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BOOK#28「1%の努力」

●今回読んだ本

「1%の努力」―ひろゆき著(出版社:ダイヤモンド社|2020年03月05日発行)

●内容メモ #ネタバレ

▼序文.「1%の努力」とは何か
・「99%の努力と1%のひらめき(発明家エジソン)」への誤解
 →×努力すれば道は拓ける
 →○1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄
・本書は考え方の考え方(判断軸)のヒントを提示するものである。

▼エピソード1.団地の働かない大人たち―「前提条件」の話
・異なる考え方を持つ人に出会ったときには「この人とは前提が違うんじゃないか」と頭の中で考える
・急に言葉が生まれて、しかも批判にさらされているときは「彼らは太古からずっといた」ことを思い出そう
・モノを手に入れる=その後のメンテナンスを引き受ける
・自分の「最底辺=ヤバい」を考えて定義しておく
・幸運の女神の前髪をつかめるように、少なくとも片手は空けておこう

▼エピソード2.壺に何を入れるか―「優先順位」の話
・この壺は満杯か?…大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とない。自分にとって重要性の低いもの(砂利)から壺を満たしていけば、重要でない何かに満たされていってしまう。
・ロジックor趣味…ロジックは集合知が働く。趣味はどっちでもいい。真剣にならずに楽しめばいいのだ。
・ヒント…修復可能か?不可逆か?を基準に。修復可能なら、後回しでもおっけぃ。自分にとってストレス(物理的、心理的)となることは何か。

▼エピソード3.なくなったら困るもの―「ニーズと価値」の話
・好きなものは好き。これ以上に何を語る必要があるだろうか。誰に言われなくても勝手にやっていること。それを好きだと堂々としていれば別にいい。

▼エピソード4.どこにいるかが重要―「ポジション」の話
・第三者的なポジション…現場のリアル、経営側の論理、コミュニケーションコスト(言ってはいけないことを言うスキル。好き嫌いでいうのでは無く、根拠を提示したり、改善策を一緒に考えたりする。本音でいう。そして、ちゃんと謝る)
・職業にとらわれずに、現場レベルのサブスキルを持つ。スキルは手段。メインにすべきは、問題解決。なお、言葉の壁を越えられるスキルは相当な自信になる。
・人が人を選ぶ基準は、優秀さではない。面白い(変わっている)かどうか。

▼エピソード5.最後にトクをする人―「努力」の話
・「努力を努力だと思ってる時点で、好きでやってるやつには勝てないよ(イチロー)」

▼エピソード6.明日やれることは、今日やるな―「パターン化」の話
・ダメな時に素早くあきらめることも、1%の努力には必要な要素
・「この1週間で「新しいこと」はあっただろうか」。予測不可能なものだけにお金を払う。

▼エピソード7.働かないアリであれ―「余生」の話
・働かない蟻に必要な2要素
(1)ダラダラすることに罪悪感がない
(2)自分の興味のあることに没頭できる
・興味が出たものは、徹底的に調べる。そして、納得するポイントを探る。知りたいから調べるを出発点にするのが大事だ。そうやって過程を楽しめる人になろう。
・ブラックボックスの部分を持つ
・最後にはすべて笑い話に

●その他

▽なぜ読みたいと思ったのか
本屋さんでランキングに入っていたし、平積みされていたから。

▽興味を持ったきっかけ
2ch全盛期にエンカウントしているものの、ひろゆき氏について興味を持ったことがなかったので。最近はDaiGoの話の中でちょいちょい出てくる人くらいのイメージ。せっかくなら、もうちょっとこの人のことを知りたいなと。

▽この本を読むことの意義
どんな考え方をもって生きているのかを知り、ひとの価値観を知る。

▽どんな本の内容だと思って手に取ったのか
きっと、世の中を斜に構えたような内容だと思って手に取った。笑

▽実際読んでみてどんな本だったのか
すごくまともな人。普通の人。まっすぐに世の中と向き合っている人。そんな印象を受けた。睡眠第一なところも、すごく共感できて。グッとくる。
「努力で解決する≒お金で解決する」とか、耳が痛い。終電逃してタクシーで帰るという意味不明なことをしてましたよ、わたし。えぇ、えぇ。実に愚かでした。それに、圧倒的な紋切型で、10を維持して11,12にしようとするタイプの地味でつまらないタイプです!笑。
でも、体育会系から逃れて生きてきて。ある程度の年齢になったから、年上にもおかしいと思ったら歯向かえるし、興味のあることは調べる方だと思う。そんな自分の好きとか普通にハッとさせられた本だった。
読んだ価値がすごくある。読んでよかった。
壺の話もとても印象的。読んでいる途中、2chのトップ画が脳裏によみがえってきたけど。笑。私の大きな岩は何だろう、と考えようと思った。言い換えれば、目標という言葉なのかもしれないけれど、そうじゃなくて。壺に最初に入れるべき「大きな岩」という表現が、すごくしっくりくる。あぁ、今、読んでよかった。

▽どのように始まり、どのように終わったのか
序章でこの本の在り方と意義定義(考え方の考え方)。
章ごとにテーマを定めて、考え方の考え方(判断軸|思考法)を提案。
ラストに全ての思考法をまとめて羅列。

▽タイトルをつけ直す(要約)とすると?
問題解決策が見つからないあなたへのヒント

▽知らなかった単語(用語)について
・アーキテクチャ…建築物。建築様式。建築学。構造。コンピュータ システムの論理的構造。
・ブラックボックス (Black box) …内部の動作原理や構造を理解していなくても、外部から見た機能や使い方のみを知っていれば十分に得られる結果を利用する事のできる装置や機構の概念。 転じて、内部機構を見ることができないよう密閉された機械装置を指してこう呼ぶ。
・不可逆…その状態に変化したら、もうもとの状態に戻らないこと。

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