[出雲大社+出雲そば]の正解と不正解
ビジネスの楽しさを知りつつも旅人に戻りたい砺波ユウです、こんばんは。
先日、山陰の松江・出雲に行く機会がありました。
実は何度も行った事がある土地でして、色々と知ってはいるのですけれど、今回の訪問は実に10年ぶり。
10年前からの変化を確かめる時間でもありました。
今回は、そんな私から、「まだ出雲大社に行った事ないけど、今度行ってみたいと計画している」人にとって有益な最新情報をお届けいたします。
【出雲大社に参拝】
出雲大社は縁結びの神社です。
知らない人の方が少ないのかもしれませんが、念のため。
参拝の正式な方法、ご存知ですか?
これは、しまね観光ナビに結構詳しく書いてありましたので、そちらをご覧いただくのが早いかと思います。
↑こちらがしまね観光ナビへのリンクとなっています。
リンク先のページを全て読まれれば、ほぼ完璧な知識を得られるとは思いますが、飛び先を読むのが面倒な方へ、私から以下に要点をまとめて書きます。
ー4つの鳥居をくぐるー
出雲大社には、鳥居が4つあります。
全力で縁起を担ぎたい方は、全て通り抜ける事をオススメいたします。
4つの鳥居は一直線に並んでおり、神門通りを歩くだけで全て通り抜けられます。
ただ、1点だけ注意があります。
一畑電鉄に乗って、出雲大社前駅に到着した場合は、1の鳥居と2の鳥居の間に到着します。
全ての鳥居をくぐりたいならば、一度神社と反対側に向かう必要があります。
ちなみに私が今回行った時は、1の鳥居が修繕工事中でした。
それぞれの鳥居を通る時、一礼する事が推奨されているようです。
また、神社に詳しい人ならば、「中央は神の通り道」というのはご存知かと思います。
俗世に生きる我々は、中央ではなく左右のどちらかに寄って通るべき、とされています。
↑より正式な作法を詳しく知りたい方はこちらをお読みいただくと良いです。
全ての鳥居をくぐろうとする人は結構多く、全体の90%ぐらいは居たように思います。
しかし、正式な作法でそれを行う人はごく少数でした。
せっかくですし、真剣にご利益を得たいと思うならば、全部きっちりやってみるのが良いのではないでしょうか。
ー祓社で身を清めるー
これも、知っている人は知っている、でも知らない人は知らないやつです。
知らない人は、祓社の存在を気にせず素通りしますね。
そういう人達との「差を付ける」意味で...なんて考え方をするべきかどうかというのもまた人として悩むところなのですが、まあ正式なやり方を知っておくのは良い事でしょう。
上の画像が、祓社です。
4つの鳥居をくぐった先の、参道の右手側にあります。
ここに先に参拝する事で、身が清められるとされています。
ー手水舎で手と口を清めるー
手水舎とは、神社に必ずと言っていいほどあるアレです。
画像と違い、新型コロナウィルスの影響で、現在は柄杓が撤去されていました。
この場合は、以下の手順で手と口を清めます。
1.右手で水をすくい、左手にかける。
2.左手で水をすくい、右手にかける。
3.右手で水をすくい、口をすすぐ。
ハンカチやタオルは持ってた方が良いですね。
ー拝殿に参拝ー
4つ全ての鳥居をくぐったすぐ目の前にあるのが拝殿だそうです。
まずはこちらから参拝するのが正式なんだそうです。
「二礼二拍手一礼」をご存知の方は多いと思います。
しかし、出雲大社に限っては、「二礼四拍手一礼」が正式なんだそうです。
これを知っていると、ちょっと通ぶれますね。
やり方は、途中の二拍手の所で4回手を打つだけです。
そこしか変わらないので簡単です。
ー本殿に参拝ー
拝殿から奥方向に進むと、本殿があります。
参拝方法は同じです。
特に注意するような事はありません。
これで参拝は一通り完了となります。
この後は、出雲大社のあれこれを楽しむ時間となります。
私からは2点、紹介いたします。
ー神楽殿ー
本殿から左手方向に進むと、神楽殿があります。
ここの大注連縄は、人気スポットです。
多くの人々が写真を撮影しています。
ーおみくじー
出雲大社のおみくじは、吉凶判定が無いタイプです。
私個人の経験でしかないですが、他の神社のおみくじは結構当たるものの、出雲大社に関しては全く当たった試しがありません。
自分でこんな記事を書いておきながら、自分自身は1度も正式な参拝作法を守っていないせいかもしれません。
吉凶判定が無いのはつまらない、という方は、私のこのnote記事にある、ハートマークを押してみてください。
なお、おみくじをそこかしこに結び付けて帰る人が結構な数存在していますが、持ち帰るのが基本なのは憶えておくべきと思います。
「縁結びだから結ぶ」という単純な発想からそうする人が多いようですけれど、私はこれをやっても全く効果がありませんでしたし、結ぶのは「厄払い」という意味がありますので、明確な厄を感じる内容だった時のみ結ぶのが良いと私は思います。
ちなみに、結び付けるのは場所が決められています。
樹木に結び付けるのは阿呆がやる事なので、やめましょう。
今回紹介した場所以外にも、知っていると楽しめるかもしれないスポットがありますので、興味がある方はしまね観光ナビのページを見て予備知識を入れ、自分で周辺を散策してみると良いと思います。
【出雲そばを食べる】
