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170.女性という存在としてのびやかに自然に生きる


おおう、ついに「170.」台へ...! やめどきがいまいちわからないまま今日まできてしまっている感が否めませんが(笑)、ここまできたら「200.」も見てみたい。


女性として、女性という身体と存在としてのびやかに自然に生きる。ということをいつも考えている。

はじめて性的に不可解な体験をしたのが小1のときで(草むらに引っ張りこまれて痴漢行為をされたんです)、その後もちょいちょい、不審な男性に声をかけられたり、ずっとあとをつけられたり、車に連れ込まれそうになったり、ふたたび草むらに引っぱりこまれたり、という経験を12歳になるまでに何度か体験したので、ここは危険なところだな、と感じたと思う。でも、その意味がよくわからなかった。

12歳以降は、そういう不可解な経験とともに、「ナンパされる」という、なんとか理解できる範囲のできごともぼちぼち発生してきたので(それにしたって、知らない大人の男性から親しげに声をかけられると身体は硬直してしまう)、ああ、自分は”女”サイドにいて、向こうからやってくる得体の知れない”それ”は”男”サイドにいるものなのだな、と思った。

そのときにわたしが感じたことは、”恐怖”や”身の危険”というものもあったけれど、自分という存在が「女」というサイドに閉じ込められて歪められるという、”不自由さ”だった。

って、今日、松村先生が

基本として、人間は身体に閉じ込められたままでは生きていけない。これはとても不自然ないびつな生き方だからです。生命存在の尊厳を否定したような生き方です。

ってブログに書いていたところから、考えたことなんだけど。


そういうふうに、男性に「あいつは”女”で、幼くて若くて、だから捕食対象なのだ」みたいに”閉じ込められた見方”で自分の存在を定義されたその瞬間に、まさに

”自分という生命存在の尊厳を否定されたような” 感覚が芽生えたのだと思います。

いったん芽生えたその、男サイドからの女サイドへの圧力(餌食であれ、捌け口であれ、成果物であれ、ご褒美であれ、トロフィーワイフであれ、なんでも同じなんですが)から、その巨大な圧から必死で逃れるための、わたしなりの戦いというものを繰り広げていたのですね、きっと。

だからわたしは「かわいい」とか「きれい」とか「やりたい」とか「やれそう」とかそういうすべての性的マインドベースの圧力から逃れるために、かわいくないわたしだってわたしでいていいし、きれいじゃないわたしもわたしでいていいし、やりたいと思われても思われなくてもちゃんとわたしはわたしなんだ。と、自分を証明したかったし、自分の生命存在の尊厳を取り戻そうともがきながら、どこかで「女性じゃなくても認められること」や「女性という属性、若いという属性、以外に自分を示せるもの」にとても執着していたのだろう。


そして、なんと...なんとなくですが、うたちゃん(中1娘)は現時点ではあまり「自分の性が女性であること」に、違和感や嫌悪感を抱いていないような印象がある。わからない、彼女が巧妙に隠している可能性も否めないけど.......。でも、12歳から13歳へと変わる、その思春期まっただ中の自分の存在と身体を、好奇心と希望を持ってあつかっている気がする。

胸が少しずつふくらんでゆき、腰がくびれてきて、全体的にふっくらとしてくる今の過程を、わりと肯定的にとらえているみたいなのだ。

彼女はK-POPが大好きだから、TWICEとかBLACK PINKとか、ちょっとお姉さんくらいの女性たちが扇情的な衣装を着て、キュートにエロティックに踊るMVを観ては「ああ、すてきだなあ。あんな足になれるかなあ。TWICEのモモは胸がおおきくていいなあ。わたしも大きくなるかなあ!」とか言っているのを聞いて、のけぞってしまった。わたしはあなたと同い年くらいの時、変わりゆく自分の身体に絶望していたところだったよ.....?サラシでも巻こうかと思っていたよ....?と(それを言ったら、「でもママの胸は、そのう、サラシを巻くほどの、あのう......そんな必要はないよね?」と遠慮がちに言われたが 笑)。

彼女が、ここまで育つ道のりで、そこまで深刻な性的被害にあっていないであろうことを、とっても喜ばしく思うと同時に、自分のこじれ歴の長さに打ちのめされそうになってしまった。物心ついてからずっとわたしは自分が女性であることに悩んできたというのに!!


”自分と仲良し”になる道の果てしなさよ。って思うよね。



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