221.繭割って蛾になるマイノリティ


えりなっちとランチ。彼女とは10年前にお互いにまだ0歳だった息子を連れて参加したマドレボニータの産後クラスで出会った縁で、ということは10年来のお付き合いだ。お互い、赤ちゃん連れでがんばってひんぱんに会ってた時期を終えて、いろいろ大変だったパートナーシップのあれこれの時期もなんとか乗り越えて、会うたびにおだやかな日常を共有できていて、夢みたいだ。

わたしはえりなっちのFacebookの文章がとっても好きなので、「noteにしてほしい!」って何度も言ってるのだけど「え〜いいよ〜(笑)」といつもツレない。ちぇ。出会ったときからずっと変わらず、キラキラと世界へ開かれた心で、子どものように無邪気な笑顔で、喜怒哀楽にいつも大忙しの彼女の近況が聞けて、うれしい日だった。

ランチの場所が西荻窪だったので、大好きな今野書店へ。
今日の一冊、これにしました。

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さほど熱心な映画ファンでもなく、映画館に行くのは月に1回か2回だし、家でも週に一作品観るか観ないか。ではあるものの、わたしなりのルールとしては「気に入った映画があったら、その映画監督の作品はすべて観る」派なので、”映画監督”という言葉に惹かれて、つい購入。じっくり読みたい。が、じっくり読む時間が見出せないライフ!ポモドーロだけが頼りだ.....。

映画、みんなが「これは名作」というものはひととおり観ているし、ふつうに『BRUTUS』の中で取り上げられているようなメジャーな大作、もしくは通好みの小作品ももちろん良いと思うんだけど、なんか改めて「自分の好みって地味でニッチなところなんだな」とやっぱり思ってしまった。

なんか、すごく感動するとか、すごく世界観があるとか、すごくすごくすごいやつじゃない、やつが好きなんだなって(笑)。

だからバンドやってる男の子を好きになったときに、わたしはボーカルじゃない男の子を好きになるんだよね。わたしはボーカルとかギターの男子を選ばずに、それこそベースとかドラムとかパーカッションとか、エレクトリック・ヴァイオリンとか(勝井さんラーブー 笑)、そういう楽器を選んじゃう人を好きになっちゃうタイプなんだよね。

なので、この雑誌を買う前にもえりなっちとおすすめ映画の話をしてたんだけど、わたしがそのとき言ったオススメって『アフタースクール』(2008年、監督 ・脚本=内田けんじ)と『鍵泥棒のメソッド』(2012年、監督 ・脚本=内田けんじ)だったり。さらに洋画で繰り返し観てるのって、なぜか『そんな彼なら捨てちゃえば』っていう....笑
いやこれは隠れた名作だと思うの。ジャスティン・ロングが最高です。


壮大じゃない、すごくない、ただのふつうの....っていうかふつうよりもどこかダメだったりズレてたりかっこわるかったりするひとたちの織りなす、ささやかな日常の延長にあるちょっとした出来事を、細部までていねいに描いてある群像劇、みたいなものを、大事に観ているんだな〜と思った(コレ書きながら)。

ニッチ。サブカル。マイノリティー。
どこまでも自分について回る、宿命的な嗜好性だ。


映画について話したり、監督論読んだりしてるとめっちゃ映画観たくなる。けど、11月はあまりにも時間が足りないので、12月はほんとうにほんとうに、仕事をしないことにする。決めた、12月はのんびりする!


私にとって最も大事なものは、人生における自由な時間です。やりたいことは山ほどあり、ブログは趣味のひとつにすぎません。有名になりたいわけでもお金を稼ぎたいわけでもなく、自由な時間を確保するために仕事まで辞めたのに、執筆や取材に追いまくられるなんて、とんでもないことです。


そして自分で自分を忙しくしすぎてしまったとき、いつもこのちきりんさんの言葉をここに載せることにする(笑)。



ボディートーク・セッションダイアローグ・セッションともに11月枠は満席となりました。これよりお申し込みの際は、12月以降の日程にてご予約ください。

ライティング・ライフ・プロジェクト第5期、満席につき受付終了しました!ご関心をお寄せくださったみなさま、ありがとうございましたm(_ _)m。第6期は、またメルマガにて募集させていただきますね。*




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