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介護日記

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父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第3章

父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第3章

父の病気4月になり父は腹部の不快感を感じ

かかりつけの内科を受診しました

エコーを撮ったりして検査した後

あまり良くない影がある!との診断をいただき

総合病院での受診を勧められました

此の時点で、私の有給は母の認知症の対応などで

すでにそこを突いていました

父の病気の心配もさることながら

「えっ? 私が連れて行くの?」そんな思いが先走り困惑しました

そんな私を見て夫も「協力するか

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父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第4章

父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第4章

腹腔鏡手術を終えた父「大腸癌初期」の宣告を受け父は腹腔鏡手術をすることになります

全身麻酔の手術ですが、切腹するわけではないので回復も早く、若い人では術後2週間で現場復帰できると、主治医から説明されました

私たちも、それを信じ安心していました

手術は順調に終わり、父は明らかに元気になり 歩行訓練も始まり予定通り2週間前後で退院できるものと信じていました

ところが、原因不明の微熱が続きます

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父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第1章

父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第1章

母の病気を知る母が認知症であることを知ったのは2014年2月の昼下がりでした

私の両親と私たち夫婦は同じ敷地内で母屋と離れという形で暮らしていました 居住スペースは違うけれど基本的には同居家族でした

2月のある日曜日 夫と二人で昼食を兼ねて外出し帰宅したところ

車から降りると同時に 父親に呼び止められました

この日のことを私は一生忘れることはないでしょう

今でも溢れる涙が頬をつたります

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父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第2章

父は大腸癌、母は認知症 溢れる涙〜自宅での看取り 第2章

お風呂に入らない母母は病気になってから自宅での入浴を嫌がるようになりました

「お風呂は嫌い・・・」

初めの頃は3日おきぐらいだったのが、1週間になり2週間になり・・・

流石に家族ではどうにも出来なくなり介護申請をしました

介護申請から介護認定まで

介護申請をして要介護認定されると、高齢者福祉施設の「デイサービス」が利用できるようになります

介護度によって補助金がいただけるので助かります

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