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  • 研究進捗【職場環境改善から考える若者の社会的孤立問題】

    卒業論文の作成に向けて研究進捗をまとめています📝

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    イギリスのニュース「The Guardian」から毎週気になる記事をピックアップ📌

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学士論文

研究テーマ日本の若者の社会的孤立問題~ウェルビーイング経営からのアプローチ~ (Social Isolation of the Young in Japan ~Approaches from Well-being Management~) 要約日本語要約  本研究は、ウェルビーイング経営(=企業の経営手法の一つであり、社員の身体的、精神的、社会的健康などの推進を通した幸福感の醸成を重視すると同時に、収益性向上にも結び付けようとするもの)の現状を分析し、課題を検討することに

    • 1月18日サブゼミCA【男性専用車両についての是非】

      記事 11月19日の国際男性デーを前に、NPO法人「日本弱者男性センター」は18日、東京さくらトラム(都電荒川線)を借り切って、「男性専用車両」を運行させた。男性も性被害や痴漢の冤罪(えんざい)被害などの不安や恐怖を抱えていることを訴えることが目的のイベントで、参加者からは「少なくとも男性の痴漢冤罪の心配はなくなる」と男性専用車両の常設を求める声があがった。男性専用車両にはイベントに参加した12人のほか、スタッフや報道陣ら計25人が乗車。三ノ輪橋駅(荒川区)から早稲田駅(新

      • 1月11日サブゼミCA【新型コロナウイルスワクチンは危険なのか?導入するべきだったのか?】

        記事 新型コロナワクチンに対する評価は、非常に多様である。ワクチンに対して、肯定的な意見もあれば、政府の対応を否定する意見、ワクチンの安全性を疑問視する声、そして、ワクチンそのものが「非常に」危険とするような、いわゆる「陰謀論」と呼ばれる意見もある。 陰謀論と一口に言っても、海外の論文を引用したものから、スピリチュアル・霊的なものと結びつけたもの、5Gやマイクロチップなどと結びつけたものまで多種多様である。陰謀論の定義の設定は困難であるし、そもそも陰謀論は否定的な意味合い

        • 6月29日サブゼミCA【日本におけるムスリム・フレンドリー(Muslim Friendly)について】

          記事  近年、日本におけるイスラーム教徒(Muslim,ムスリム)の人口が増えつつあり、朝日新聞デジタル(2023年5月6日)によると、2020年末まで、日本人ムスリムを含めて、約23万人が滞在しており、10年前から倍増しているようである。そこで、「ムスリムに優しい環境」という課題が注目を集めている訳である。では、どのような「環境」はムスリムが求めているのか?  日本のムスリムたちが直面している課題としては、イスラーム教の規則と日常生活との葛藤である。例えば、ハラール認証の

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        • 1月18日サブゼミCA【男性専用車両についての是非】

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          6月22日4回生ゼミCA【学校での「あだ名禁止」に対する是非】

          ここでは、6月22日3限の4回生ゼミで実施されたCA(テーマ:学校での「あだ名禁止」に対する是非)の議論の内容についてまとめる。 記事【あだ名禁止の経緯】 学校での「あだ名禁止」の動きは、いじめ全盛の1990年代後半から見られ始めた。いじめ事案では「嫌なあだ名で呼ばれた」という被害者の言葉が必ず出てくるのでいじめ防止の観点から「あだ名禁止」の気運が高まったことになる。のち、2013年施行のいじめ防止対策推進法、2017年発表の国のガイドラインを受け、いじめの早期発見のために

          6月22日4回生ゼミCA【学校での「あだ名禁止」に対する是非】

          6月8日サブゼミCA【世襲政治家を法律で禁止するべきか否か】

          ここでは、6月8日1限のサブゼミで実施されたCA(テーマ:世襲政治家を法律で禁止するべきか否か)の議論の内容についてまとめる。 記事朝日新聞、2023年2月17日 「永田町『世襲天国』で“首相ガチャ” 小泉進次郎、福田達夫、小渕優子、加藤鮎子、鈴木貴子…」 2021年の自民党総裁選を勝ち抜き、総理の座を射止めて1年後、岸田氏は長男の翔太郎氏を政務担当の総理秘書官に抜擢したが、翔太郎氏を秘書官に起用したのは「岸田家4代」への布石と見られ、文雄氏も父・文武氏の秘書から政界での

