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朝活古典:講孟箚記

「本を読みなさい!」と親や教師にうるさく言われた経験はありませんか?

なぜ本を読むのか?を教わらないのに、あまりにも口うるさく言われるから、漫画を読んで「読書してま〜す」と歯向かう光景は、今でもあるのでしょうか。

さて、吉田松陰は、「なぜ読書をするのか?」という質問について、「正しい生き方を知るため」と説いています。

でも、なぜ正しい生き方をするために、読書が必要なのでしょうか?

僕は、人によって合う生き方・合わない生き方があり、それに気づくには読書の力が必要だからだと思います。

ある人は、冒険系の小説を読んで、主人公のカッコよさに惹かれ、人を助ける人になりたいと志すかもしれません。

ある人は、デザインの本を読んで、言語の壁がなくなるようなグラフィックデザインを作りたくなるかもしれません。

国語や算数のような基礎教育は生きていく上で必要です。

しかし、基礎教育だけで、「ラーメン屋さんになりたい!」とはなりませんよね。

つまり、各個人の適所を見つけるため、読書をして正しい生き方を見つけようということだと思います。

逆に、他人から強要された生き方は、自分を苦しませます。

あるニュースでは、子が難関大学に合格することが幸せだと信じた親が、子を何年も留年させ難関大学へ入学させ、恨みが溜まった子に親が殺されてしまう事件がありました。


夢を見るなと言う表現があります。

しかし、夢(なりたい姿)ができることで、自分の生き方が確立するのではないでしょうか?

「授業だけでは開かない才能の花を、読書が開かせてくれるんだよ」と教われば、もっと早くから本を読んでいたのかな?と今では思います。

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