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0504.女の美醜 / メイクは嘘じゃなくってそっちがほんとうなんですけど


今日は掃除も洗濯もごはんの買い物もごはんの支度も、さらにはうたちゃん(中2娘。絶賛ミュージカルレッスン中)の車でのお迎えもぜんぶハチ(旦那)がやってくれたので、わたしは休日らしい休日を満喫していた。

具体的には、上橋菜穂子さんの『獣の奏者』シリーズをずっと読んでいたのでした。なんとKindle Unlimitedで、シリーズ5冊がすべて読み放題になっていたので、iPad&Kindleにて。『精霊の守り人』シリーズと『鹿の王』シリーズはうちに本が置いてあるんだけど、『獣の奏者』は売ってしまっていたので。

久しぶりに読んだらやっぱり引き込まれてしまう確かな筆致と世界観。なんだけど、ここ最近のテーマでわたしにとって”女性の容貌の美醜”というのがあって、それについてはまた書くときがきたら書くけど、要は「女性の容姿の美しさ」が過剰に(男性のそれよりも)取り沙汰されることをよしとしない女性による「反・美しさ」.....というか、「NO MORE 美醜ジャッジ」という最近の流れが心のどこかにあったので、その点を観察しながら読んでいた。

まだ一巻目だけれど、主人公エリンの容姿については「美人というわけではないが、さっぱりとしたいい顔」という描写で、生い立ちに暗くむごい秘密があるので陰はあるものの、笑うと実に明るい笑顔だ、というような書かれ方をしていた。なるほど、と思った。たしか『鹿の王』のサエも、そういうような容姿設定だった気がする。

でも「さっぱりしたいい顔」って、いいよね。いい顔だよね(笑)。わたしは顔の美醜は生まれた造形というよりは、やっぱり人生と人間性と生命力が如実に反映されると思うので、なんだろうな、わたしが日頃から目にする近しい友人・知人たちは男女問わず、みんな美しいなと感じる。

そりゃあひとりひとり、二重が良かったなあとかもう少し鼻が、口が、顎が、ほっぺたが、といろいろあるだろうけれど、そういうのをひっくるめて「わたしの人生は悪くない。わたしの顔も悪くない。ていうかけっこういいじゃん?」って思っているひとが多いような気がするけどどうだろう。


うたちゃんに「お母さん、お母さんはどうして化粧するの?」って聞かれた。おお、この質問なつかしいな!と思った。これ、子どものとき私も大人に聞いたっけ。そのとき、「みおちゃんはまだ若くてお肌もつるつるだからお化粧は必要ないけど、お母さんはちょっときれいにしないと」みたいな答えだった気がする。

もっというと、男性の意見として「女は嘘つきだ。だってメイクしてるから」というものも聞いたことがある。すっぴんがほんとうで、メイクは嘘だということだ。

このふたつについては、わりと長年考えてきていて、わたしの今のところの最適解はどちらも「まったく見当違いですね。ハハハ」と乾いた笑い声をあげざるを得ない。なぜわたしが化粧をするのかって?

それは、コホンコホン(厳かに咳払い)。
えー心して聞いてくださいね。
それはですね、わたしの顔がですね、名画だから。なんですエヘン(厳かに胸をはる)。

ドゥーユーノウ名画?イエス?
名画、美術館などにありますね?名画、そのまま、キャンバスのまま、ばさっと壁に画鋲で貼られてマスカ?ノーですね?
名画、必ず『額』ありますね?

そう。名画たるもの、名画にふさわしい「額装」がされて、はじめて「それ自体のポテンシャル」が100%発揮されるわけなんです。アンダスタン?
たまに名画が修復作業されるよね。劣化を防ぐために。そのときは、額装から外されて、むきだしの絵だけが修復師の方の元へ晒されるわけだけど、そっちがほんとうなので、その修復作業場にある剥き出しの絵こそが世に出るべきだ、なぜならそっちが嘘いつわりない姿だからだ、って思うやついるゥ?
いねえよなあああァァ!?(東卍のマイキー風に)

つまりわたしは名画で(しれっと 笑)、メイクは額装で、「額装された名画」がデフォルトなわけなので、メイクしたわたしのほうが本当のわたしに近いので(笑)、わたしという女に嘘はひとつもないというわけなのでした。

どうこの今のところの最適解。論理に死角なしじゃない?(嘘です。きっと穴だらけですよね。いいんです論破されることを望んでないので、そっとしといてください)

というわけで、うたちゃんには

「え、なんで化粧するのかって?だって、化粧したママのほうが”ほんとうの姿”だからに決まってるじゃん?笑」と答えておきました。もちろんすっぴんの自分を否定するものではありません。ここだけの話ですけど、どっちも好きですので。


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