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あの選択をしたから、自分の人生がこう変わったと断言できるほどの画期的な選択を、私はしたことがあっただろうか。 考える。考える。 考える人、爆誕。 つまりはそこまでなかったのかもしれない。 私の今までの人生での多くの決断は、成り行きだった。 でも大半、人生ってそういうものなんじゃないの? 今の時代、自分で決める自由な生き方が謳われているわけだけど、限界があるよね?現に子供をつくると決めた女性が、必ず子供を授かることはできますか? 社交的な人間になることを選択したら、内向的な
昨日、すごい人と会ってきた。 私は、求職中の専業主婦歴10年のアラフォー。 本格的に職探しを始めてまだ2か月足らずだが、なかなかツラい。 不採用ばかりいただくからだ。 不採用の連絡をいただくのはまだ良い方で、連絡もないこともある。 個人的にとるべきではないと頭ではわかっていても、やはり感情的になってしまう。 そして意味のない自問自答をしてしまう。 経験もないのに経理の仕事をしたいなんて、やはり無謀だったか。 そもそも10年も家にいるべきではなかったんだ。 社会から取り残され
女性はそもそも子供を産んでも仕事を辞めるべきではない、なんとかして続けるべきであると書いてあるスイスの家族サポート系のネットサイトを読んで思いっきりヘコんだ。泣きそうになった。 私は間違った決断をしたんだ、と誰かに非難されているような気分になった。 いやわかってるさ。 私だって最初は続けようと思ってたさ。 でも子育てと家事と仕事のトリプル掛け持ちって思っていたよりずっとずっとハードで、いろんなことが重なって、体力的にも精神的にも追いやられていた10年前。 自分で決めて、辞め
専業主婦歴10年アラフォー。職探しはじめて最初のお断りが舞い降りてきた。覚悟はしていたものの、やはり期待もしてしまうわけで、お断りをいただくとそれなりにヘコむ。これからこんなふうに何度も何度も期待と落胆を繰り返すのだろう。 鋼のメンタル鍛えていこう。
大切なのはきっと、自分の心に喰われないことだ。自分の心だって自分のモノではない。感情は制御不能。時々暴走して理性を、冷静さを、客観視できる自分を容赦なくぶっ壊しにくる。今日も自分の感情にお願いしたんだ。お願いだからもうこれ以上自分を苦しめないでって。意味ないからやめようって。
午後4時半くらいに下水臭い部屋に入り、そのまま寝ることにした。 とは言っても部屋が暑い。 寝れば頭痛が治ると思っていたが、これが治るどころがもっと痛くなってきたような気がする。水分をあまり摂取してなかったのを思い出し、持っていた水を全部飲んだ。 そのせいで何度も起きだしてトイレに行った。 子供たちと夫は寝ている。 また小一時間して頭痛で目が覚める。 あーもう。こりゃ頭痛薬飲むしかない。 子供たちが起きてきたので、ゲームで静かにしていてもらう。 そして夫と私が起きたのは午後8
前夜の午後10時に出発して、私と子供たちは夜の間は寝たり起きたり、車の中でできる限りの睡眠をとった。夫はその間、黙々と運転しつづけた。 私は午前2時くらいまでは起きていたが、だんだんと睡魔に襲われた。 うたた寝して起きると、夫に大丈夫か確認する。 そんなことを何度も繰り返した。 夫は普段から筋金入りの夜型人間で、眠くないか聞いても、まったく大丈夫なようだった。多分、緊張感や高揚感などもプラスに働いていたのだと思う。 やがてだんだんと周囲が明るくなり、午前6時か7時あたりからこ
ここ数年、夫が何度もつぶやいていた。 「人生で一度でいいから、自分の車でトルコまで行ってみたい。」 対しての私の率直なコメントは 「冗談でしょ。」 そう。冗談にもほどがある。 スイス, チューリヒからトルコの首都イスタンブールまでは約2200kmの距離があり、仮に休みなしで運転したとしても丸一日かかる。24時間だ。 グーグルマップで調べてみたら、距離的には鹿児島から札幌までが約2260km。つまり日本地理で想像してみると、ほぼ日本横断くらいの距離があるわけだ。 おま
