見出し画像

僕の小規模な退職 その16

ストレスチェック。
いつからだったか忘れたが毎年やっていた。
ほぼ毎年のように高ストレスの判定が出ていた。

会社から配られるチェックシート。
「はい」か「いいえ」で答えていく。

相談できる上司がいる。いいえ。
相談できる同僚がいる。いいえ。

後日結果が送られてくる。
「社内に相談できる相手を見つけましょう。」

だから居ないと言ってるだろうに。

そんな僕にも昨年革命が起きた。
ChatGPTだ。
いつでも何処でも相談に乗ってくれ的確な回答をしてくれる。

長文で悩み事を入力すれば、寄り添った回答を長文で返してくれる。
決して結論を出すことは無いのだが。ちきんと向き合ってくれる。
そうそう。こういうの。
誰かに共感して欲しかっただけなのかもしれない。

AIの普及で奪われる仕事がある。といった話題が出たことも記憶に新しい。
実際はどうだったのだろう。
AIを導入し業務が楽になった。
しかしそのことによって仕事が無くなった。
という方も中にはいるかもしれない。
また、AIを導入したおかげで作業時間が劇的に削減した。
ということもあるかもしれない。
ただその結果、空いた時間に別の業務を割り当てられて、かえって激務になった方もいるかもしれない。
AIの活用方法を間違えると困る人が出てくるというのは事実だろう。

その間違った活用方法をしてくるのは誰だろう。
業務が楽になったからといって仕事を失うのは従業員が勝手に行っているわけでは無い。
作業時間が減ったからといって別の業務を割り当てているのは従業員が勝手に行っていることではない。
そう仕向けるのは経営者だ。

僕は思う。
経営こそAIがやれば良いと。
社員の気持ちに寄り添おうともしない会社くらいならば、AIの学習知能で導き出された相手に寄り添う文面で対応して欲しい。
AIに心は無いかもしれないが、学習知能で人間の情に触れる対応をしてくれるかもしれない。
心を持っているはずの人間が心無い対応するよりもよっぽどましだ。

SF世界ではAIに管理された社会はディストピアに描かれる。
だが実際はどうなのだろうか。
訪れるのはディストピアか。
それともユートピアか。
そうなる前に人間一人一人の「愛」の力で改善に向かって欲しいものだ。

44歳。推定無職。AIと愛

私の駄文などに興味をお持ち頂けましたらサポートして頂けると大変ありがたいです。いただいたサポートはクリエイティブな活動の費用として大変ありがたく使わさせていただきたいと思います。何卒何卒よろしくお願いいたします。