Kazusa Harada

羊飼いです🐏

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自己紹介

初めましての方もいつもお世話になっている方もこんにちは。 今日はいかがお過ごしでしょう? 僕はこんな人です↓ ・元外資系5星ホテルマン ・元シーシャマン(シーシャを作る人) ・3カ国語話者 ・現在羊飼い見習い これだけ見ると、なんか凄そうな人だなって思われちゃうかもしれませんが 実際はすごい鈍臭いです。何をやってもうまくいかない、全く。 色々あって、現在羊飼いをしています。 このノートは、羊飼いという仕事の世界で働く人の日記です。 もし気に入ったら、是非フォローして

    • 音楽の話

      突然だが、僕は音楽が大好きだ。 特にロックミュージックをこよなく愛している。 今まで数えきれないぐらいの枚数のアルバムを聴いて、何百回もライブ会場に足を運んでいる、自他共に認める音楽好きだ。 音楽は常に自分の生活のそばにあり、音楽がないといささか退屈だと感じる時も多い。 例えば、一日の始まりの時に家を出て、しばらく経ってヘッドフォンを忘れたことに気づくと一日中テンションが低いぐらい、音楽にゾッコンだ。 過去のノートを見てくれてる人は知ってるかもしれないが、僕は今、絶海の

      • とあるマトンの話③

        前回はこちらから↓ この日は島全体が霞みがかっていたが、快晴だった。 天気がいい日は大体、海の向こう側に内地が見えるのだが、今日は見えなかった。そのおかげもあり、絶海の孤島感を普段より強く感じる朝だった。 いつも通り、羊舎に向かう。 192番には青いブルーシートが被されていた。 不思議と、何も感じなかった。あれだけ毎日葛藤していたくせに、いざ目の前に現実があると何も思わなかった。 そっとブルーシートをめくってみた。 192番は、安らかに眠っている様だった。身体はも

        • とあるマトンの話②

          前回はこちらから↓ 192番は日に日に痩せていった。 元々、年老いていることもあり、身体は他の羊と比べると小さめではあった。それでも明らかに骨が体に浮き出始めているのが見て分かる。 あれから192番はすっかり僕に懐いてくれた。 毎朝必ず、挨拶の様に鳴き声をあげてくれるし、側に座ると頭を僕の体に擦り付ける様に戯れてくれる。すっかり心を開いてくれている様子に、多幸感を感じた。 確かに日に日に痩せていっているが、怪我はもうかさぶたの様になっており、投薬より栄養をしっかり与えて

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          とあるマトンの話①

          マトンとは、生後24ヶ月以上の成羊のこと。 僕が働いている羊牧場では、90頭のマトンを草原地で放牧している。 緑豊かな原っぱで、伸び伸びと過ごす羊たちは時たまに怪我をすることがある。 ある日、全く歩けなくなっているマトンを発見した。急いでそのマトンを羊舎へ輸送し、怪我の治療を開始した。 僕が働いてる牧場は、北海道の中でも訪れるハードルが割と高い離島にある。道外から来る場合は、日帰りはまず不可能と思った方がいい。そんな場所で問題なのが獣医を気軽に呼ぶことが出来ないという点

          とあるマトンの話①

          羊飼いの一日のスケジュール

          5:30 起床 6:30 朝ご飯 7:00 放牧地の見回り 7:30 羊舎の餌やり←これが1番大変 8:30 昼のエサの準備 9:00 掃除 9:30 雑務 11:00 昼のエサやり 11:30 お昼休憩 13:00 午前の雑務の続き 15:00 夕方の餌やり 15:30 放牧地の見回り 16:00 雑務しながら掃除 17:00 勤務終わり 18:00 晩ご飯 19〜20時 帰宅 22時 就寝 という生活です。 だいたい毎日こんな感じです

          羊飼いの一日のスケジュール

          Q、羊飼いの仕事を選んだ経緯

          A、勢いでこの仕事を選びました。 今年(2024年)、4〜5月に沖縄でタバコ農家のバイトをしてました。 このバイトは住み込みのバイトで、平屋に同僚と共同生活をするスタイルの働き方。 そもそも七月ぐらいまでの短期募集のバイトでしたが、 色々あって5月末で「もう出て行け」とクビになりました。 本当にいつもうまくいかない。全く。 クビになる前から、夏から何しようかなと軽い気持ちでindeedを見ていると、 「めん羊牧場 スタッフ募集」 という求人を見つけました。 場所は、北海

          Q、羊飼いの仕事を選んだ経緯