全国的に有名な出雲そばですけれど、これ、結構がっかりする人が多いんじゃないかと私は感じています。
ぶっちゃけますと、出雲大社周辺の出雲そばの店は、大して美味しくないんですよね。
全て、「そこそこ」でした。
「これだ!これぞ出雲そばだ!」という味に、私は出雲大社付近では巡り合えてないんですよ。
私に限らず、出雲大社に行った方々からは、「出雲そばならあそこの店だよね」という話は1度も聞いた事がありません。
「ああ、まあ、美味しかったかな」と言うものの、店の名前は憶えてない、その程度の感想が殆どです。
中には、「出雲大社の周りの出雲そばの店って、全部美味しくないじゃないか。」とハッキリ言い切る人すら居ました。
ー実は出雲そばは松江に良い店があるー
ズバリ、出雲そばは松江で食べた方が良いと思います。
私が食べた出雲そばの中で、最も美味しいと思ったのは、松江フォーゲルパークの中にある、不昧庵。
そば粉100%、挽きぐるみで、麺の香りが素晴らしかった。
↑このような記事を書いている人も居ますね。
私も全く同じ事を思いました。
テーマパークの中にあるために、そのテーマパークの入場料を払わなければいけないのが、蕎麦目当ての人にとってはマイナス要素なんですよ。
県外から観光に来ていて、2度3度とは通えない人にならば、フォーゲルパークとセットでお楽しみいただくのをオススメできますが...。
ー出雲大社周辺でオススメの出雲そばの店ー
では、出雲大社周辺の出雲そばの店は全てオススメできないかというと、そうでもないです。
今回、なんとか見付けました。
↑この店です。
出雲そばを食べるからには、そば粉100%かつ挽ぐるみには拘りたいところです。
拘っていただきたい、と、ワタクシは思う次第であります。
というのも、出雲そばといえば、蕎麦の風味の強い麺と、美味しい出汁が特長なんですよね。
麺のコシやのどごしの良さで勝負する蕎麦は、他地域にいくつかあるんでわざわざ島根県にそれを求めるべきではありません。
この砂屋は、このエリアで唯一の、そば粉100%かつ挽ぐるみ専門店であると自称している店です。
観光案内所に行くと、実は他にもそば粉100%挽ぐるみの蕎麦を出す店があるようなニュアンスを感じましたが、今回はそれは置いときます。
砂屋のメニューは意外と豊富です。
しかし、ズバリ言いますと、ハッキリとしたハズレが存在します。
牛肉系はダメです。
これを選ぶのは不正解です。
ここでこれを選ぶくらいなら、出雲そばなんか食べない方が良いです。
牛丼食えよ、って話です。
そばが嫌いだけど、しょうがなく付き合いで店に入らざるをえなかった、という人向けのメニューです。
何故ダメなのかというと、味付けされた牛肉とその周辺の風味で、蕎麦の味から何から全部消し飛ぶからです。
さらには、残り汁をそば湯に混ぜて楽しもうとしても、牛脂が全力で邪魔しやがります。
「出雲そばを食べに来たのに、牛丼の劣化版を食わされた」という気分になるのは必須です。
あとは、梅系や玉子系もやめておきましょう。
梅おろしはマジで美味いんですけど、それは梅おろしが美味いのであって、蕎麦の風味を引き立ててくれるわけではありません。
その風味の強さで、蕎麦の風味をぶち消します。
玉子は...言及しなくてもわかるかと...。
とろろ系もあまりオススメではないですね。
出雲そばでも、他の店ならまあアリな部類ですけど、砂屋においては、あまり良くないです。
というのも...
この砂屋、麺のコシが強くてのどごしが良い、出雲そばには珍しいタイプなのです。
そのかわり、蕎麦の風味は出雲そばにしては弱いと感じました。
本当につなぎを使っていないのか?と疑いたくなりましたね。
なので、とろろはその麺ののどごしを邪魔する存在になります。
だから外した方が良いです。
というわけで、この店での正解と言える、私のオススメメニューは...
割子そば
となります。
かける麺つゆは、出雲そばらしい美味さです。
また、鰹節やネギとのここの蕎麦の相性はとても良く、オススメです。
釜揚げそばも比較的オススメではありますが、水気が切られている方が、より蕎麦の麺を楽しみやすいと私は感じました。
はい、以上が、出雲大社と出雲そばについてのガチレポートでした。
もしかしたら、私がまだ行っていない店に、素晴らしい出雲そばがあるかもしれません。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント欄で教えてください。
と、最後に、私の本業絡みで1つ。
出雲大社は、縁結びの神社です。
交流に向いた宿泊施設である、ゲストハウスはとても相性が良いと考えられます。
いつか私自身でそうしたゲストハウスをそのエリアでやってみたいです。
1ヶ所既にあるんですけど、あまり交流に主眼を置いていない印象でした。
私自身、色んな縁と結ばれてみたい思いがあります。
あまりそういう事書くと、誰かに怒られそうな気がします(笑)。
この記事を書いた私と、今これを読んでいるあなたの間にも、何かしらの縁は発生してますね。
では...これを読まれたあなたが、様々な良縁に恵まれる事を祈りつつ、本記事を締めさせていただきます。
良き出会いを!!
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