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NFT音楽をリリースしてみた話 - 米スタートアップMINT SONGS編

こんにちは。今日も各所で音楽を配信しているMinimal Orderです。

表題の通り、ちょっと前(夏頃)にNFT*形式で音楽をリリースしてみたので、経緯や結果/進捗、感想を記しておきます。

*NFTとは:ブロックチェーン上で流通する代替不可能なトークン(デジタル上の財)のこと /出典: Fisco

具体的な定義や問題点については、swmrさんの記事に詳しいので、ここでは割愛します。

きっかけ

きっかけは一通のメール。Mint Songsというスタートアップの方から
「新しいプラットフォームのローンチに向けて相談したい&参加してもらいたい!」というような趣旨のメールを頂き、二つ返事でOK。Google Meetでのカンファレンスコールで詳細説明を聞くことに。

西海岸のナイスガイに15分ほど説明を受ける。要はα〜β版に参加して、ユーザーフィードバックが欲しいということ。

元々あたらしいサービスを使ってみるのは好きな方なので、早速アカウントを作ってみることにしました。

始めるまでのざっくり準備

というわけで「参加するよ!」と、中の人に返事したところ、手順を送ってもらえました。

どうやら通常のサインアップに加えて、「METAMASKというデジタルお財布を作る」ちょっとした事前準備があるようで。新しい概念すぎてちょっと戸惑いました(イーサリアム・ウォレットとか昔作ったことあるのですが、未だに雰囲気で済ませています。。。)

そうすればもう、あとは普通のウェブサービスでアカウントを作るのと同じようにサインアップできました。
アカウントができたら、ログインして、みんながアップしている曲を聴くなり、自分のものをアップするなり自由。

わたしも早速色々と触ってみました。最近編集していた曲をアップ!
ここ数ヶ月でサービスのUIも洗練されていっているのが印象的でした。

◎ミュージシャンにおすすめできるポイント

実際にNFT音楽を試した者として、おすすめできる理由をいくつかあげておきます。

1) 新興サービス黎明期の活気を間近で体験できる

SoundCloudが出来たばかりのようなワクワクを感じることができます。
サービサーサイドとも距離が近くて、気軽に相談にのってくれたりするのも素敵です。(ちょっと前だとAudiusなんかもそうですね)

2) 期待の星(サービス)にとりあえずベットしておける

今後どう転ぶかわからないので、とりあえずいっちょ噛みしておくという考え方です。何年も前の話で例えると、Bitcoinに対して、「海のものとも山のものともつかぬころからはっておく」ようなイメージですね

3) 接点がなかった人に音楽を聴いてもらえる機会が増える

ユーザーサイドだけでなく、運営サイドも含め距離が近いので、プレイヤーが多すぎるビッグプラットフォームとは質の異なる「知ってもらえる機会」がある気がします

△気をつけたほうがよいデメリットやリスク

1) 法的には今後どう転ぶかわからない

これは「最新技術あるある」ですが、法的な解釈がまだ追いついていないようで、過度な期待や投資は注意が必要です(大切な"作品をアップロードしすぎる"とかも含め)。

NFTを活用したデジタルアートだからといって、アート作品・表現そのものが唯一無二というわけではなく、アート作品の画像データ自体は誰でも複製できることがあります。
(中略)
このような現状での技術的特性を踏まえると、NFTのような無体物に所有権は認められず、また、「デジタル所有権」なる権利も法定されていない以上、NFTアートの売買において具体的にいったい何を(何に関する権利を)取引しているのか、慎重に検討する必要があります。

/出典: BUSINESS LAWYERS, 【連載】NFTと法 第1回【弁護士が解説】NFTとは? 法規制と実務上の留意点

2) セキュリティ面の管理

運用特性上、様々な新しいサービス・技術に触れることになると思うので、パスワードの管理や、ウォレット用のバックアップコードのメモ等々、安全管理が大切です。
NFT自体がバズワードにもなっているので、グレーなサービスが出てきてもおかしくないため、そのあたりも騙されないように注意したいところです。

さいごに進捗とか

というわけで、作る側としてNFTに関わってから数ヶ月が立ちました。
ただし、まだ一度も売れていません!(音のクオリティの問題か、価格設定か、トラフィックのせいかわかりませんが笑)

まぁでも、記念でアップロードしたかっただけなので、目標は達成です!

出典


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