従業員に助けを差し伸べられない組織は、社会に求められて欲しくないという私情

2021.02.06

転職して4週間目。
社内の人間関係や、個人の特徴もなんとなくつかめていました。
もちろん『いいな』と思うこともあれば、
『残念だな』と思うこともあります。



20代の女性が退職を会社に告げていることを知りました。
詳しい事情はわかりません。
入社の時に少しお世話になっただけで、
ちゃんと話したこともないので、
人柄も全然わかりません。

今日、たまたまその女性が上司に退職を告げた時に
そばにいた同僚からその時の様子を聞かされました。


「誰に頼っていいかもわからず、辛かった」
そう話しながら、泣き出してしまったそうです。
心の中がモヤモヤしました。


この女性がどんなことを考えながら、毎日過ごしてきたのか、
寝る前、明日を迎えることが辛くなかっただろうか?
朝の通勤時間はどんなことを考えて通勤していたのか?
仕事中、困ったことがあったらどうしていたのか?
周りの目を気にしながら動き、発する言葉に気を使い、
それでも仕事の成果を求められ、
心はどんどん荒んでいったのではないだろうか?
勝手にそんなことを想像して、勝手に辛くなっていました。


真相はわかりません。


ですが私の考えとして、やはり一緒に働く従業員を笑顔にできない集団が、お客さんを笑顔にできるのか?という疑問があります。
確かに、仕事にはストレスや辛いことはつきものです。
ですが、
「わからないことを質問する」
「不安なことを相談する」
といった当たり前の行動が『やりにくい』『できない』
職場環境は改善する必要があると思うんです。


笑顔は伝播します。
自分たちのコミュニティが笑顔になれないのに、
誰かにサービスを通じて喜んでもらうことができるのでしょうか?


働くことは一種の自己実現を成す場です。
今の日本社会が、転職や個人事業主が流行している理由には、
働く人々が仕事に自己表現できる環境をを求めていることも
一つの理由ではないでしょうか?


この考えは甘いでしょうか?
確かに利益を出さなければビジネスを続けられません。
叱られたり、失敗することもあるでしょう。
ですが、どうしても誰かを傷つける組織が
より多くの人に笑顔を届けられるのか…
「一身上の都合で退職」する多くの従業員は
”仕事”が辛いだけではなく
”職場”も辛いのではないでしょうか?
私の私情だらけの日記でした。

#心理的安全性 #転職 #退職 #一身上の都合 #仕事

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