tohma
日々思ったことや感じたことを書いています。
主にTwitterで更新しているsketchシリーズと抽象画について書いた記事をまとめています。 2022.10.4〜2022.11.10
kasai takara と tohma のユニット「tohk」の制作話やtohma視点の考えなどを綴っています。
Twitterのスペースにてラジオ配信していたものや雑談ラジオを掲載しています(リスナーさんとの交流部分はプライバシーを考慮しカットしております)。創作の話や日常の小話など(現在は不定期で更新)。
音楽と言えども、理論的に専門性を持って取り組んでいる人もいれば、趣味として楽しんで取り組んでいる人もいる。そんな中で私が考え方のひとつとして、音楽を難しく考えずもっとニュートラルに、身近に感じて欲しいという思いから音楽の日常的思考として綴っていく(更新は不定期です)。
今日はちょっと頭の中の整理も兼ねて、取り止めもない感じになっていることをご了承ください。興味のある方はぜひ読み進めていただけると嬉しい。 再構築をテーマに創作を続けているものの、そこでもまた腑に落ちず、迷走する日々が続いている。1月に制作した以下の2つは、再構築を始めたばかりの中では一番上手くいった方で、これを超えるものが作れずに作っては放置、作っては諦め、を繰り返している。 その時、うまい具合に重なった表現は、その時にしか存在しない。思い出して無理やりリンクさせるのとは
今回の曲、実はポジションチェンジしています。曲の提供はkasaiさんで、カットアップは私。完全に彼になりすますつもりで制作しました。分かった方はどのくらいいたのだろうか。にやにや。 曲によって方向性を変えているのですが、私の場合は打ち込みながらの偶然性を狙うことが多くかなりフィーリング寄り。なので、今回のストーリー性のなさは、ノリで構成されたもの。正直、受け入れてもらえるか不安でしたが、一発OKでリリース。アルバム制作の際に手を加えやすい余白もあるし、結果的によかったかなと
すっかり下書きにしていたことを忘れており、投稿してからちょっと間が空いてしまいました。すみません。 今回はフィルターのかかったピアノを用いて、コードをいくつか打ち込んだものをサンプリングしていただきました。リズミカルな中毒性のあるループが何ともシンプル且つかっこいい曲です。 kasaiさんのシンプルな構成もよかったのですが、私の要素が提供した音ぐらいしかなかったので(本当にそれくらい彼のリズム感って独特なんですよ…褒めてます)ちょっと加工したり音を足したり、追加でエフェクト
正月ボケもなくなってきた今日、この頃。何となく過去に制作した楽曲たちを聴いていると、遠い昔に作った曲のように聴こえた。紛れもなく自分の作った音楽だけど、今同じものを作れと言われてもできないなあなんて思いながら。その時の感覚はやはりその時のもので、時間と共に薄れていく。その上、姿形まで変わってしまうものだから、気が付いた時には違和感なんか持ったりして。めんどくさいんだか、愛おしいんだか。 スケッチシリーズを終えて以降、結局答えは見つからないまま月日だけが過ぎ、何がやりたいのか
年末年始は制作をお休みして、先週辺りから徐々に連絡を取り始めた頃。私がサンプルをお渡しして、それを吟味している間に思うことがあったのか、kasaiさんが「僕は音楽のその先に行きたいっぽいです」と。それは薄々感じていたし、私もその気持ちはあるんだよなぁと思いながら、今まで以上に原型を留めていない曲が返ってきて、あまりの良さに思わず笑ってしまった。 kasaiさんは独特のリズムとハーモニーが持ち味だと思っていて。正直私消えてしまうんじゃないか、なんて思ったのですが、今まで彼の楽
ミニマルミュージック的でエレクトロなサウンドを作られているkasaiさんと組んで色々曲を作ることになりました。あまりに唐突すぎて、私も冒頭に何を書けばいいかわからなくなってしまいました。ひとまず曲はこんな感じ。 カットアップやチャカチャカと可愛らしいビートはkasaiさん独自の色で、私は曲を作って音源を提供、その後kasaiさんにサンプリングしてもらい、完成した曲に私がエフェクトをかけたりして制作しています。曲については原型のげの字もないのですが、それがまた偶発的で実験的な
11月上旬に公園で見たトチノキはまだ紅葉していたが、今日訪れると落葉して寒々しい姿になっていた。暮れが近付いている。まとめ記事的なものは年末になってから書こうとも思ったが、あたふたとしている中で書く始末になってもそれはそれで何だかなあ…ということで、ゆとりある今、思い出しながら書き記すことにした。いつもより長いので、時間を少しいただくことを許して欲しい。 作編曲家としての活動について。今年はじっくりと吟味しながら、着実に進めることを目標としていた。昨年の子育てが疎かになって
