熱海と新年の計。

社会人になりたての頃は
よく一人旅をしました。

仙台、名古屋、神戸......などなど
たいていユースホステルを予約して、
知らない人たちと
5〜6人で夕食を食べながら
盛り上がったり、
2人きりで
同室で夜中まで語り続けたり、
外国人の方と
交流することもありました。

イギリスにいたときも、
まとまった休みが
もらえるたびに
いろいろと旅をして、
ユースホステルやら
B&Bやらに泊まったり
していました。

安さを求めたら
きったなくて
臭くて暗くて狭い部屋の
湿ったベッドのことだった
時もありました。

あれは確かブライトンだったな。

ひと部屋に8人くらいいて、
私の他の人は
長期宿泊者の女の子たちで
日雇いみたいな仕事を
していました。

スペインでは友人と一緒に
何故か韓国人がやっている
日本で言う昭和の団地みたいな
エレベーターがない
3階の部屋に泊まりました。

薄暗い階段に
ごちゃごちゃとものが置いてあって
足の隙間もないほどのところを
一段抜かししたりしながら
何とか3階まで
上がるんです。

夕食つき、とあったので
頼んだら
スペインなのに何故か
あやしい韓国料理で、

いや私は基本的に
韓国料理は好きなのですが、
ここに限っては
「あやしい」料理で、

しかもご飯とキムチと
スープだけ。

ニコニコと
オーナー夫婦が監視している中、
無理やり食べたら
食あたりして
夜中吐きました。

更に、吐いていたら
「うるさい！」と
このオーナーに叱られました😆

私も逆ギレして
「具合が悪いんじゃ！ゴルァ！」と
喧嘩腰で言ったら
心配されました😆

ここの布団は
巨大なリアル虎が
雄叫びをあげている絵の
穴があいた
ブランケット一つでした😆

かゆい感じの😆

別室に東大卒の
男の子がいて
「ここ、やべーよ」と
いろいろ教えてくれて、
東大卒でも
こんな間違いをするのか、と
親近感を持ちました😆

今となっては
良い思い出です😆(本当か？)

結婚してからは
ダンナが何でもやってくれる人だから
旅行は全てお任せしていたら、

旅行の手配は何も
分からなくなりました。

昨日から一泊で
静岡県は熱海旅行にチビと2人で
行ってきました。

海が好き。

ダンナは仕事だったので
2人で行っておいで、とのことで
いろいろと行く場所を探しました。

来宮神社は行列でしたが
魅力ある場所でした。

来宮神社にある
樹齢2100年超の大楠。

最初はね、
軽井沢のホテルを予約したんです。

でもすぐに
極寒だということに気づいて
キャンセルしました。

同じくこちらは樹齢1300年超。
落雷で中が空洞になっても
青々と、堂々としています。

それから熱海に変更したのですが、
自分で計画をたてるのは
鎌倉を除けば久しぶりです。

ホテルから見た朝焼け。

特急踊り子を
ネットで予約しましたが、
ペーパーレス切符というのが
よく分からない。

それで結局、
みどりの窓口まで
わざわざ行って
ペーパーレス切符についての
レクチャーを受けて来ました😅

熱海城から見た景色。
やっほー‼︎と叫ぶチビ。

行く場所も
7歳チビが満足出来る内容で
疲れない程度のスケジュール、
と思っていたら
いろいろと悩んで
時間がかかりました。

温泉は7歳からは
混浴出来ないので
貸切風呂のあるホテルを選んで、
チビが好きな卓球がある
駅から近めのところを
何とか探し当てて、

こういう麗しい場所は大好き。起雲閣。
あ、私が写ってる。

完全に私の趣味でチビを連れ回す。

お庭もお見事！

荷物はチビの分も
ダンナがいたら
たくさん持ってくれるけど、
少しは私が持たないと
いけないから、

それに加えて喘息の
吸入器と薬一式も入れて、
一泊だから極力
私のものは少なくしたりして
頭を使いました。

楽しかったな。

人に何でもやってもらうのも
いいけれど、
自分であれこれ悩んで
実行した旅行もまた
格別だな。

忘れていたことを
思い出しました。

私ね、
昨年度から2年にわたり
授業のコマを入れすぎて
授業のこと以外は
疎かになってしまい、

これ以上は無理だということが
分かりました。

今年度が終わるまでは
与えられた仕事を
完遂できるように
身体にも気をつけるとして、

来年度からは
仕事を削ろうと思います。

好きな仕事なら
いくらやっても
苦にならない、という人がいて
それはすごく憧れる姿ですが、

どうやら私は
このタイプにはなれないみたい。

学生はとても可愛くて
授業も楽しくて
熱中してしまい
あっという間、でも
身体が、精神が
悲鳴をあげてしまいます。

もっとコマを持てる人、
いくらやっても
ハツラツとしている人が
羨ましくても、

仕事をこれ以上頑張らない。

健康第一、が
今年の目標です。

本業以外には
仕事としては
手を伸ばしません。

余裕が出来たら着付と着物を
趣味と学びのためだけに。

読書を引き続き。
力を入れるなら料理を。

旅行も行きたいな。

家族に寄り添い、
ご縁があって
与えられた仕事のみを
熱心に行ないます。

新年の抱負に
素晴らしいものを
提示されている方が多くて
引き摺られそうになるけれど、
比べない。

3月までは
過労気味の日々が続いても、
来年度はのんびりと
心穏やか、をモットーに暮らします。

こんな一年があっても
きっと、いい。