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あなたは、あなたなりに生きれば良いを読みました。

こんなことありませんか?

・気を使いすぎて疲れる。
・他人の何気ない言葉が気になる。
・クヨクヨしがち・・・

その生きづらさの原因は、無意識にあるかもしれません。

『あなたは、あなたなりに生きれば良い。』加藤諦三 著

を読み、面白かったので心に残ったところをまとめました。

心理的に健康な人の特徴

①心理的に健康な人とは、自分の感情に気がつき自分を受け入れる人。
意欲的で元気。自分が本当に求めていることがわかる。捨てられる物は捨てられ、受け入れることは受け入れる。自分のことがよくわかる。
(例えば、鳥じゃないのに空は飛べない。)
②自分が自分以外のものになろうと頑張ったりしない。
自分は自分であると感じ、他者と比較しないで自分の人生に満足し、地道な努力を続ける。
③不安や緊張に苦しめられない。良い人間関係が築ける。
④素直な感情が吐ける。一旦不機嫌でも、ずっと不機嫌ではない。

神経症的傾向が強い人の特徴

①壮大な自己イメージがある人
壮大な自己イメージは無意識にある深刻な劣等感からくる反動形成。深刻な劣等感。名声を得ても満足できない。逆に名声が得られないと深く失望する。無意識に自分自身に絶望している人も、力・富・名声を求めて必要以上に頑張りすぎる。
②異常なまでに病気を嘆く人
無意識に抑圧された怒りや敵意が病気という仮面をかぶって登場する。異常なまでに病気を嘆く人は怒りを間接的に表現している場合がある。
③あえて苦しい人生を選択する人
ありのままの自分を無意識で拒否し、あえて苦しい人生を選択する。いつも我慢している。なんとなく暗い人になる。明るさを演じる。
④無意識に激しい敵意を感じている人。
嫌いという本当の感情を認識できないで付き合ってしまうことが多い。
⑤自分の心の葛藤を解決するために、人を巻き込む傾向がある人。
特に子供がその対象になることが多い。
⑥犠牲的役割で同情や愛情を求めている。心の底で相手に罪の意識を要求している。
⑦隠された怒りで自分をコントロールできなくなっている。
⑧いつもクヨクヨ、イライラしている。
⑨いかに相手の意に沿うかしか考えられない。

神経症的傾向が強い人の原因

①小さい頃から親や重要な他者にありのままの自分を受け入れられていない。または、受け入れられた体験が少ない。適性、発達、能力の限界などを無視され失望さた環境の中で生きてきた。
②小さい頃から自分は許されない存在であると、現在を悲観主義的にする。深刻な劣等感や神経症的傾向の強い親に育てられると無意識の領域で『私は嫌われている』と感じながら育ってきた。
③親も心理的な幼児である場合。
④親の側にいて安心した、無防備になりくつろいだ経験がない。
⑤高すぎる課題を自分に課す人は重要な他者に高すぎる基準を課されらた。小さい頃のプレッシャーは焦りに繋がる。

親子関係が解決の糸口

今の生きづらさは、小さい頃の親子関係に起因する場合が大きい。内面化されている親に支配されている。例えば、子供時代に親に子供が甘えることができなかった。いつも言いたいことを我慢していた。不満を抱えていたなど。親とのコミュニケーションに失敗した人は寂しさを抱え込む。親が怒りに支配され、子供は基本的不安感を持つ。親の無価値感から子供に恩着せがましくなる。隠された敵意が子供に芽生える。過干渉、過保護た親は無意識では偽装された憎しみや抑圧された憎しみがある。無意識の攻撃性。近しい人に対する不満や怒りは実はその人本人が、誰とも心が繋がっていないことに起因する。人は相手の無意識に反応する。

(例 お母さんはいろいろなことをしてくれた。でも、僕のしてほしかったことはひとつもしてくれなかった。)

子供の適性や能力を考え、その子の幸せを願って育てる。ありのままの感情を表現することができ、息抜きができる環境が良い。エネルギーが沸き、成長へ向かう。成長は安全からのみ生まれる。挑戦できる。自立は自分を支配するものからの脱却。

幸せな人生を生きるための方法

・好きで生きると幸せになる。欲で生きると不幸になる。
・自分を知る努力をする。自分の好き嫌いに従っていい。
・マイナスの感情も出せる、心の居場所のあるところに引っ越す。
・甘えの欲求が満たされれば、心の中の所属感ができ心が安定する。
・共同体の中の個人とい生き方をする。
・心理的に自立し、破壊的メッセージを与え続けた人たちを別れること。
・心が触れ合う人と付き合う。
・自分を侮辱する人やいじめる人から離れる。距離を置く。

人は自分の無意識を意識できない限り、無意識には勝てない。不幸になる人は自分のエネルギーの使い方を間違えている。自分を消滅する方法にエネルギーを使う。それに気がつけば、幸せに向かう。自分の心を正しく理解し、無意識にある成長を妨害する力を理解する。

まとめ

社会的な成功は他者からわかりやすく評価をされやすいが、心の成功は他者からは見えにくい。

自分の人生を幸せにするには心の成長、自立が必要。過去も遺伝も全てを受け入れて自分(運命)を生きることの大切さがわかりました。

他人と比べる必要はないんんだ。
むしろ運命が違うのだから他人とは比べられないんだ〜。とスッキリした気持ちになりました。

本当にいい本でした。ありがとうございました。










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