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BOOK#22「新 コーチングが人を活かす」

●今回読んだ本

「新 コーチングが人を活かす」―著谷口奈緒美(出版社:ディスカバー21 |2020年6月26日発行)

●内容メモ #ネタバレ

▽コーチングの醍醐味
一緒に何かを探索することであり、発見すること。
コーチは問いの発信者であり質問の担い手であるが、問いは「上から下に向かって投げつけるもの」ではなく「二人の間において、一緒に共有すべきもの」。

▽コーチングのポイント
・「なぜ」ではなく「なに」を使ってきく。「何?」の方が内側にあるものの発見に至りやすい。
・コーチングするときの基本公式は『望んでいる状態(目標)=現在の状態+行動』。まず「望んでいる状態」を聞いてチャンクダウンで具体化する。次に「現在の状態」を聞き、チャンクダウンによって具体的に現在何が起きているのか捉え、チャンクダウンによって、行動を見つけ出す。いつ、どこで、誰と、なにを、どのようにするのか、行動が明確にイメージできるまで詳細に聞いていく。最後に、チャンクアップして、望んでいる状態が具体的になったのちに抽象的な目標として掲げ直し、とるべき行動を決めていく(3つくらいにまとめた方が、常に覚えていられるので実践的)。

▽未来(就職先、キャリア)が見えない場合
自分の関心、指向性、心の振れ具合、そういったものを十分に思い出してもらってから将来何をしてみたいか、何を実現してみたいかを聞いてみるといい。日常に忙殺されている中で、なかなか自分だけでそのヒントにアクセスるのは難しい場合は、小さいころ、夢中になっていたものは?好きな(好きだった)ものは?と、過去に向けて問いを投じ、思い出してもらい“未来を想起するための素材”を集める。

▽習慣化のために
行動のプロセスを考えると「なんか嫌な感じ」が起きて行動のブレーキになってしまう。なので何かを成す時には、その行動を思うのではなく、その行動の先の「いいこと」をイメージする。

▽現状を知る
理想を10点として、今の状態を採点してみることで、直感的に数字にするだけで状況がクリアになる

●その他

▽なぜ読みたいと思ったのか
思った意図通りに話を伝えることができない後輩の指導に悩んだため

▽興味を持ったきっかけ
少しでもお互いに効率的なコミュニケーションにしたい

▽この本を読むことの意義
円滑なコミュニケーションの手法を学ぶことで、イライラを抑えて冷静に話ができるようになりたい

▽どんな本の内容だと思って手に取ったのか
コーチングする側のスキルを得られると思って

▽実際読んでみてどんな本だったのか
基本的なことがいかに大切なのかを説いてくれる本だと思った。特別革新的な目新しいことが書いているわけではないが、だからこそ、地に足のついたアドバイスになっていて、とてもタメになった。まずは基本として本書の中の取り組みにかかり、基礎ができてプラスアルファで色付けをしていきたいなと思う。

▽タイトルをつけ直す(要約)とすると?
「なぜ」ではなく「なに」で聞こう

▽知らなかった単語(用語)について
・チャンク…塊。
・チャンクアップ…塊にまとめあげる。
・チャンクダウン…塊を詳細に掘り下げる。

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