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片手はいつも空けておくこと

予定がない日々も案外悪くない。

友人たちの話を聞いていると、
毎週末どこかに遊びに行っているという話を聞いて、
羨ましいなと思うことがある。

私はそんなに交友関係が広いわけではないので、
そんなに誘われる機会がないし、
自分から誘えそうな人もそんなにいない。

しかし、最近プライベート用のカレンダーを購入して予定を入れてみると、会社の飲み会に参加したり、旧友に会ったり、妹と映画を観に行っていたりと、実はけっこう充実していることに驚いた。

別に毎週末何かしらのイベントがあるわけじゃないけれど、
可視化することで新たな発見があったりする。

それに予定のない日々も、
実は自分にとって必要な余白であったのだと気づいた。

家でゴロゴロするのも好きだし、
買い物はゆっくり見て回れる一人のほうがラクだったりする。

行動範囲も広がってきていて、
一人でまだ行ったことのない神社に行って、その帰りに美味しいものを食べたり、本屋や図書館をいろいろ見て回ることもある。

そういうのは誰かと一緒も楽しいけれど、
常に誰かと過ごすのは煩わしさも伴う。

誰かといるとだいたいお金を多く使うことになるので、
それもちょっぴり悲しい。

世の中にはガンガンお金を使っている人たちもいるけれど、
自分は「もったいない」と感じることが多いので、人それぞれお金に対する価値感が違うなと思う。

誰の使い方が正しいというのはきっとない。

死んだらあの世に持っていけるわけでもないけれど、
かといってお金のない苦しみはあまり味わいたくないものだ。

仕事も今は少し余裕が出てきていて、
相変わらず忙しいことには変わりないのだけれど、
適度に手を抜けるようになったというか、
以前よりかはリラックスして向かい合うことができていると思う。

余裕が出てくると、他の人のフォローに回れたり、
自分の時間が確保できるので、勉強したりいろいろ考える時間ができる。

「片手はいつも空けておけ」って誰かが言っていた気がする。
時間や体力がないせいで、チャンスを逃してしまうのはもったいない。

仕事もプライベートも両手いっぱいに抱え込んでいると、
せっかくチャンスが来たときに、
うまく乗っかることができなくなってしまう。

それにピンチになったときに、
余裕がないと冷静に対処することもできない。

そうはいっても、調子のいい時・悪い時があるから、
なかなか難しいものだけれど…

それでもなるべくは時間にも心にも、
余白が作れるように意識して生活していこうと思う。

お気に入りの卓上カレンダー。
ここに予定を少しずつ入れていく。


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