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昨日の続きらしきアウトプット

散歩していて思い出した。
10代後半からかなり長い間、自分自身の真に花開いた人生はまだまだ先の
未来にあると思っていた。あの頃生きていた人生はまだ本物ではなく、思い描いた通りの人生がやってくると。
どういう根拠でそう思っていたかはわからない。
漫画の読みすぎだろうか。そうかもしれない。
子供の頃から異世界ファンタジーが好きだった。
みんなは知らない不思議な場所。そういう場所があればなあ、と思ってはいたが、現実の人生も一応は淡々と生きていた。
そんな場所は存在しないと、頭ではちゃんと理解していた。

でも理想の人生がまだ自分の未来にあるという発想は、異世界を夢見る空想とはちょっと違った。現実と理想が噛み合わなかった結果だったと思う。
花開いた自分の人生がどういうものか具体的に説明できるほどはっきりとはしていなかったが、理想の世界ではすべてが思い通りに進み、私の内側に常日頃潜む迷いは消え、たどり着いたと実感する瞬間があると思っていたんだ。

そのうちに今の夫に出会い、母になり、時間はめまぐるしく過ぎていった。
そして生まれて42年が経とうとしている今、やっと頭の中の理想像が現実と溶け合っていくような感覚がある。
それは特に心を動かされるような、感極まるような出来事ではない。
でも逆に気持ちの悪い感覚でもない。

ただ、ああ、そうだったのか、たどり着いたなんて思うことなんてきっとずっとないんだ、という諦め。そしてもうずっと前からその時その時が自分の人生の真っただ中だったんだ、と言う悟りのような考え。

私は反応が遅い人間で、色々と深く考えるので直感みたいなものもその考えの渦の中に埋もれてしまうことがある。
小さいことに気が行き過ぎて、全体が見えない感じだ。
多分直感で感じ取って物心ついた頃から自分の中と外がかなり一致している人たちもいると思う。
でも私は、いつも外に見せる自分と内の自分があるのを意識的に感じていた。いつもギャップがあった。だから長い間外見せの自分でいなければならない状態になると、ものすごく疲れた。家に籠ってエネルギーチャージしなければいけなかった。

そんな2人の自分たちが、溶け合ってきている。
感じることを言語化するのって難しい。

とにかく、今日もお疲れ様でした。
明日もがんばろう。

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