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市本・みんなの読書会vol.10開催レポート

2024/1/28(日)18:00~20:00
カフェ ワニシャン
テーマ「未来に残したい本」
ファシリテーター:スエナガ アリサ


● はじめに

「市本・みんなの読書会」として十回目の開催となりました。この読書会の成り立ちなどについてはこちらの記事をご覧ください。

簡易的なレポートとなりますので、イベントの雰囲気を詳しく知りたいという方は第一回目のレポートをご覧くださいませ。

● ファシリテーター スエナガさんが選んだ本

『子どもと本』
松岡 享子(著) 岩波書店
『子ども文庫の100年 子どもと本をつなぐ人びと』
高橋 樹一郎(著) みすず書房

ご紹介の時間はありませんでしたが、こちらの本も選んでいただきました。
『デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来』
バトラー後藤裕子(著) 筑摩書房
『ハイテク企業のトップは、なぜ、わが子からスマホを遠ざけるのか 学校図書館の使命と可能性』
渡辺鋭氣(著) 評論社

 ● ご参加の皆さんが選んだ本

『エルマーのぼうけん』
ルース・スタイルス・ガネット(作) ルース・クリスマン・ガネット(絵)
わたなべ しげお(訳) 子どもの本研究会(編集) 福音館書店
『ずーっとずっとだいすきだよ』
ハンス・ウィルヘルム(絵と文) 久山 太市(訳) 評論社
『タイムマシン』
H.G.ウェルズ (作) 雨沢 泰(訳) 偕成社
『朝の少女』
マイケル・ドリス(著) 灰谷 健次郎(訳) 新潮社
『話術』
徳川夢声(著) 新潮社
『ランジェリー・ブルース』
ツルリンゴスター(著) KADOKAWA

● レポート

今回は少人数での開催だったので、じっくりとお話を伺うことができました。自己紹介では最近買った本についても一言ご紹介いただきましたが、今後のテーマにしたくなるくらい皆さんの買っている本が多種多様!とっても面白かったです。

ファシリテーターのスエナガさんから今の中学生がどんな本を読んでいるかや、今の子どもたちにとっての「読書」って何なのかというお話があり、これがなかなか衝撃的な内容でびっくりしました…。ご参加いただいた皆さんの未来に残したい本とその理由も様々で、どれも頷いてしまうものばかり。

大人も子どもも忙しく余裕のない社会になってしまっているなかで、本当に力のある作品をどう残していくのか。ほんの小さなこの読書会でもできることはないかと考えてしまいます。
というわけで、今回は読書会後の30分ほどの交流タイムを今後の活動についてご参加のみなさんと一緒に考える秘密会議(^^)にさせていただきました。
さっそく動き出している企画もありますので、今後SNS等で告知できればと思います。

● おわりに

いつも会場としてお世話になっているワニシャンのスタッフさんにも「未来に残したい本」を選んでいただきましたので、そのなかから一冊ご紹介です。

『ほん』
デイビッド・マイルズ(作) ナタリー・フープス(絵)
上田勢子・堀切リエ(訳) 子どもの未来社

絵を眺めているだけでもどんどん想像の世界へ旅立っていける、自由な「ほん」を体感できる作品です。最近ちょっと頭が固くなってるな~と思ったら、この「ほん」に帰ってみると良いかもしれません。

読書会について最新情報はXやInstagramでお知らせしますので、ぜひフォローをお願いいたします。
X:@mindoku_ichibon
Instagram:@mindoku_ichibon

● 今後のイベント

市本・みんなの読書会vol.11「私的2023年ベスト本」
2024/2/10(土)17:45~20:15
詳しくはこちら

お手紙読書会「ふみばこ」
2024/2/24(土)13:00~16:00
市川市中央図書館 特集展示コーナー前
詳しくはこちら
お手紙の交換方法について詳細はこちら

開催中:メゾン・イチボン(展示)
2024/1/5(金)~3/29(金)
市川市中央図書館 SDGsコーナー奥(AV7棚)
読書会に集まった本を中央図書館で展示します。
詳しくはこちら

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