マインドフルネスの講師になるということとは?

2021年5月より、Institute for Mindfulness-Based Approches(IMA本拠地ドイツ)と提携し、日本国内で初となるマインドフルネスストレス低減法の講師養成プログラムを実施いたします。今回は、IMAの創始者、リンダ氏による「マインドフルネス講師になるということとは」についてのインタビューです。

(翻訳)

【マインドフルネスの講師になるということはどういうことでしょうか?】

これは、とても興味深い質問で同時に複雑で誤解されやすい質問です。
ここでは、マインドフルネスの講師になるために大事だと 思うことをお伝えしたいと思います。

結論から言うと、自分自身のマインドフルネスの練習、 実践がポイントになります。自分が講師として他の人にマインドフルネスを教えたいのであれば自分自身がマインドフルネスの練習に取り組むことが 必要不可欠なことです。
どのような意味かと言うと、もちろん家で、自分で行う 練習も大切なのですが、本当により深く 入っていきたいのであればそれだけでは十分ではありません。まずは、自分の実践について指導を受けられる機会を 持つことが必要です。

定期的にリトリートに 参加できるようにすることもとても大事なことです。
ここで定期的にというのは、少なくとも1年に1回は行くべきであるということです。
多くの講師協会では 1年に1回は5日間のサイレントリトリートに 参加することを求めています。
中には2年に1回でよいという ところもあるかもしれません。

私が考えるに、自分自身の マインドフルネスを深めることを心に決め、 取り組むことが、マインドフルネス講師として 一人前になるために重要なことです。

ここで指導というとき、自分の練習をサポート してくれるよう導いてくれる、正式な指導資格を持つ 経験豊かな人にお願いをすることがとても重要なことです。明確な理解を求めて真摯に 取り組んでも、道に迷ったり、自分の見方にはまり込んでしまったり することはよくあることです。それなので、経験豊かな人から 練習について指導を受けることはとても助けになることで、 同時に定期的に練習を行うことを自分に約束することは重要な ことであると考えます。

残念ながら、マインドフルネスの練習は簡単なことのように見えてしまいます。すばらしい書籍やアプリも 次々と出てきています。
しかし、すぐに気がつくと思いますが、本当に自分で決意をもって 指導を受けながら熱心に練習に取り組む人と、マインドフルネスを単なる テクニックとして利用する人には大きな違いがあります。

マインドフルネスは 単なるテクニックではありません。
生き方そのものです。
確かにマインドフルネスには いくつかワークがありますが、これらはそれ自体が マインドフルネスなのではなく、マインドフルな生き方を 理解していくための助けとして利用するものにすぎません。

これは、誰でも始めることができます。
その道を歩んでいこうという 覚悟を決めるならば、マインドフルネスは、単純なようで実のところ簡単ではありませんが、喜びに満ちており、深淵で、物事を変える力を持っているものです。
私もそのようにして ここまで歩んできました。

何かを知ることは一つです。
本当にマインドフルネスを体現し、 マインドフルに生きる、これには時間、決意、 練習が必要であり、さらにはマインドフルネス講師になるための倫理的実践の大きな部分を 占めることあります。

自分の知らないことを 教えることができるでしょうか?
そして、私はマインドフルネスを 自分自身の人生の中で体現していくことに決意を持って 取り組んでいく人であれば誰でも、サポートをしていきたいと 思っています。

一歩一歩、着実に。

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01_マインドフルネスとは
02_マインドフルネスの講師になるということとは?
03_IMAによるマインドフルネスストレス低減法(MBSR)のトレーニングの特長
04_Institute for Mindfulness-Based Approachについて

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International Mindfulness Center Japan ウェブサイト

2020年6月30日(予定)よりOnline MBSR 8 weekコースを開講します。お問合せ、詳細はこちらからご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございます。一緒にマインドフルネスを深めていきましょう。お気軽にご連絡下さい!