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たった1記事で、何かが大きく変わる

なにげなく書いた記事をきっかけに、何かが大きく変わることもある。

僕の場合、以下がそうだ。

これは僕が大学生の頃に書いた記事である。内容は所属学科のアメリカ人の教員(ビリー先生)に、「ここがおかしいよ、日本の教育」的なことを伺うというもの。

元々、ビリー先生とは仲が良く、しばしば教育についてディスカッションをしていた。そのなかで普通の人では知りえない、目からウロコな情報も多くあったため、「いっそのこと、記事にして広めたほうがいいんじゃないか?」と思い、インタビューを決行した。

結果として、この記事には1万以上のアクセスが集まり、TwitterやNewsPicksをはじめ、さまざまなところで称賛を受けた。僕は大学から仕事を貰えるようになったり、ビリー先生にも大学のPRの話が来るようになったりもした。

たった1記事である。でもそれが人に大きな影響を与える。この記事は僕にとって名刺のような記事となったし、「記事を読んで、インターンすることにしました!」と言ってくれる人もいた。

この記事のおかげで、自分のライター・編集者としての資質を疑わずに済んだところもある。実のところ僕は、自信を失いかけていたのだ。ブログを1年ほど続けても、アクセスがほとんど伸びず、ライターとしての仕事もほとんどなくなっていたから。

もっと言えば、この記事で発信することの怖さを実感した。知ってはいたが、実際影響を与えたところを見るとやはり違う。この時期あたりから僕は、自分が紡ぐ言葉にしっかりと気を払うようになった。

こういったことは多分、口でとやかく言っても、体感したことがない人にはわからない。だから、この業界に入りたいと考えている人は、一度はそういう経験が必要なんじゃないかと思う。

僕自身まだまだ駆け出しの身分で、たった1記事少しバズったくらい(その後はまだ1000〜2000PVしか出せたことがない)だけど、こういう1歩が大きいものだと思うし、その1歩が積み重なっていっぱしのライターになれるものだと思っている。

たった1記事にすがるようになってはいけないが、まだ経験のない方はこの大きな1歩をぜひ踏み出してもらえたらなと。

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