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「キャプテン翼」まだまだアツいことを知る!

高橋陽一先生が、「日本サッカー殿堂」の掲額されるとのニュースを見て、「キャプ翼か〜〜〜っ!なっつかし〜っ」とついキーボードに向かう。
キャプテン翼から受けた影響の程、中田英寿、ジダン、メッシ、デルピエロに負けずとも劣らず。

「キャプテン翼」のおかげで、日本のサッカーシーンが激変したことは、サッカー好きならば誰でも知っているところだと思います。
そして、同時に、「キャプテン翼」という一つの少年スポーツマンガが、当時のオタク界隈を激変させたことも、知っている人は知っている。
なんせ、二次創作からプロになった漫画家さんもたくさんいらっしゃった(ような気がする)。



キャプテン翼と名台詞

ボールは友達、怖くない!(大空翼)
動いてる、ぼくの心臓、動いてるぞ…(三杉淳)
ペナルティーエリア外からのシュートは必ず止める(若林源三)
命令、命令、命令、アンタはこの世で一番えらいのか!アンタのいうことはすべて正しいのか!!(日向小次郎)
だって…だって…ボクは、岬太郎だもん(岬太郎)
おれは翼や日向のような天性のサッカーの才能はない!だから練習するんだ!才能のないやつは努力するしかないんだ!!(松山光)
キャプテン!優勝だ!俺たちは優勝すると誓ったはずだぜ!!(若島津健)
手刀だ!手刀を使え!健!!(若島津の父)←?
なにぃ!?(全ての登場人物と読者)

見よ!この、使い所のない名言たちを!
ハマっていたのは、もうン十年も前のことなのに、うろ覚えだけどスラスラ出てきたところが、キャプテン翼のスゴさというか怖ろしさ。
日向小次郎のやつなんて、むしろ職場で使ってみたい(やめておけ)。

ちなみに、私は小学後編・中学校編メインで、ジュニアユース編の途中でリタイアでしたので、知識はほぼ小中学校編までのものです。

オーバーヘッドにドライブシュート、タイガーショット、スカイラブハリケーン、ツインシュート、カミソリシュート、隼シュート、地を這うような北国シュート…(後にイーグルショットに改名…松山君のハイカラへの憧れを感じます…)
小中学校編だけでも、たくさんの神技シュートがありましたね。
(覚えてる…、オレ…、覚えてるよ…ロベルト)

なんと言っても、立花兄弟のスカイラブハリケーンのインパクトったらなかったですね。

神技シュートだけでなく、ライン際のドリブルとか、顔面キャッチとか、ヘディングなら俺にまかせろとか、南葛イレブンの小技も光ってました。


キャプテン翼とサッカー

キャプテン翼のおかげで、無類のサッカー好きになりました。
友達には、女子だけど、サッカーを始めた子も。
(その当時は、女子サッカー部などほぼない世の中だったので、男子チームに混じって練習していました)
運動ド音痴の私ですら、女子体育にてサッカーを選択し、お姫様サッカーを繰り出すご同類を尻目に、
「ボールに集まるな!散れーーーっ!」
などと、一人気を吐いていたのが若干恥ずかしい。

Jリーグ開幕時には熱狂すると同時に、
この日本にプロサッカーチームができるなんて…と、
サッカーボールから登場するカズを見て、感慨深く思ったものです。
これも、キャプテン翼を通じてサッカーを知っていたからこそ。

キャプテン翼が始まった頃はまだ、どんなにサッカーが好きでも上手くても、プロになるために海外に行くか、実業団に入ってプレイするかの選択肢しかなかったもんな…。

こんなふうに、サッカーの魅力を伝え、プレイヤーを増やしただけでなく、サッカーファンも確実に増やした功績は、今更語るまでもないと思います。


私の推しメン

見分けるのに苦労するほどの、豊富な登場人物。
彼らが人間離れした等身で、命懸けでボールの向こう側の夢を追う。
(いや…ディスってませんよ)
スポーツマンガあるあるではありますが、敵チームもライバルも、ひとりひとりにドラマがあるから、誰を推すかで盛り上がる。

