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超難易度のESと、「ペンギン・ハイウェイ」 0307日記

7:30起床。快晴。湿度は55%。
心地よく目覚めることができた。


今日は予定が何もない。
昨日の面接で、先にはもう面接の予定はなくなったため、一息つける、、、

と言いたいのだが、3月1日の就活解禁日を皮切りに、
あらゆる企業が「選考開始!」とはやし立ててくる。

しかも口を揃えて「3月10日が一次締め切りです」と言う。
もちろん二次でも三次でも参加はできるが、
早ければ早いほど採用率は高い。

そのため急いでES(エントリーシート)やらWebテストやらをしなければならないのだ。


しかも大企業であればあるほどESの質問の難易度は高い。
「記念受験」のように適当な気持ちで受ける人数を減らすために難しくしているのだろうが、こちらとしてはたまったもんじゃない。

午前中に1社のESを書き終えて提出したが、
10日までにESはもう1社、Webテストは2社分受けなければならない。
(ちなみにWebテストも大企業の方が難易度が高い。)


午後にWebテストを一つ受けたが、続けて受ける気には到底なれない。
というか、受けても結果は散々だろう。

時間をかけて解けるのなら、2つでも3つでも良いのだが、
短時間で大量の問題を解くというプレッシャーのかかる環境ではエネルギーを大量に消費する。

終わった後は、運動したわけでもないのにぐったりしてしまう。


最近は作業の合間に、ネットサーフィンではなく読書をするようにしている。

ネットサーフィンでは疲れが溜まる一方であるが、読書に集中すればかなり疲れが軽減される。


今日読み終わったのは、森見登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」。
映画にもなっている名作だそう。

ネタバレを避けるためと面倒なため、あらすじ等は書かないが、
森見さんの文章はこんなに美しかったのか」と感じた。

これまで「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」などの作品は読んでいたが、正直苦手であった。

理屈をこねるだけで行動しない男主人公に、人の心を弄ぶヒロイン、
更には子供という見た目を使って意地悪をする野郎など、苦手な要素がふんだんにあった。

そのため文章技法には面白みを感じながらも、どうにもお気に入りの小説とは言い難かった。

しかし今回の作品は、主人公が子供である。
それも、とても勇敢で賢い。

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。

冒頭のこの文章だけでも、その賢さが滲み出ている。

確かに意地悪をするキャラクターも存在するが、他の作品に比べると存在感は薄い。


そういった理由から、この作品は今まで以上に森見さんの文章に集中して読むことができた。


この文章は、表現の語彙力が豊かでありながら、非常に繊細な雰囲気があった。
そのために、『大人びている純粋な子供」』の心情を非常に巧みに表現していた。

今ならこの「ペンギン・ハイウェイ」がkindle unlimitedで無料で読める。
また、AmazonPrimeVideoでは映画を見ることができる。

おすすめの作品なので、是非とも読んでみてほしい。

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