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1084/1095.オニババ化する女たちはやがてCEOになる


日中は母とコストコへ、夜はWBC。
今日は平日にもかかわらずコストコがかなり混んでいて、「みんなWBC観ながらロティサリーチキンを食べたいのかな~」なんて話したりしていた。ロティサリーチキン、だいぶ値上がりしたけどつい買ってしまう。

うたちゃん(中3娘。明日で卒業だ!)の高校の入学式と、かんくん(小6息子)の中学の入学式がまんまとかぶったので、わたしは娘の、ハチ(旦那さん)が息子の式にそれぞれ出席するという段取りになった。わたしの母ふーちゃんもヒマそうだったので「うたちゃんの入学式、わたしひとりで出席する予定だけど、ふーちゃんもくる?」と聞いたら、「行こうかな」とのことで、着ていく服がないわ~なんていいつつも楽しみにしているようだった。

ここ最近のわたしはなにをしているかというと、仕事。そして、寝るまも惜しむほどにおもしろく読んでいる『寂聴源氏塾』読書。


そして、ひたすらに子猫探しをネットでしているという日々である。

たった一泊。たった一泊の「ちょっと預かってみる?」の一言が、こんなに家族みんなの意識を「うちに猫を迎えたい」に一気に傾いたことにとても驚いているのだけど。
いやまあ、一時的には「かわいいね、欲しいね」ってなるとは思っていたけれど、それは一過性の気分であって、わりとみんなすぐに忘れるかなあと思っていたのだ。

今日もうたちゃんがふとリビングにやってきて、「おかあさん、わたし猫が飼いたいわ、やっぱ」といった(もちろん「わたしも飼いたいよ」と答えた)。
今日もソファーでみんなでぎゅうぎゅうになりながらくっついてWBCを観ながら、「ほんとうだったらココ(ソファーのすきま)に子猫がいるはずなんだけど」と、ロス感ともちょっとちがう、「そうであるのが自然なんだけどな、おかしいな」みたいな感覚をみんなで話し合っていた。

今ふと気づいた。この家の最終的な意思決定の権限って実はわたしにあるのだな、と。
なんとなく全員が「子猫をうちに迎えたい」と同意しているとして、どうやら他の3人はわたしの決定待ちをしているような感じなのだ。
なんかそれってすごく面白いな、と思った。

わたしは家庭に入っても、死ぬ気で旦那と張り合って「対等ですから」とがんばっていた。力の欲求の発露として、会社ではどんなにしょぼくてもいいから役職が欲しかったし、自分よりポジションが低い部下が欲しかった。
その世界の中で、わたしが最高責任者として最終的な意思決定をし、責任を負うということを強く望んでいたような気がする。

でも、そんなとき三砂ちづる先生の『オニババ化する女たち』を読んで、「そんな会社とか組織とかで、すぐに誰かにすげ変わってしまうようなつまらない役職にこだわるなんて、意味があることとは思えない。そんなことで、女性が結婚や出産という機会を逃すなんてばかげている。そんなに権限が欲しいなら、采配を奮いたいのなら、家庭の中で唯一無二の存在としていくらでもやればいいのに」みたいなことが書かれていたことに、衝撃を受けたのだった。

ちょっと乱暴な要約だけども、三砂先生は「社会は社会で自己実現するのも楽しいかもしれんが、パートナーシップや出産や子育て、家庭という場を切り盛りしていくということにおいて、女性がそのブレインとして活躍していくこともまた、愉快で豊かな生き方ですよ」という、考えてもみなかった可能性を、その著書の中で示してくれていたのだと思う。

だれのどんな言葉よりも、上記の三砂先生の本があったからこそ、わたしが本気で「今世で、結婚して子供を持ってみる、ということもまた、良いことなのかもしれない」と思えた気がする。

あれえ。閑話休題。

そんなわけで、わたしが「さあみなさん、子猫をお迎えすることに決まりましたよ。つきましては、これこれこういう段取りで進めていきますよ。ハチくん、君は〇〇を担当したまえ。うたくん、あなたは□□をやっておきなさい。かんくんは、△△の用意をしておくこと。わかった? ハイじゃあみんなチャキチャキ動いてね~!」って言ったら、おそらくこのひとたちは「ラジャ!」っつって、その決定事項に従って動き始めるんだよね、きっと。

そういえば、だいたいの大きなことってわたしが決めてきた。

家を買うことも、どの家にするかもそうだし、ひとりめはデキ婚だから選択の余地はなかったけれどふたりめの赤ちゃんについてもわたしが産みたいと思ったので決めた。
ハチはいつでも、反対するでもなく流されるでもなく、現実的なチェックポイントを示唆しながら、わたしの希望をカタチにしてくれた。

てことは、わたしはこの家のCEOなんだなあ。
家庭という最小単位の組織ではあるものの、その組織をいつでも最適化するために、構成メンバーの幸福と利益が最大化するために、”わたしがCEOとして采配をふるう”というチャンスを与えられたのかもしれない。

そういう意味では、三砂先生が書かれていたのはこういうことだったんだなと、はじめて事例として納得できた気がしたのでした。

だいぶ昔の本だけどね、おもしろいので読んでみてください。






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