先日、機会があって八王子まで出向いた。 八王子 Short Film 映画祭のセレクション上映会を観に行った。コニシユカさんという日頃仲良くしていただいている方が「リスケ」の劇伴を担当されており、これは観に行かなければ!とずっと狙っていて。これまでの開催場所が北海道や名古屋、長野などの遠方だったので、家族を放って飛び出すわけにも行かず…今回の八王子が観に行ける最後のチャンス。観に行くことができて本当によかった。 「リスケ」と「ラの#に恋をして」の監督も同席しており、映画終
10月25日から11月9日まで。音のスケッチと並行して描いた抽象画のまとめも4つ目。今までの中で比較的彩度が高めの画が多い週となった。相変わらず青系が多いが、ところどころ黄色を使う癖も見える。 最近はレイヤーを重ねずに一枚絵として描くことが増えた。寧ろ、私が好んで必要としている濁りや混じり気を出すのにレイヤーは必要なく、ひたすら絵の具を重ねていくのはアナログに近い感覚なのかもしれない。今度、美術系の大学に通っていた古くからの友人と会う機会があるので、画材や描き方など尋ねてみ
スケッチ30日目。何となく始めたスケッチシリーズも今日で完結。思い返すと早かったなあという感想が出てくるのだが、不思議と制作していてそう感じることはない。 旅の思い出とシリーズ完結のあれ(どれ?)で、物思いに耽ってしまったのでタイトルは「emotion」。順次進行って邦楽のバラードっぽいよなあと思いながら、使い込まれた王道のコード進行は何故だか人をエモな気持ちにさせてくる。好きだよね、こういうの。よくも飽きもせず聴くよね、と自身に言い聞かせながら打ち込む。うるさいな、と思い
スケッチ29日目。海の印象が強かった伊豆の思い出と共に。今年は夏に限らず、よく海に行った。山も好きだが天気のいい日は、どうも海に行きたくなる。自分が住んでいるところから近いというのも理由の一つかもしれない。 とめどなく、ゆらゆらと。波が寄せて返す時に生まれる、白濁した泡のような。相変わらずフィルターのかかった音が好きだ。何でだろう。ちょっと考えてみた。…はっきりしない様や、ふわふわとしたニュアンスが、記憶の中のような感覚を思わせるから、かな。何だかこの文章、前にも書いたよう
スケッチ28日目。Forestの類も何と4曲目となった。一番初めのForestから微妙に形を変えながらも、その曲にしかない雰囲気を意識して制作している。今日は7時のアラームがなる前に目が覚めてちょっと嬉しかったので、その気持ちもあって明るく前向きな曲になった。制作時間はオートメーションも含めて42分。 画像は昨日も使用した公園での写真と、少し前に行った交通公園の木の写真。どちらもまだ色づく前で、緑が残っていたので、少し加工して茶色に寄せた。森というよりは林だが、まあイメージ
スケッチ27日目。26日目は旅行帰りだったので音をイメージした抽象画と実体験の写真又は動画を織り交ぜた。11月も早々に家族イベントがあるので、残りの4日は実体験を元に書きたいものを書くこととした。 「sleep」というタイトルは、初めの方で使っていた子守唄のような曲から引っ張って来た。内声にメロディーを持ってくると、はっきりしすぎず、ふわふわと子守唄を聴いているような気分になる。動画は少し瞬きのような要素も入れてみた。抽象画は夢の中、写真は現実。今日あったことを夢に見るよう
週末は親戚一同の集まりがあった。時間があればと思っていたのだが、詰め込みまくりのスケジュールで、スケッチどころではなかったので一時休憩。今日は旅の思い出で印象的だったものからインスピレーションを受けた。 鬼怒川ライン下りにて。波は一定であるかのように見えるが、実はとても揺らぎやうねりがある。それが絶妙なバランスで揺れるものだから、ついうとうとしてしまった。木だけで出来た船が、水の上を滑るように進んでいくのが何とも爽快。 曲は一定でありながら揺らぎを感じるようなイメージで。水
スケッチ25日目。最初の方でよく作っていた子守唄調の曲を作ろうかと思っていたが、落ち着いてしまって発展性が薄くなるなあと今日はまた細かい音をランダムに打ち込んだ。テンポはいつもより早めの92に設定。 イメージは光、宇宙への憧憬など。このスケッチシリーズでは、感情と音が密にならないような制作を心がけているのだが、それも少し慣れてきた。何となくこれいいなと思って打ち込んだ音も、時間を置いて聴いてみると、そこに意味を持たせようとして作っていないにも関わらず、何だか意味ありげに聴こ
夏の余韻を掻き消すように、すっと冷たい風が頬をなぞる。こう、寒くなると、年の瀬が近くなっているのを感じる。寒さというものは、何だか切ないような、少し淋しいような妙な気持ちにさせてくる。 まず、私が今続けていることでの変更点。月一でやろうと決めていた飲兵衛の戯言と題したラジオは、このところあまり時間が取れないので、不定期でやることにしました。まあそもそも聴いている人おるんかってぐらいの、ゆる〜い個人ラジオなので、たまに更新されていたら覗いてやってください。音楽の日常的思考のマ