当時の私の最推しは、若島津健でした。
空手家の家に生まれその才を見出されていた彼が、キャプテン日向小次郎のために献身的にサッカーに打ち込む姿は、永遠のNo.2好きの自分にはたまりませんでした。
若島津君に入れ込みすぎて、いまだに日向君のことはキャプテンと呼んでしまいます。
私にとって、キャプテンといえば、日向小次郎かジャック・スパロウなのです。

その後、社会人になりもっともっと大人になって、ふと読み返したことがありますが、その時に一番いい子だな〜と思ったのは、全員サッカーふらのFCの松山君でしたね。
一番普通に信頼できるいいヤツだよね(キャプ翼の世界において、これが褒め言葉かはわからないが)。

ところで、最近の若島津くんはなんとFW起用されているとのこと。
攻撃的キーパーがフィールドプレイヤーになっている姿。
是非見てみたい。


キャプテン翼と二次創作

登場人物ひとりひとりに、かなり深いドラマがあるにもかかわらず、本編はほぼサッカーシーンしかない。
キャプテン翼はそういう漫画でした。
つまり、高橋先生が彼らのプライベートシーンを書くことは、ほぼなく(少なくとも、小中学校編は)。
これが何を意味するかというと、ファンにとってはプライベートシーンを脳内補完したくなる。
そんなわけで、二次創作が爆発的に描かれました。

よく、あの頃の二次創作について、やおい(今で言う二次創作BLでしょうか)ばかりだったように言われますが、良質の補完ストーリーもたくさんありました。
秀逸な笑えるパロディとかも多かったし。
通称、キャプ翼のおかげで、同人誌創作デビューした人も多かったのではないかと思います。

かくゆう自分も、二次創作は絶対しないと決めていたのに、ついに手を出して、ズブズブ沼落ち…。
放課後、某部室に集まり、友らとなけなしの小遣いをはたいて作る、同人誌。
フルカラー表紙に憧れたあの頃も、今となっては昭和のいい思い出です。

→過去の話のように言っちゃってますけど、いまだにpixivなんかでは二次創作いっぱいあるんですね。
そりゃそうか、連載中ですもんね。


最近の彼ら

自分データの更新が、中学校編から止まっているので、翼君とか日向君とかが海外に行っているのは知っていたんですが、他の子達のその後は知りません。

この記事を書くにあたって検索してみたところ、メインキャラはJリーガーになっているんですね。

南葛の皆さんは、地元エスパルスやジュビロに。
井沢君がマリノスってのが、なんか似合っていてよき。
松山君と小田君は、コンサドーレ。二人一緒に地元でプレイ。
若島津君は、グランパス。楢崎ポジション!?
反町君はヴィッセル…フリューゲルスじゃなかったw
タケシは地元レッズ。
早田誠…あんたは、絶対ガンバだと思ってたわ…。

…もはや、近所の子の成長を見守るおばちゃんの気分ですね。
それだけ長い期間連載が続いているということだし、読んだ人の心に各キャラクターの個性が刻まれているということでもありますね。

↓なんか、倍返しだ!みたいなことになっておりますが笑


色々と懐かしがって検索しているうちに、まだまだキャプテン翼はアツいんだということを知りました。
この秋、2018年版アニメの続きのジュニアユース編が放送されるとか!

若島津君の声といえば、飛田展男サンだったけれど、今は娘の推しがやっているというのも時の流れを感じます笑
とりあえず、娘誘って観ましょう。



連載40周年をこえたというキャプテン翼。
このマンガは、名作という域を超えて、作品自体がいち人格をもっているのだと思います。
だって、40年近くにわたり、彼らの成長をなんとなく気にし続けていられるのって、すごいことですよね。

今読めば、あの頃の自分とは、また違った気持ちで彼らの活躍を受け止めることになるのかもしれません。
(絶対、母目線になりそう…)


小学生たちの初登場シーンが個性的すぎる小学校編はこちら

南葛東邦決勝戦の結果に、当時大激論を交わした中学校編はこちら

最近の彼らが何をしているのか、知りたくなったらこちら


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