          6月8日サブゼミCA【世襲政治家を法律で禁止するべきか否か】

          文献調査(2023年6月)

          6月8日:企業の取り組み事例 Vol.35.株式会社丸井グループ ●会社概要 設立:1931年創業、1937年会社設立 資本金:359億20百万円 従業員数:4654名 上場取引所:東京証券取引所 プライム市場 事業内容:小売事業、フィンテック事業を行うグループ会社の経営計画・管理など ●健康経営 ●丸井グループのウェルビーイング活動の特徴 ・ウェルビーイング活動の目的は、「社員一人一人が意識や行動を変え生産性をアップさせることで、企業価値向上と社会貢献へつなげること

          文献調査(2023年6月)

          文献調査(2023年4月&5月)

          4月13日:ウェルビーイング経営に関する先行レビュー【ウェルビーイングの定義(日経BPコンサルティング,2021)】 WHOによると、 「健康とは、病気でないとか、弱ってないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(Well-being)にあること」をいう。 ウェルビーイングには、 ➢主観的ウェルビーイング…調査による包括的な自己評価によって把握されるもの (例:個人の幸福度、人生の満足度) ➢客観的ウェルビーイング…生活の豊かさ

          文献調査(2023年4月&5月)

          卒業論文に向けた研究進捗【職場環境改善から考える社会的孤立問題】

          研究概要研究進捗(4月)【4年春の計画】 ➀文献調査 ・日本の若年労働者の現状 ・職場環境の理想的な在り方の考察 ・職場環境改善のメリットと懸念点 ・現存の企業の取り組み/評価指標の考察  └指標の要素・高評価企業の共通点を洗い出す ②インタビュー調査(長期休暇メイン) ・上記文献調査において、高評価企業で挙げられた企業へインタビュー調査を行う └20代社員を対象とする。現場の生の声を聞き取ることで、施策の効果性を測りたい(具体的な質問項目については検討中) 【進捗状況

          卒業論文に向けた研究進捗【職場環境改善から考える社会的孤立問題】

          研究書評 2022年度_Vol.3

          磯部一恵、岡田直美、太田麻美子(2022) 「組織の変遷から見る日本における若者の雇用の現状と課題」『教育経済学研究』1号,p72-84 〈論文選択理由〉 現代の労働環境の全体像を把握するための一助とするため。また、中間発表時に指摘された点(労働意識の変化についてデータがやや古い)を踏まえて、近年のデータを確認するため。 〈要約〉 ●ワーク・エンゲージメントの国際比較 ワーク・エンゲージメントとは、「仕事に関連するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によ

          研究書評 2022年度_Vol.3

          研究書評 2022年度_Vol.2

          日本学術会議 社会学委員会 社会変動と若者問題分科会(2017)提言「若者支援政策の拡充に向けて」 〈選択理由〉  今回取りあげる提言では、社会の維持存続にとって喫緊の課題とされる若者支援政策について、これを検討する上で5つの軸(セーフティネット、教育・人材育成、雇用・労働、ジェンダー、地域・地方)が設定されている。そして、これらに関する問題状況の検討を踏まえた上で、政府・地方自治体等に向けて具体的な諸施策を提起するものとなっている。5つの軸のうち、今回は「地域・地方」の

          研究書評 2022年度_Vol.2

          研究書評 2022年度_Vol.1

          原田克己・滝脇裕哉(2014)『居場所概念の再構築と居場所尺度の作成』「金沢大学人間社会学域学校教育学類紀要」第6号,p119-134  若者の社会的孤立の問題を考える上で、この問題の解決のゴールを孤立状態から抜け出すこと、すなわち「居場所を獲得する」ことと設定した時に、今後研究を進めていく上で「居場所」の定義づけが必要となる。そのために、居場所の定義について先行研究から知見を得るため、本稿では原田・滝脇(2014)の論文をとりあげる。  この論文では、学校現場に焦点を

          研究書評 2022年度_Vol.1

          The Guardian 書評

          2024/1/14(1月18日分)” Tiny proportion of e-scooter injuries appear in official UK data” 「電動キックボードによる負傷者の割合は英国の公式データによるとごくわずか」 〈要約〉 病院での治療を必要とした電動キックボード事故の大半が、国の公式の交通事故統計データに記録されていないことが新たな調査で明らかになった。調査によると、2ヶ月間に20の救急診療科で記録された電動キックボードによる負傷のうち

          The Guardian 書評