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0972.「ここで俺らが何か起こすんだ」と彼らはいった


午前は近所のバレエスタジオでジャイロキネシス。
やっぱりすごくいい。ジャイロキネシスには、世界観と哲学があるね。身体にねざした、とても美しい叡智がジャイロの中には結晶化されていると感じる。

細胞が、筋肉が、全身の数百個のすべての骨と関節が、ジャイロキネシスによって目覚めて、つながり、つながりを持って躍動していく。
そういうふうに成り立っているのがすごいと思う。
リアルでできるのは月イチのクラスしかないけど、オンラインでもう少し増やしていくのが良さそうだな。

ふと思い出したんだけど、「ぼくらの時代」で横浜流星が、自身の空手の腕前について「ぜんぜん勝てなかった。弱くて」と話していたことがあった(彼は選手権優勝経験アリの方)。
「でも、あるときから勝てるようになったんですよね」と言って、トーク相手は「なんで?なにしたの?」とたずねたところ、「練習を増やしたんです(笑)。それまでは週1、2くらいしかやってなかったのを、週5、6とかに増やして。そうしたら強くなった」と言っていた。

わたしの中には、「絶対量・活動量を増やすということは、とても意味がある」という信念があるので、横浜流星の言葉を「そうだよなあ」と思って聞いていた。

ベリーダンスの発表会が自分の中でのエポックすぎて、「もっとうまく踊れるようになりたい」という熱が高まっている。当然、絶対量を増やしたいわけなので、ベリー、ジャイロ、(スタミナづくりとしての)登山、を、バランスよく日々の中に取り入れていきたい。

ドイツ戦はなんだかものすごく感動して、夜中にひとりでしくしくと泣いた。
ハチ(旦那さん)はハンドボールにしか興味がないやつなのでとっとと寝ていて、子どもたちも寝ていて、わたしだけがキャアキャアと騒ぎながら見ていた。

あの前半を観ていたひとはきっとみんな、頭を抱えていたと思う。「手も足も出ない」とはまさにこのこと、みたいなゲームだった。わたしは気力も体力も胆力もない、ふにゃふにゃの女なので、「ああ日本終わったな。ドイツ強いもんね。レベチってやつ?」と、夢も希望も失っていた。

というか、あの状態から「おしおしおーし!こっからこっからー!」って叫べるのは、ダイヤのAの沢村くらいじゃないだろうか。

でも、当たり前だけれどあのカタールにいた選ばれしアスリートたちは、なにもかもまったくちがうものを見ていたのだと思う。勝利の翌日(つまり今日)、漁るように読みまくったコラムやインタビューに、こんなことが書かれていた。


予感はあった。前半、ベンチから試合を見守っていた浅野、南野、堂安は「0-1なら行けると3人で話していた」(浅野)という。耐える展開の中、冷静に戦況を見守り、自分たちがピッチに立ったときのことをイメージできていた。

「その3人がゴールに関われたのは、たまたまかもしれないけれど、僕らは信じていた」。そう浅野が言えば、南野も「3人で見ていて、カウンターで何かありそうだなと感じていた。それが本当に起こってうれしいし、そのイメージをして3人が入ったから起こせたのかなと思う。ここで俺らが何か起こすんだと思って試合に入った」と胸を張る。

 堂安は「試合前からスタメンで出る選手が45分間出し切って、俺らが決めるという話はしていた。そのとおりになった」と力説。堂安の同点ゴールのときも浅野の逆転ゴールのときも、ベンチから選手たちが飛び出し、歓喜の輪が広がった。試合終了の笛が鳴った瞬間にもベンチから選手がピッチに乱入。ピッチ上で選手同士が抱き合い、喜びを分かち合った。
https://web.gekisaka.jp/news/japan/detail/?373539-373539-fl


う、う、うえーん(二度泣き)。

当たり前だけど、当たり前すぎるほど当たり前だけど、あらゆるパターンを想定して、あらゆるシチュエーションを、シナリオを、何通りも何通りも描いて、最悪のケースにもしっかり備えて、準備して、練習して、磨いて、高めて、そうしてプレーしているひとたちなのだ。

「ああ、あんなに猛攻撃を受けて。ボールを触らせてももらえない。先制点も取られて、おしまいだ」、じゃない。
そんなの想定内で、「0-1で前半が終われるなんてむしろラッキー」で、相手の決定力不足だってこっちはチャンスで、そしてしっかりと「さあ、ここから俺たちがやってやろうぜ」という気持ちで、彼らはピッチに立ったのだ。

ドイツ戦を見ていたときは、そのゲームそのものがおもしろかった。
けれど、一夜明けて、選手や監督や国内外のいろんなジャーナリストの言葉をインプットしながら、カタールで戦っている彼らの”覚悟”と”信念”、”決して絶やすことのない希望”と、”希望を得点という形にする勇気”に改めて触れていることが、いちばんの醍醐味だなあと思っている。



2022年9月スタートのライティング・ライフ・プロジェクト第12期生、満席となりました。ありがとうございました。



<世界観と表現>ビジネスコーチング、9月期は満席となりました。



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