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ripples

今日で音のスケッチも8日目となった。
浮かばない日もあれば、これ前にも作ったなと手癖に悩んだり、イマイチ音の方向性が決まらなかったり。案外すぐネタ切れにもなった。曲が1分もなかったり、発展性がイマイチだったりするとまた一から作り直そうとしたりするような、妙な完璧主義っぽさなんかも出るわ、出るわで。いかに自分が何かに囚われながらやってきたんだなあということに気付いた。

今回はそんな普段なら隠したいような荒削りの部分もそのまま世に出して、自分を見つめ直すことにした。公言することで何となく保たれる計画性と、私の音楽に関心を持ってくださっている方の耳を少しお借りし、引き続き音のスケッチを続けていこうと思う。期限は決めていないが、ひとまず1ヶ月は続けてみる予定。その間に何か変化が見られた時は、またここに記録していくつもりだ。

今日の曲はお互い干渉し合うようなイメージで制作した。いつもは日常の切り取りとして動画に写真を使っていた。が、そう毎日バシャバシャ撮るわけでもなく、過去の写真を使うにあたって楽曲のイメージ画像を探すのも面倒だったので、最近続けている抽象画を使うことにした。
スケッチした曲を聴きながら、最初は泡のイメージで描いていたが、何度も聴いている内に泡というより波紋の方がしっくりくるなということで、波紋っぽさのある細めの線を足した。

明るさが欲しかったので背景は白ベースにうっすらとカーキ色を足した
タイトルは波紋を意味する「ripples」

我ながら上手くできた、なんて思える日は早々ない。上手いの度合いは立場や見る人によっていくらでも基準が変わる。あくまでも私の考え方だが、不安定なところを基準にすると崩れやすいので、まずは「今日は昨日と違う色が使えた」「いつもと違う曲が作れた」そういう小さな一歩が好きに繋がるような循環を作ることが大事だと思っている。その土台があってこそ、専門性のあることへの関心や社会への関わりまでに繋がっていくような気がしている。



tohma


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