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幼少期の呪いを解く、好きなものは好きでいいのだ

こんばんは。みなもとなこです。

W杯、日本勝ちましたね!
悪い夢で飛び起きて、たまたま後半の最初からテレビで観れました。
サッカーはほとんど知識がないので、観ても盛り上がれないかもと思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした。

後半のゴールシーンをしっかりと見て、勝つ瞬間をリアルタイムで目撃できたのは、とっても嬉しかったです。

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わたしは音楽ドラマ映画アニメ漫画美容にインテリアなどなど、好きなものが多いです。でもそういう自分に気が付いたのは、本当に最近のことです。

それまでのわたしは、何に対してもぐっと熱中してハマることはありませんでした。好きなものは好き、と言える環境がなかったからです。

わたしの好きよりも、母が気に入るかどうかを気にして生きていたなと思いました。
何かを好きと思っても、母が嫌いであれば、それは好きでいてはいけないものだと思っていたのです。

音楽で言えば、小さいころ、aikoの桜の時という曲が大好きでした。
でも、それを話したときに「お母さんはaiko好きじゃない」と言われたことをすごく覚えています。
たぶんそこからわたしは呪いにかかったのだと思います。

邦楽よりも洋楽派、女性アーティストよりも男性アーティスト派の母だったので、それに似たようなものが好きな時だけ「スキ」と声に出すことができました。

他にもアニメなどのサブカルチャー的なものは見られなかったし、ゴリゴリの恋愛ドラマも観るのがはばかられました。なんとなく興味がないですよ、という雰囲気を装っていないと、ダメだと思っていたのです。

だから、ずっと○○のファンです、と言えるものがありませんでした。
同年代がはまっていたモー娘。やジャニーズや俳優さんなど、どれも夢中になれませんでした。

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一人暮らしを初めて、ある程度お金に余裕ができてから、一気にタガが外れました。

わたしが好きなものは好きでいいんだ、と自然と思考が変わりました。

テレビで何をみても、どんな音楽を聴いても、どんな俳優さんが好きでも、だれにも何も言われない。それが当たり前だとやっと気が付けたのです。

誰かと全く同じものを好きになることなんて、ほとんどありえないのに、どうして「そうであるべき」と思ってしまっていたのか。
親と離れたことで、呪いが1つ溶けたような気がしました。

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今はいろんなものが好きです。
音楽もいろんなジャンルを楽しめるし、アニメもどっぷりはまったり、漫画の大人買いだってできます。ラブロマンスの映画で思いっきり泣いたり、ゲームをしてみたり、いろんなコスメを試したり、自分好みのインテリアで好きな部屋にできます。

好きに囲まれることがこんなにも楽しいとやっと気づけました。
そしてなにより、好きなものが増えていく今の自分のことを気に入っています。

好きなものは好きでいい、こんなにも当たり前の感覚を20代後半でやっと実感できました。
誰に何を言われても、好きな感覚は自分だけのものです。
それを大事にしていいんです。

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
週末ですね。楽しみましょう~!



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