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凹凸ちゃんの親の使命の話。


我が家の長女は、感覚が少し過敏気味。発達の凹凸は幅広いようだが、我が子もこの一部に入ってくるようだ。


長女の過敏なところは、耳と肌。
大きな音がすると予測される場合(工事現場の近くを通るとき、電車がくるとき、弟が大泣きをしそうな場面など)、耳を塞いでいる。
また、肌に関しては、靴下やズボンを裏返さないと履けない。継ぎ目が肌に触れると嫌悪感を抱くようだ。他にも髪を結ぶのは嫌、塗り薬や糊のベタベタも嫌など、色々な面で過敏なことがある。

靴下が嫌、ズボンが嫌は、外へ出るにも時間が掛かる要因になり、多少生活に支障がでるなと感じていた。これは、元々肌が弱いこともあり(湿疹が常にどこかしらにあり薬が手放せない)、このことが要因と考えていた。

そのため、もっと良い肌ケアがないか小児科へ聞いてみたところ、肌の弱さというより『感覚過敏』であるのではとの話が出た。そんなこととは考えてもみなかったため、なるほどと思った。


それから感覚過敏について調べたり、専門の先生とお話をしたりする中で、やはり我が子には感覚過敏が当てはまるということを知った。


専門の先生との話の中で、親であっても、子供とは別人。子供の感覚は想像しきれない。だから、子供の感覚を『情報』などから知り、社会的許容の範囲内でその『嫌』の感覚を取り除くことが必要だということを理解した。

『普通』にズボンや靴下が履ける子からすると少し手間がかかったり、子供自身がお友達から「なんで裏返しに履いてるの?」と指摘されて、ちょっと心がざわつくこともあったり、これからいろいろ付き合っていくことがありそう。


だけれど、だからこそ、その子に長けていることが見えてくることでもある。


専門の先生曰く、『耳と肌の敏感さんは、細かなことが得意だったり、絶対音感の人がいたり、人の心を読むのが得意でコミュニケーション能力が高い子も多い』とのこと。


マイナスなことばかりに目を向けず、『だからこそ、この部分はこの子のプラスなところなんだ!』ということに気づくことが大事なのだと気がついた。


人は誰1人同じ人なんていないから、それぞれに個性がある。それが、世の中的に『発達の凹凸』と言われるようなことであり、世の中の『普通』からすると、生活するのに少し大変な場面が多くあるかもしれない。けれども、明らかに『凹凸』があるということは、明らかな『個性』があるということで、その子の「特性」を見つけるチャンスでもあると思う。


親になって、子供の個性を知ったことで、親としての使命というものを少し考えることができた。

凹凸ちゃんの親の使命という話。

マイナスな考えが少しでもプラスになれば…

Mina🌱

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