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「わからなかったなんでも聞いて」の話
皆さんは上司などから業務の説明を受けた後に、
「わからなかったらなんでも(いつでも)聞いて」
と言われたことはありますか?
ほとんどの方はきっと経験があると思います。
僕はこの言葉が嫌いです。
◆"質問待ち"以外の人に聞けない
昔から人の顔ばかり気にして生活してました。
そんな僕が作業中に、
「これ、わからないんですけど」とは聞けません。
基本的に人間はマルチタスクが苦手で、
"目の前の作業"と"人に教える"は同時にできません。
だから作業の手が止まるタイミングを見計らったり、
「いま、よろしいでしょうか?」と伺わなければならないでしょう。
これ、質問する側だけが"神経をすり減らして考えること"でしょうか?
質問される側も"なんでも(いつでも)聞ける環境"を整える努力をしてますか?
いつでも「質問待ってるよ!」って顔してますか?
◆"質問待ち"の人の努力
社会人になってから何人かの質問待ちの達人を見てきました。
その人たちはどの方も似たような特徴があります。
①そもそもまず自分から「わからないことない?」と聞いている。しかも抜群のタイミング!
②質問された時、テンションが上がる。質問されて嬉しそうな反応になる。
③質問された時、作業の手がパタっと止まる。相手の表情をよく見て話を聞く。
④質問者の状況を普段からよく観察している。そのため、質問を受けている間の状況把握が正確かつ早い。
⑤返答後、放置しない。質問者が納得したうえで行動できているか確認する。そのうえ、質問者ができるようになったらすぐに褒める!
①にあげましたが、質問しやすい環境を整えることに責任を持って取り組んでいる方は、何より新人さんから質問される前に手を差し伸べようとします。
すると結果的に、コミュニケーションの頻度が増え、信頼関係の構築スピードが上がります。
相手が質問してくるまで放置なんてことは絶対あり得ません。
質問に答える側のゴールは、
"疑問を取り除く"ではなく、
"不安を取り除く"こと
このことを徹底して行ってる。
そう思うのです。
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