私の母は今年の始めに80歳になった。 彼女の認知障害はここ数年ゆっくりと悪化していっている。 まだ自分の忘れっぽさには自覚があり、今の状態は彼女自身にとって進行している認知症より苦しいことだろう。 自分がどんどん忘れていくことを嘆き、周りの家族に迷惑をかけることを悲しみ、自分がまだ生き永らえていることに憤りを感じている。 「自分が逝きたいときに逝けないのは、つらいねえ。 もし選べるんだったら、私はもう逝きたいよ。」 私は答えに困る。 死んでほしくない。 でも今の生活は母
モブサイコ100見始めてもう3期突入。 絵柄が雑っぽくてキャラがカッコ悪くてなんかなと思ってたけど、モブがキレる描写は好き。 ストーリーもふざけてるけど、急に心を掴まれるシーンやセリフがあったりする。 人間みんなそれぞれ苦しんでるんだよな、頑張ってるんだよな。そう思えるアニメ。
愛猫の体に顔をダイブさせるのが極上の癒し。喉を鳴らしてやらせてくれる猫たちに愛を感じる。大好き。 思い通りに動いてくれない自分に。 些細なことでイライラしている自分に。 自分にも他人にも優しくできない今日という日に。 猫たちは無言で寄り添ってくれる。 気まぐれに。
私の理想の子供たちは、頑丈で病気をしない。 すなわち皆勤賞がもらえるタイプだ。 宮沢賢治の、かの有名な詩。 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ この詩が、又はこの詩に込められている人間の理想像が、 自分が自覚していたよりも根強く深く、こうあるべき姿として自分の頭の中に焼き付けられていたことを発見する。 自分の子供たちが風邪をひいたり具合が悪かったりすると、心の隅っこで小さく落胆している自分がいる。 ああ、頑丈で強くあるべきなのに。
今日は13才になったばかりの長男の学校で展示会のようなものがあり、次男と夫と3人で見学に行ってきた。 私は、この日があまり楽しみではなかった。 色々、あるからだ。 色々、、、 まず長男のクラスメイトの親御さんに会いまくる。 挨拶して、ちょっとは世間話しなきゃいけない、とがんばって陽気に振る舞い、あーだこーだ話す。 そういう時、私は言わなくてもいいようなことをあれこれ言ってしまう。 (或いは言わなくていいようなこと言っちゃったような感覚に陥る) ついつい話し込んでしまった後
本音を言うと、ほぼ毎日彼女のことが頭をよぎる。 頭の中を通過していく感情や思考は、どんなにあがいても完全に制御することはできない。次々と波のように押し寄せてくる考え事、心配事、他愛ない出来事、消し去れない過去。 全く接点のない場面で、それは突然当たり前のことのようにやってくる。 でも、もう当たり前じゃないんだってその度に言い聞かす。 あなたの心にも、私のことが静かに、執拗に、忘れてはいけないと鳴らされるアラームのように、現れることはあるのだろうか。 あなたは言った。 メ
最近、東野圭吾にハマっている。 きっかけは、とある女ひとり旅系ユーチューバーさんが動画で、東野圭吾の小説は読み始めるとどうしてもやめられない、と語っていたことだ。 私が若かりし頃は、アガサ・クリスティーを愛読していたこともあり、推理小説は大好きだ。そんな訳で、読み始めるとやめられないと聞くととても気になる。 幸い子供たちの通っている日本語学校に図書室があり、この著者の作品がたくさん置いてある。今回借りてきたのは「幻夜」と「分身」だった。 今日はその2冊目の「分身」を読み終え
長男が日本語学校小学部を卒業した。 日本の卒業式という行事は、ヨーロッパで生まれ育った子供にとってはなかなか忍耐力のいることだと思う。 校長先生や来賓客のスピーチはほとんどの場合が、聞こえがいいだけの無難で当たり障りのない、面白みを感じられない内容で成り立っている。 先生や来賓の方々を非難するつもりはない。 たくさんの生徒や保護者の前で披露する内容だ。 肝が据わっていないと、一風変わった大衆の興味をひくようなスピーチはできない。私も多分、無難でつまらないスピーチをするタイプだ