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「なんで?」の答え。 後編

こんばんは!
コンビニやらスーパーから突如としてツリーが消えて、年の瀬を感じると共に、クリスマスグッズの命の儚さにちょっと切なさを覚えています。中窪です。


【二つ目】 ザワつきのはじまり

前回に引き続き、わたしを楢葉町に吸い寄せる「二つの興味」について綴っていきます。
一つ目は優しくも頑固な女将自身への興味でしたが、今回は二つ目の「わたしの中に生まれ続けるザワつき」への興味について。
最初に来てから現在進行系で、胸のザワザワはとどまることを知りません。

ではでは、今週の担当分のラスト記事になりますので、ちょっとでも読んで頂ければ幸いです。


18歳、戸惑う。

もしかすると一部のお客様は共感してくださるかもしれないのですが、初めて結のはじまりのバイトに来て、店の扉を開けたときの戸惑いを、わたしは今でも鮮明に思い出します。

お店の名前に小料理屋、と書いてあるもんだから、てっきりこう、なんというか、全体的にはあたたかい木!って感じのお店に、カウンターから女将がいて、お料理を出す…みたいな、ぼんやりとしたイメージを持っていたんです。
木戸駅に引き続き、扉を開けたらところがどっこい。

(内装は完全にスナックじゃん!!!!!!!!!!)


いちばん最初にアルバイトに来た当時は18歳。
そこそこ箱入りに育てられてきた上に初めての一人での遠出だったもので、最初はかなり戸惑いました。
スナックというものに対する偏見が、当時のわたしには確実にあったからなんですよね。


カウンター越しに突きつけられる、静かな問い。

だけど実際に接客(基本はカウンターで洗い物しながら注文をとったり喋るだけ)をしてみると、来るお客様はほんとうに様々。

たしかに、わたしが内装を見て想像したような、少々デリカシーに欠けた方も一定数いらっしゃるんですが、その一方で「結のはじまり」という名前とその元のコンセプトの通り、その場での異質な個人同士の交流を心地よく楽しんでいる方々も大勢いて。
さらに言えば、前者の方々もそういった面から離れると、尊敬する部分のある大人であったりして。
(この話題については長くなるので、また別の機会に触れたいと思います)

この両者のギャップに、今まで学校の先生と両親以外の大人たちとまともにコミュニケーションを取った経験の無かったわたしの心は、これでもかってくらいザワザワしておりました。

それは、
「これは問題だ、解決しなきゃ」とか、「正しくない、良くない」といった類のザワつきではなくて、
「今目の前にある現象に対して、わたしはどう向き合って、どういう立場を取って行くのか?」
という問いを、強い実感をもって突きつけられたことへのザワつき。

営業が再開して今もなお、答えは模索中の問いですが、このインターンが終わる頃に「一旦のわたしの答え」みたいなものを明確にできれば、なんて考えております。

本日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。みなさま、寒いのであったかくして寝てください。


【本日のいちまい】

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東京に住む友人がサンタさんになってくれたので、一日遅れですてきなプレゼントを受け取りました。
 "遠くから届く" って、なぜだか妙に嬉しいものですね。

浜通りの魚をいただきます