私の母は異常?part4 統合失調症

自信の過去ネタなら書き続けるられるって思ってたけど、
内容が暗すぎて、違う意味で書くのが辛くなってきたよ(笑)

こんにちは。こじらせ帰国子女のmintOle(ミントオレ)です。
平均より豊な生活を送っていたが、どんどん落胆人生を送っていく
様子を楽しく面白く時には真面目にお伝えするブログです
このブログを見て、今現在そのキーワードで悩んでる方達が
少しでも希望を持ってほしいと思い、書いています。


1.精神病へ強制送還される母

警察の前で自殺未遂をした母は、そのまま精神病院へと連れていかれた
私は、事件があった次の日は学校に行った。
とてつもなく暗く、廊下でボーと窓を見ていたのを覚えている
心配した友達が寄ってきて、どうしたの?と聞かれ
昨日の晩の事を話したら、私の家庭環境の悪さに、返す言葉がなかったのか
とりあえず何も言わず傍にいてくれた

が、この時、私は話さなきゃよかったと思った

心が腐りかけていたのだろう
「話したところで、きっと伝わない。変に弱いところ見せなきゃよかったな」って思った


2.病院から電話 精神病患者の実態


私の携帯に電話が鳴った 聞いたことない病院からだった
電話口の人は、私の母の名前を言った

今ここに母は、入院しているらしい

「娘さんでいらっしゃいますか?実は〇〇さん(母の名前)は、そのまま入院されてからお着換えも等が一切なく、お金も持ってらっしゃらなく、館内のサービスが使えない状態で…娘さん一度お着換え等をお持ちにお越し頂けませんでしょうか?」

あの事件から少し日がたっていた頃だった。
この頃の母は、母の親戚からも縁を切られており、誰も入院先の病院に
来ていない状態だったという

3.初めて入る 精神患者病棟 高校2年生の頃

神奈川県の海の近くにある病院だった
家からも学校からも遠い場所だった。

私は、病院に行く前に、母の衣服や下着 コップ 歯ブラシ お菓子など
買って向かった

その病院に着くと、まずは受付をした
少し、受付の方と話して、母の病院内で自由に使えるようにと3000円を
受付の方に預けた。
これで、飲み物が買えたり、洗濯機が回せたり、卓球などのゲームができるようになるらしい

受付すると、別病棟を案内された
そこは、鍵のかかったドアが2つ有り、

インターホンを鳴らして、一個ずつ鍵を開けてもらうシステムだった
また、予約者のみ入館可能だった

精神病患者病棟の厳重なセキュリティに圧倒された

中に入ってみると、私は衝撃を受けた

目の前にはロビーが有り、椅子がテレビに向かってたくさん並んでいる

そこに座ってた 患者さん達が一斉に私を見たからだ

その患者の目には精気はなく、目はうつろ、だだ私を見つめていた

看護師さんは私に言った

「すみません!!すぐ扉を閉めてください!!!!!」


すると、一人の男が私に向かって走り出してきた
看護師さんが、その男をガシッと掴んだ

その男は少し開いた扉から脱走しようとしていたのだった

私は、普通の入院病棟ではない事に気づき、とても恐ろしくなった

4.病院のモルモットにされてた母 薬漬け


学校帰りに来た私の姿は制服だった
制服が珍しいのか、訪問者が珍しいのか、ずっと見られ続けていた


看護師に言われた、部屋番号を頼りに母のいるベットを探した
すると、4人部屋で一人ベットに座ってる母を見つけた

母に声をかけた

母の反応は薄く、あのヒステリックで凶暴な姿ではなくなっていた
むしろ、私の事わかってる?ってぐらいボーとしていた

「お母さん、大丈夫?」

母は言った
「早く帰りたい」

母の様子が本当におかしかった。
私が買ってきたお菓子を渡したら食べようとするが、中々口に入れられない手が震えている そしてよくこぼす 口からよだれが出ている
呂律がまわっていない 目がうつろ 会話が不自然
そして、あれだけ4~5時間喋りっぱなしだったくせに
全然喋らない人間になっていた

その時、同じ部屋にいる女性の方が、突然悲鳴を上げた

「きゃー!!!!私のここに置いてあった物が動いてる!!!」

すると、その女性は私達を睨みつけた

「あんたたちでしょ!!!!私の物を触ったのは!!!!」

私は答えた「何も触ってませんけど」

そしたら、その女性は叫びながら、何かをブツブツ言いながら
部屋から出て行った

ここは精神患者 一級者の病棟だった

母は、ここにいるべき人なのか?私は一日目でそう感じた

5.悲しい精神病一級者の現実

その後、一週間に1~2回は母の病院へお見舞いに行った
着替えやお菓子やジュースや漫画や本などを持って行った

父から家政婦代も貰ってたし、その頃コンビニのバイトもしてたから
そこに行く交通費や母の物を買うのには困らなった。
母のお金がなくなると、受付の人に3000円づつ渡していた。

でも、母の病棟は慣れることができなかった

何度か来ると、精神病患者の悲しさがひしひしと伝わってきた
まず、私以外、お見舞いに来る人がいない事
お見舞いにきても、荷物だけ渡して、本当にすぐ帰る
たぶん20歳ぐらいの男の患者が、帰ろうとする家族の腕を
掴んで言葉ではない叫びや唸りで、帰らないで。と悲痛な叫びを発していた

その家族は、淡々とした表情で、その男の顔を見ずに看護師に頭を下げて
帰っていった
その男は、その後ずっと、家族が出て行った扉の前で唸りながら立っていた

一級患者はとても寂しい人が多かった

私はよく見られてたけど、よく話しかけられたりもした
でも内容はよくわからなかった
なんだか、自分の日記?ポエムみたいな事をずっと言っていた

「そうなんですね~」って相槌だけしてニコニコ笑い返していた

そうすると、満足そうにどこかに行くのだった


6.母のよだれを拭く 母喜ぶ



ある日、私が付き添うなら形で母の外出が許された。
外に出ても逃げないと判断されたのであろう。
といっても、病院の周りをお散歩程度の外出だった

私達は、他の患者の恨めしそうな目を後ろに、お見舞いの度に外に出た

久々の外に母は喜ぶかな?と思ったけど
母の感情はなく、ただ私の後ろをゆっくり付いてくるだけだった

母は何も話さなくなっていた為、私が一人、学校の話を沢山していた
反応はなかったけど、ただただ話しかけていた

少しベンチに座った。母の口からよだれが出ていた。
私が、ティッシュで母のよだれを拭いてあげた

そしたら母が笑った
「mintが私のよだれを拭いてくれるの嬉しい」

母の笑顔を数年ぶりに見た時だった

7.医者に物申す

こんな生活を一か月経っただろうか
やはり母の様子は、高校生の私から見ても変だと感じた
威勢のよかった母は、屍のような人間になっていたからだった

薬が合っていないじゃないかと思っていた
でも、誰にも相談する人はいなかった

この頃は、私以外お見舞いに来る人がいなかったため
医者との家族面談は私だった。

私は医者に言った
「この薬合ってますか?母はよだれは止まらないし目はうつろで反応もなく、あきらかにおかしいと思います」

医者は答えた
「〇〇さん(母の名前)は、薬で精神をコントールしています。必要であれば、薬は調整するつもりですが、今は現在の薬を続けてもらいます」

絶対おかしいと思った。でも高校生も私はこれ以上強くは言えなかった
でも母は、薬の実験台にされてるのではないかと思っていた


次回、母の多額な入院費で、母の親戚が崩壊する






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