IMAによるマインドフルネスストレス低減法（MBSR）のトレーニングの特長

2021年5月より、Institute for Mindfulness-Based Approches（IMA本拠地ドイツ）と提携し、日本国内で初となるマインドフルネスストレス低減法の講師養成プログラムを実施いたします。今回は、IMAの創始者、リンダ氏による「IMAによるマインドフルネスストレス低減法（MBSR）のトレーニングの特長」についてのインタビューです。

（翻訳）

The Institute for Mindfulness-Based Approaches （IMA）でトレーニングを受けることの特長は何でしょうか。

はい、私たちIMAでトレーニングを受けるもっとも大きなメリットの一つは、講師陣の質の高さです。
講師の多くは15～20年に渡りマインドフルネスストレス低減法（MBSR）を指導してきた経験があります。彼らはそれぞれの分野で高い専門性も持ち、医療、教育、心理療法、社会プログラム等の分野でマインドフルネスをベースにした取り組み、特にMBSRを、実践レベルで用いてきた豊富な経験を有しています。
もう一つのポイントは、講師の多くが、それぞれの文脈に根ざしたマインドフルネスの実践に、非常に深くコミットしていることです。
仏教の実践やその他の瞑想的な生活、実践への深いコミットメントの元で15～20年の練習を積んでいます。

また、私たちはMBSRやそのほかのマインドフルネスベースのアプローチが社会を変える力となるよう、それらを倫理的な方法で伝えていくことに強い意欲を持っています。
言い換えると、人が自分自身だけに対してだけではなく、生命、環境、人間としてどうあるべきか、といったことに対する自らの責任を自覚することで、マインドフルネスが健康や福祉の分野で助けになり、「マインドフルな人生」を人々が送る手助けをすることに関わっていきたいと思っています。

もう一つ、講師養成に取り組むにあたっての非常に実務的なことを強調しておきたいと思います。
私自身、50年間、マインドフルネスを教えてきました。
私は最初に学校の教師として経験を積みました。ここで言えることは、
教える実践を通じて教えることをより深く学ぶことができるということです。理論的な側面は重要ですが、それだけでは教壇の前に立つ時には十分ではありません。自分自身の実践が教えるスキルを高めることにもなるのです。

例えば、インクワイアリー（クラスでの問答）をどのように扱うか。生徒が自分自身の体験に興味を持つためにどのようなサポートをするか。こういったことをプログラムの中で重要なものとして取り扱います。

私たちはスーパービジョン（個別指導）を早い時期に取り入れました。
他の団体に先駆けて導入したのは、教え方について経験豊かな講師から個別に指導を受けることは、講師トレーニングを受講する人にとって大変重要であると感じたからです。

また、受講者がトレーニングを受けている期間、受講者間で強力な人間関係が形成されるようなサポートも行います。
私たちは、トレーニング受講者が他の受講者からのサポートがあると感じられ、かつ私たちIMAのスタッフからの指導も十分であると感じられるよう、お互いのコミュニケーションの中で指導をしっかりと受けられるプログラムになるように設計しました。
私たちがトレーニングを提供している国々でマインドフルネスとMBSRが発展していくよう、強力にサポートしています。
私たちは、その国出身の講師を育て、先々は彼ら/彼女らが十分な経験を積み、より多くの講師養成プログラムを引き継いでいけるよう、取り組んできました。そのため、多くの国では、すでに半分近くの講師はその国の出身者になっています。私たちは、他の機関がそうするよりずっと前から、その国の言葉でトレーニングを行うことに強くこだわってきました。私たちはトレーニングを提供している国で、その国の言葉でトレーニングを行うようにしてきたのです。

私たちは、クラスを小さい規模に保つようにしています。
MBSRのクラスを30名以下とすることにこだわってきました。ご覧いただければわかると思いますが、他のプログラムではもっと多くの人数で行っているところがあります。
さらに、私たちは、トレーニングは最初から最後まで同じメンバーで受講するべきだと思っています。そうすることで、トレーニング期間、同じ受講者と一緒であり、コミュニティとして成長することができ、プログラムが終わった後も、それは自分にとっての財産となります。

同時に、私たちは幅広い講師をそろえています。
講師養成プログラムでは、期間中に少なくとも６名の講師から学ぶことになります。そうすることで、MBSRの様々な教え方を体験することができ、またそれぞれの講師のもつ異なる雰囲気にも接することができます。

私達のプログラムは皆さんのお役に立つものと思います。ですから、是非みなさんと共有できれば思っています。
そして、みなさんにインスピレーションを与えるだけでなく、それに加えて平穏さや平静さが育つよう、マインドフルネスを世界に広めていくために尽力していきたいと思います。

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01_マインドフルネスとは
02_マインドフルネスの講師になるということとは？
03_IMAによるマインドフルネスストレス低減法（MBSR）のトレーニングの特長
04_Institute for Mindfulness-Based Approachについて

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International Mindfulness Center Japan　ウェブサイト

2020年6月30日（予定）よりOnline MBSR 8 weekコースを開講します。お問合せ、詳細はこちらからご覧ください。