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グルテンフリーへの道(番外編)

おしゃぶり昆布には気をつけよう

グルテンフリー生活を始めた私は、お菓子を控えるためにおしゃぶり昆布を買いました。大袋で、です。
元々海藻好きだったため、手元に昆布を置いておくと、やたらと食べてしまう。しかも「おしゃぶり昆布」と書いてあるのに、しゃぶることなくメリメリ食べてしまう。
自分自身からダシが出るんじゃないかと思うくらい食べたところで、歯茎に異変を感じました。
右側の一番奥の歯の奥、親知らずがあったあたりの歯茎がものすごく痛い。
最初、ちょっと何かの不具合で腫れちゃったのかな?と思い、放っておいたのだけれど、いつになっても歯茎が痛い。抜いたはずの親知らずがもう一回出てくるんじゃないかと思うほど痛いのです。
いよいよ食事を摂るのにも不便になってきたので、仕方ない、歯医者さんへ行きました。
受付のお姉さんに
「今日はどうされましたか?」
と聞かれて、はぁ、ちょっと歯茎が腫れてしまいまして…
「何か固いものを食べて傷ができたとか、心当たりはありませんか?」
は!そうか、もしや昆布が原因なのか?と思った私は正直に、おしゃぶり昆布を食べまして、もしかして、もしかすると、おしゃぶり昆布で傷がついたかもしれません。
「なるほど」
お姉さんがうっすら笑ったのを私は見逃しませんでした。
お姉さんがカルテ風の用紙に何か書いています。きっと“おしゃぶり昆布で歯茎を傷つけた可能性あり”と、書いたにちがいありません。
その後、診察室に通されると、いつも能面のように無表情な先生(男性)が、今日はいつにもまして無表情な顔でカルテを見ていました。
笑うか?と期待したのですが、無表情なまま椅子を倒されました。
結局私の歯茎はおしゃぶり昆布で傷がついて腫れたところが、既存の右上親知らず(まだ抜いていない)に触れていたいとのこと。
親知らずをうっすら削って歯茎に当たらないように処置して終わりました。
それから私はおしゃぶり昆布から少し遠ざかりました。おせんべいもポテトチップスも、グルテンフリーということに気づいたからです。別にダイエットしているわけじゃなかったのです、私は。


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