に1947年施行の日本国憲法を読んで涙する大人になった寅子の姿が。
第十四条
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
「#Ⅷ・Adjustment」で「公平」の話をしたのですが平等あっての公平。
法律で平等が認められても運用側が従わなければ意味がない。
39年後の1986年に「男女雇用機会均等法」が施行。
企業も「何かしなければ」状態になりました。
1990年に社会人になったので過渡期。
仕事を任せて貰えるのが嬉しかったし、残業も必要ならばやった。
それを咎めるのは男性ではなく女性でした。
ちなみに「法の元の男女平等」は
日本・1947年
フランス・1946年
イギリス・1975年(憲法には明文化化されていない)
ドイツ・1976年
ココ・シャネルは1883年〜1971年。
クロウリーさんは1875年〜1947年。
三淵嘉子さんは1914年〜1984年。
平等にも人権、参政権、雇用等。
種類や段階があり、上記が間違っていたらごめんなさい。
クロウリーさんは新時代の法律として「法の書」を書いています。
核となるのは「全ての男女は平等である。自ら輝く星である」
この考え方は好き。
実際は男尊女卑の塊だったらしいです。
法律を作る人が必ずしも法律の考え方を実行している訳ではない。
フェミニストではないけど今の時代の有り難さを忘れてはいけないな。
司法研修所のシンボル。
研修生はこのバッジを着けているそうです。
※写真はドラマ「ビギナー」から
よく見ると「平等」は入っていない。
ブログでも「公平」と「平等」の話を出したのだけど、「平等」は基本中の基本。
基本中の基本は戦争を経て手に入るのだと思うと思うと何とも言えない気持ちになる。
「虎に翼」のOPで寅子が法衣を着ています。
寅子の刺繍の色は白。
白は弁護士、深緋は検事、深紫が判事だそうです。