ゲリラレストランをやりたい
わたしは静岡県の沼津市というところに住んでいます。
高校生までを過ごしたこの街へは、約5年前にUターンしました。
それまでは、東京の大学や専門学校へ通ったり、働いたり、神奈川で6ヶ月間だけのお店をやったりしました。
紆余曲折ありながら帰ってきましたが、その時に迎えてくれたのは広めの駐車場や道路。綺麗に植えられた田んぼや寛大な富士山。少し車を走らせれば澄んだ水辺、かと思えば山の鮮やかな緑や風の音。
ありがちだけど、疲れたココロはじわりじわりと癒されたし、無性に感動したのを覚えています。
そんな景色に感激して写真を撮っていると、家族からは「どこの観光客だ」と笑われました(笑)
当時は、その景色に価値を感じたのです。
それが今はというと、「綺麗だな」とは思うのだけれど、こちら側に住み続けてしまうとやっぱり物足りない。人間て、正直なほどに無い物ねだりなんですね〜。
都会の光の多さはやっぱり好きだし、好みのセンスのお店もたくさん。
「洒落た味だな〜、かっこいい盛り付けだなぁ〜、初めての食感!」
そんな風に驚きに出会える確率は高いです。
それは当たり前ですよね。だって、日本の中心地。むしろ、そこに驚きがなければこの国は終わりです(笑)
ただ、何だか悔しくてならないのです。こちらにも素晴らしい景色があるのに、刺激が足りないと思ってしまうことが。かと言って、都会に出ても突出して面白いものがあるわけではないとも思います。
結局、自分でつくる側に回らなければ面白さは何分の1かに減ってしまうのだと思います。
その悔しさをバネに思いついたのが・・・
いつも同じ場所、同じメニューではなくて、
ロケーション込みで楽しめる一度限りのメニューを食べれるレストラン。
映画のセットのように、何もないところにレストランが出現したら、さぞかし楽しいじゃないか!と思うのです。
例えば、田んぼのあぜ道や茶畑、海辺や美術館の展示室もいいなぁ。
そのロケーションから連想する料理を出すレストラン。
長〜いテーブルをみんなで囲んだり。
前菜からメイン、デザートを少し離れたテーブルに配置して、お散歩をしながらディナーを愉しむとか。
花や絵、音楽があるとより一層、食事は愉しいものだから、いろんなアーティストさんと一緒にロケーションを彩って。
そうして、ゲストの柔らかい笑顔が広がったらどんなに幸せだろう。
何もない場所に、驚きと至福の時を置いて、また次の場所に届けに行く。県外はもちろん、いずれは海外にだって行ってしまいたい。
まるでサーカスみたいなゲリラレストランです。
まだ頭の中にイメージがあるだけで、企画としては現実味が薄いけれど、やりたいなぁ。
この夢、どなたか一緒に叶えませんか?
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Live, Love, Laugh, and Be..."HAPPY"
2019.09.16
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