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レポート第8回レタスマインドフルネスワークショップ1

2019年5月6日、第8回レタスマインドフルネスワークショップが開催されました。
今回のテーマは「マインドと能力の相関」(坂井)、「こだわりが作る足枷」(大友)です。
まずは坂井講師のお話からですが、今回もちょっと文章にしづらい不規則発言があったり、質問に応じて話が飛んだり、少人数の気安さで参加者とのフリートークになったりして、かなり要約されたレポートになっています。ご了承ください。

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「マインドと能力の相関」 坂井洋介

一人の中に心理的な要素、あるいは考えがいくつもある、という状態がごく普通にありますね。
例えばあなたが神経質でありながら忘れっぽい人であり、ある所では親切だがある所では冷酷な判断を示す、ということがありえます。
また例えば電車に乗っていて、今日の仕事の段取りを考えつつも、明日の約束のことを考え、昨日家族と交わした会話を思い出す。そういう経験は誰にでもあると思います。

そういう時に、「視点を当てた部分が大きくなる」という法則があります。

スポットライトを当てられた人物が注目を浴びるように、自分が自分の内面において注目する部分が増大します。
明日の約束が気になって何度も考えれば、そのことについて考えている時間は当然長くなります。
「自分は神経質だ」といつも思っていると、神経質な行動が増え、「神経質」という性質は増大します。

当然、ポジティブなところに視点を当てると自分のポジティブな性質が増大するし、ネガティブな部分についても同じことです。
そうであれば、自分でそうでありたい、そうなりたいと思っている性質に視点を当て続ければ、その性質を強めることができるでしょう。

だから、ここで注意すべきなのは、結論として同じことであっても、極力ポジティブな言葉を使うということです。
ネガティブな言葉を使うと、ネガティブなイメージをくりかえし想起することになってしまいます。
考え事をするときに「どうやったら××(ダメなところ)がなくなるの?」と考えるより、「どうやったら○○(良いところ)になるの?」と考えた方がいいでしょう。

例)×「どうやったら忘れ物をしなくなるんだろう」
→○「どうやったら必要なものを覚えていられるだろう」
×「どうやったらイライラしなくなるのかな」
→○「どうやったら余裕をもっていられるのかな」

慣れないとポジティブなフレーズに言い換えしてゆくのは難しいと感じるかもしれませんが、そこは努力です。
自分が無意識に頭の中でやっている自問自答を意識化し、言い換えをしていってください。
いつも繰り返し考えている内容に、マインドフルになってください。

(続きます)

生きとし生けるものが幸せでありますように。