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「Doing(すること)モード」と「Being(あること)モード」

DoingとBeingの違いは、以前よく聞かれていたと思います。

Doingは行動することに力点が置かれ、
Beingは存在することに力点が置かれます。

「Doing(すること)モード」と「Being(あること)モード」は、
心の働き方や日常のアプローチを説明するためによく使われる概念です。

とかく世の中は、Doingが強調されるのではないでしょうか。
行動、行動、行動!
どれだけ動いたか、が問題とされる世の中です。

でも、Doingばかりやっていると、間もなくバランスが崩れてきます。

神経系に例えれば、こうなります。

Doingは、交感神経
Beingは、副交感神経

結論を言えば、どちらも重要です。

それぞれの意味と担っている役割が違う、ということです。

Doingばかりやろうとすると、交感神経ばかりが活性化されます。
心と身体がもちません。

これらのモードは、
マインドフルネスの文脈で取り上げられることが多く、
それぞれ異なる心の状態や行動のスタイルを表しています。

DoingとBeingはそれぞれ多様な意味があります。

DoingとBeingのそれぞれの意味と効果について説明します。


Doing(すること)モード

意味
Doingモードは、何かを達成するために活動的に動き、
目標に向かって行動する心の状態です。

多くの場合、このモードは問題解決や計画、評価、判断などの思考を伴います。

私たちは、何かを成し遂げたり、改善したり、解決したりするために、
Doingモードを使っています。

効果

  • メリット
    Doingモードは、仕事や学業、家事、日常のタスクなど、
    目標を達成するために非常に効果的です。
    また、問題に直面したときに、これを解決するための方法を考えるのに役立ちます。

  • デメリット
    ただし、Doingモードに長くとどまりすぎると、交感神経が爆上がりになります。

ストレスや不安、疲労感を感じやすくなります。

とくに、解決が難しい問題や、目標が達成できないときに、
このモードは逆にストレスを増幅させることがあります。

そういうときは、Beingモードの出番です。

Being(あること)モード

意味
Beingモードは、「今この瞬間」に存在し、
特定の目標や成果を求めるのではなく、
ただ存在している状態を受け入れる心の状態です。

つまり、Beingモードは、マインドフルネスの状態にあると言えます。

このモードでは、目標達成や問題解決に集中するのではなく、
リラックスし、物事をそのまま受け入れ、気づきを深めることが重視されます。

効果

  • メリット
    Beingモードは、リラクゼーションやストレス解消、
    心の平穏をもたらす効果があります。

このモードに入ることで、心身のバランスが整い、
幸福感が増します。

また、自己受容や自分自身への優しさを育むのに役立ちます。

  • デメリット
    一方で、Beingモードは積極的に問題を解決したり、
    目標を達成したりする際には適していません。

そのため、日常生活ではDoingモードとのバランスが重要です。

まとめ

DoingとBeingについて簡単にまとめると、以下のようになります。

  • Doingモード
    問題解決や目標達成のために積極的に動く状態。効果的だが、ストレスを感じやすい。

  • Beingモード
    「今ここ」に存在し、リラックスして物事を受け入れる状態です。
    心の平穏や自己受容をもたらすモードです。

DoingとBeingのモードは、どちらも必要であり、
日常生活の中でバランスよく使い分けることが重要です。

Doingモードで達成感を得る一方で、
Beingモードで心の健康を保つことが、
より充実した生活を送る鍵となりましょう。

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